フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月20日(日) 晴れ

2015-12-22 23:47:15 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ(炒り卵、トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

9時前に家を出る。今日から2泊3日の3年ゼミ合宿(於.鴨川セミナーハウス)だ。毎年、12月に実施しているのだが、たいてい2週目か3週目で、今回はうまくセミナーハウスの予約が取れなくて4週目になってしまった。

東京駅南口の高速バス乗り場に10時半に集合し、11時発のバスに乗る。

昼食は、バスがアクアラインを渡る頃、東京駅で購入した崎陽軒の幕の内弁当を食べる。

1時過ぎに高速バスは安房鴨川駅前に到着。そこからタクシーに分乗して鴨川セミナーハウスへ。

部屋割りを決め、各自の部屋で一服。

2時45分から演習スタート。今回の合宿は11月に実施したライフストーリーインタビュー調査のケース報告会である。16ケースで1ケースあたり45分から1時間をかけて行う。

3名が報告。

6時から夕食。宿泊しているのはわれわれのゼミだけで、貸切状態である。

夕食の献立は、ポークジンジャー、スパゲッティナポリタン、野菜、帆立大根、マカロニサラダ、野菜スープ、ご飯。

調理師の方が新しくなり、献立にも変化が出ている気がする。

休憩時間に入浴をして、8時から再開。2名が報告。10時、終了。

本日はここまで。『下町ロケット』の最終回は帰宅してからのお楽しみだ。

12時、就寝。


12月19日(土) 晴れ

2015-12-20 07:44:49 | Weblog

7時半、起床。

朝食はとらず、9時前に家を出て大学へ。

スロープの横ののメタセコイヤの落葉が進んでいる。

木の下を通っているときに、風が吹くと、枯葉が落ちてくる。

10時から現代人間論系の助手の採用面接。

それを終えてから、「たかはし」に昼食を取りに行く。肉豆腐定食を注文。

腹ペコということもあって、甘辛の汁が五臓六腑にしみわたるうまさである。

研究室で昨日学生からもらった(ゼミ論で貸していた本のお礼とのこと)プリッツをかじりながら紅茶を飲む。プリッツは「トムヤンクン味」でけっこう辛い。お茶うけというよりも、酒のつまみだろうか。

雑用を片付けて、大学を出る。

「SKIPA」に寄って一服していく。

アイスチャイを注文。チャイは夏も冬もアイスが好きである。

諸富祥彦『孤独であるためのレッスン』(NHKブックス)は2001年に出た本で、当時読んだものだが、いま新装版を購入して改めて読み返している。来年度の授業で「現代人の孤独と社交」を演習のテーマにすることを考えているので、その参考書として。

「孤独は、決して、避けるべき否定的なものなどではない。孤独は、現代をタフに、しなやかに、かつクリエイティブに生きていくために不可欠の〝積極的な能力〟である。これからの困難な時代を、幸福に生きるために、現代人がトレーニングしてでも身につけるべき新たな〝能力〟である。」(9頁)

これが著者の基本的にスタンスである。

私が考えるに、家族を主要な舞台とした「幸福な物語」が揺らいでいる現在、台頭しつつある新たなタイプの「幸福の物語」は、「仲間のいる幸福」と「孤独である幸福」の2つなのではないだろうか。「仲間のいる幸福」はイメージしやすいだろうが、「孤独である幸福」は注釈がいるだろう。ここでいう孤独は孤立とは違う。他者とのつながりを望んでそれが得られない状態が孤立であるが、孤独は他者とのつながりを(一時的であれ永続的であれ)自らの意志と技法で切断した状態である。いうなれば、「孤独である幸福」は「幸福の物語」の個人化の行きつくところである。

本書には賢人たちの孤独に関する言葉がたくさん引かれている。

「私たちは、すべてが自分のためだけにある。完全に自由になれる、小さな、人目から隠された庵を確保しなければならない。そして、そこでは本当の自由と本質的な退却と孤独とを達成できる」(モンテスキュー『随想録』より)

「あらゆる人間はあらゆる時代と同様に、今でもまだ奴隷と自由人とに分かれている。なぜなら、自分の一日の三分の二を自分のためにもっていない者は奴隷であるから。そのほかの点では、たとえば彼が政治家・役人・学者など何者であろうとしても同じことである」(ニーチェ『人間的あまりに人間的』より)

しかし、本書の一番の特徴は、孤独を「能力」ととらえていることであり、その「能力」を鍛えるための方法論(レッスン)を呈示している点だろう。著者が呈示している「孤独であるための八つの条件」とは次のようなものである。(とくに6と7が社交と孤独をリンクさせる上で重要だろうと私は思う)

