8時、起床。
トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『らんまん』。万太郎を「よそ者」とみなす研究室の人間は底辺(学部学生)の方から万太郎を受け入れる方向に変化していくようである。それにしても助教授が植物学とは関係のないところから(コネで)採用された人物であるとはびっくりだ。それでは居心地も悪いだろう。その居心地の悪さを権威(地位)を振りかざすことで発散しているわけだ。図版担当のやはり「よそ者」の元美術教師が万太郎にアドバイスする。「権威には逆らわないことです」
チャイは二階のベランダに出してもらってそこに佇むのが好きなのだが、これから暑くなってくると快適な場所とはいえなくなるだろう。
9時半に家を出て大学へ。
スロープ横のメタセコイヤの並木の下にドクダミが茂っている。
かわいい白い花を咲かせている。
「日常生活の社会学」のレビューシートに金春洙という人の「花」という詩を書いてきてくれた学生がいる。韓国ではよく知られている詩だという。「名前」をめぐっての講義の回だった。
わたしがその名を呼ぶまでは
かれはただ
ひとつの仕草にすぎなかった
わたしがその名を呼んだとき
かれはわたしのもとで
花になった
わたしがその名を呼んだように
わたしのこの色とかおりにふさわしい
だれかわたしの名を呼んでください
その人のもとでわたしも
そのひとの花になりたい
わたしたちはみんな
何かになりたい
あなたはわたしへ わたしはあなたへ
忘れられない ひとつの意味になりたい
2限(10時40分から)の教室へ行く途中、教員ロビーに寄って自販機で水のペットボトルを購入。壁の時計を観たら10時40分だった。あれっ?おかしいな。あと5分あるはずだが。たまたまいらした先生に「あの時計は合ってますか?」と尋ねると、「5分くらい進んでいますね」と答えられた。わざとそうしているのだろうか。
2限は演習「現代人と社交」。今日から学生の発表が始まった。個人発表を3本。
店主にとってのカフェはどのような空間なのか
サードプレイスの始まりと立地について
英会話カフェのサードプレイスとしての可能性
それぞれアプローチの仕方や考察の視点が異なっていて聴きごたえがあった。
演習に関して100分授業になってよかったことは、各報告30分(質疑応答含む)と設定して、10分の余裕があることである。
昼食は研究室でおにぎり2個。食べながら昨日のブログをアップする。
3限は大学院の演習。
授業の後、研究室で学会関係の打ち合わせ。
4時に大学を出て、地下鉄に乗る前に、「カフェゴトー」で一服。ベイクドチーズケーキ(500円)とコーヒー(510円)。
このクオリティで500円というのは、「信じがたい」というのは大げさだとしても、「とても良心的」である。かつては「カフェゴトー」は学生街のカフェとしては高級感があったが(学生には敷居が高かった)、いまは学生街にすっかりなじんでいる。
5時半、帰宅。
レビューシートのチェック。
夕食はシシャモ、大豆とヒジキの煮物、サラダ、味噌汁、ごはん。
食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。俳句コーナーでは4年ぶりに出場した武井壮が75点という高得点で1位となった。お題は「鯖弁当」。
鯖喰ふや係船柱の錆硬し 武井壮
これは玄人っぽい句。山口誓子の名句「夏の河赤き鉄鎖のはし浸る」を想起した。特待生昇格かと思ったが、4年ぶりの出場ということで、もう一回様子を見たいということになった。
薄暑のシンク鯖缶の蓋の反り 村上健志 (句集掲載決定)
朝まだき半夏生鯖匂ふ市 梅沢富美男 (お見事!)
永世名人、特別永世名人の句もさすがだった。
ユーチューブで先日の将棋名人戦第4局の解説を視聴する。挑戦者の藤井(先手)が69手という短手数で勝った将棋だ。名人渡辺の敗因は、38手目の「8八歩打ち」だったようだ。
先手の「七五角打ち」で後手は投了した(5三金と王手を受けても、7三歩成で、飛車が逃げれば6三と金で受けがない)。これで藤井の3勝1敗。残り三局で1勝すればよい計算で、ほぼ決まりだろう。ちなみに第5局は5月31日・6月1日に長野県高山村の「緑霞山宿・藤井荘」で行われる。「藤井荘」ですと!これはちょっと問題ではないかな。他の対局で「渡辺館」とかが使われるならいいけれど・・・、運営側が藤井を応援しているみたいじゃないですか。
オンデマンド授業の収録。39分21秒。毎回、一本は35分から40分の間に収めようと努めている。今日はけっこうギリギリだった。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。