フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月8日(木) 晴れ

2024-02-09 11:20:41 | Weblog

9時、起床。一度、7時に起きて、二度寝して寝坊した。

王将戦第4局二日目は9時開始。菅井の封じ手は予想された通り「4八飛成」だった。藤井、同金。お互い手にした飛車を打ち込める隙はない。後手が2八飛と打ち込めるように見えるが、3八馬と引かれ、2六飛成には2二歩と打たれてしまう。AIは3八馬には同飛と飛車角交換をする手を推奨している。AIは序盤では飛車よりも角の評価値が高いのだ。

チーズトースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の『ブギウギ』。「東京ブギウギ」に歌詞が付いて完成した。ちゃんとしたお披露目は明日だが、彼女の代表作にして戦後復興期を代表する歌である。ところで愛子の世話だが、超売れっ子になる彼女のワンオペは絶対に無理である。今日の話の流れでは羽鳥の妻に頼むというのも難しそうである。もしかしたら「行方知れず」になっているあの下宿屋の夫婦が救世主のように再登場するのではないかしら。「行方知れず」のままでは悲しいではないか。

チャイがベランダに出して欲しそうにしている。

出してやる。

雲一つない晴天よりも、少し雲のある晴天の方が私は好きである。雲が好きだからだ。

盤面は後手が3六歩と打ったところ。同歩はもちろん1九馬と香車を取られる。先手は4七銀と引いて丁寧に受ける。3七歩成、同桂と進む。藤井の「右桂」が動き出した。

午前中のお菓子は二人ともミニ鯛焼き。あずきとカスタード。

後手は馬を1五から2六と移動させての攻めを図る。先手は4六銀と立つ。もし後手が3六歩と桂取りに打ったら、4五桂と跳ねようという手だ。

後手は3六馬と寄って、銀取り。しかし、これは悪手だった。AIの形勢判断が大きく藤井有利に傾く。

藤井が次の手を考慮中に昼食休憩に入る。

藤井はラム肉の炭火焼き、ボルシチ、ライムギパンのセット。

菅井は昨日と同じチェーシュー麺、ミニチャーハン、餃子のセット。

私は弁当を買いに出る。東口に出る古い地下道を使う。

タイムトンネルのようである。

「三州屋本店」などがあった場所に新しい大きなビルが建った。

駅前の横断歩道を渡る。

「鳥久」東口店で特製弁当を買う。

鯛焼きをお八つに買っていく。

再開した対局を観ながらの昼食。けっこうボリュームのある弁当である。

藤井は1六飛と打った。

馬の逃げ場のない後手は2六飛と打つ一手。

同飛、同馬で後手は完全に一手損である。さきほどはこの局面で後手の手番で、3六馬と寄ったのである。しかし、いまはその同じ局面で先手の手番になっている。つまりさきほどの局面で後手は一手パスしたのと同じである。

食後のデザート(私の)は鯛焼き。

局面は進んで、先手が龍を作って2九に引いたところ。どこにも隙のない鉄壁の布陣である。

先手は銀と馬を使って盛り上がっていく。後手はジリ貧(ジリジリと形勢が悪くなっていくこと)である。

藤井のお八つはジンジャエールとオレンジジュース。

菅井は抹茶アイスラテとアイスコーヒー。

局面は進んで、先手が7五金と馬に当てて打ったところ。後手の唯一の勝負手である9五歩、同歩以下の端攻めを封じた手である。「何もさせませんよ」という手である。「心が折れる」という表現があるが、このときの菅井の気持ちがまさにそうであったろう。ここで投了してもおかしくはなった。

これが投了図。2二龍の王手である。これまでの三局はすべて王手をされずに投了した。いわゆる「姿焼き」であった。今回は囲いが崩され、王手をされて投了したから、いくらか戦った感じはする。しかし、藤井の玉は手付かずの城の中にいる。完敗である。

藤井のタイトル戦(挑戦・防衛)20連覇は十五世名人大山康晴の記録(19連覇)を抜いて史上第一位。ちなみに大山が19連覇を達成したのは43歳のときだった。それは大山の全盛期のときだったが、ある意味、その歳で全盛期というのもすごいものである。

局後、大盤解説に集まったファンに挨拶する菅井。この笑顔は立派だ。

夕食は高菜チャーハン、サラダ、味噌汁。

食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。

その後、『となりのナースエイド』第5話(録画)を観る。「ラブコメ」と「サスペンス」が融合せずに、解離している。この違和感が大きい。もう継続視聴はやめようかと思う。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時45分、就寝。