 1.「わかり合えない人とは、わかり合えないままでいい」と認める勇気を持て。

 2.あなたが、人間関係について暗に抱いている「歪んだ思い込みやこだわり」に気づけ。

 3.自分の人生で「ほんとうに大切な何か」「どうしても、大切にしたい何か」を見つけること。

 4.「自分は間もなく死ぬ」という厳然たる事実をしっかり見つめよ。絶えず、死の地点から、人生を捕える視点を持て。

 5.自分だけの「たった一つの人生という作品」をどうつくるか、絶えず構想しながら生きよ。そのための想像力を駆使せよ。

 6.さまざまなソーシャルスキルを身につけよ。とりわけ、他人の話を聴く力、他人を認める技術は必要。

 7.ほんの一人か二人でいい。「この人だけは、私を見捨てない。どこかで見守ってくれている」。そう思える人を見つけておくこと。

 8.自分だけは、自分の味方であれ。そのために、「自分を越えた地点から自分を見守るまなざし」を自分の中に育てよ。

蒲田に着いて、「有隣堂」で雑誌を二冊購入。お買いもの券を使う。

夕食は鶏鍋。鶏肉、鶏肉団子、鶏肉餃子が入っている。

 


12月18日(金) 晴れ

2015-12-19 15:15:02 | Weblog

8時、起床。

トースト(リンゴジャム)、サラダ、紅茶の朝食。

昼食は「phono kafe」で。

この時期になると、馴染みの店でいつ「よいお年を」の挨拶をするか、つまり年内最後の訪問になるか、そのタイミングをはかるようになる。「phono kafe」は12月28日(月)までやっているし、自宅から至近距離(徒歩90秒)なので、たぶん28日に「よいお年を」の挨拶をすることになるだろう。

テーブルの上にはクリスマスの飾り。人形もステンドグラスも私が差し上げたものである。

ごはんセットを注文。

ズッキーニ、きのこ、トマトのマリネ(左)  レンコンのさつま揚げ風(手前)

ネギポテトの油揚げ包み

午後から大学へ。

3時からOさんの卒業研究指導。

茶飲み話で「今日からスターウォーズ」が封切りですねという話になる。Oさんはシリーズの大ファンらしい。私が一本も見たことがありませんと答えると、「えっー!」とびっくりしていた。信じられないという顔をしている。007シリーズなら見ているけどね、スペースファンタジーみたいな作品にはそれほど惹かれないんです。

4限・5限はゼミ。

今日はわがゼミのゼミ論提出日。あらかじめ別の教室を確保しておいて、そこでゼミ論提出―受領の儀式を行う。

みんな持ってきたかな?(コースナビにファイルで提出する一方で、プリントアウトしてものを教室に持参)。

は~い、書けました。

何かを隠蔽しようとしている。

「ゼミ論完成の舞い」を踊る。

ゼミ論提出を終え、私が今後の段取りを説明してから、いつもの教室へ。

そこでは3年生が懇親会の準備をして待っていた。

今日の懇親会には来春にゼミの正式なメンバーになることが決まっている2年生(論系ゼミ8期生)も招待してある。

4年ゼミ長のA君が乾杯の挨拶。

 

 

 

 

しばらくの歓談の後、4年生が一人一人スピーチ。これからゼミ論に取り組む3年生へのアドバイスと、これからゼミに入ってくる2年生へのアドバイス。

みんなのスピーチを聞きながら、私は彼らと過ごした2年間を思い出していた。

♪いつのことだが思い出してごらん あんなこと こんなこと あったでしょ・・・

もうじきみなん教室からいなくなる。あとにはポッカリと空洞が残る。その空洞はすぐには埋まらない。早春はいつも憂いの季節だ。

 

 

 

再びのしばらくの歓談の後、2年生の自己紹介。今日は19名中11名が出席。

素朴なというか、下手くそな自己紹介が続く。しかし、いまの4年生も最初はこんなふうだったのである。「初々しい」というのがほめ言葉である時期は短いのだ。そこに安住せず、成長していってほしい。

3年ゼミ長のK君のウェルカムスピーチ。

大役を終えたK君はいつもより大きく見える・・・か?

最後で全員で記念撮影。初々しくピースサインをしているのが2年生。

撮影後、4秒くらいしてから、3年ゼミ長のK君が「先生も入って撮りましょう」と言ってくれたが、できれば2秒以内に言ってほしい。

ピースサインが初々しくないのが3、4年生。

懇親会は8時くらいにお開きとなり、4年生と3年生は二次会へ。

私は失礼させてもらう。明後日から2泊3日の3年ゼミ合宿があるので、体調を整えておかねばならない。

蒲田に着いてから「そば新」で軽めの夕食をとる。

新メニューのししゃもと茄子の天ぷらうどん(+生卵)。

子持ちししゃもの天ぷらがなかなかいける。

10時、帰宅。


12月17日(木) 曇り

2015-12-18 03:16:33 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

9時半に家を出て、大学へ。

2限は院生の研究指導。Oさんが鯛焼きを買って来てくれた。

昼食は研究室でコンビニおにぎり3個(基本の梅、鮭、昆布)。

3限は大学院の演習。

4限は空き時間。ミルクホールにコーヒーを買いに行く。

今日は急に冷え込んだ。真冬がいきなり近くまで来たみたいだ。

12月も半ばを過ぎたので、今年のカレンダーと来年のカレンダーを机上に並べて使う。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。

授業を終えて、6時半に大学を出る。

「あゆみブックス」で、『Coyote』1月号を購入。

7時半、帰宅。

夕食は鶏のササミと野菜のレンジ蒸し、蓮根と挽肉の炒め、茄子の味噌汁、ご飯。

卒業生で書家のエミコさんから、ホームページを開店したというお知らせが届く。さっそく拝見する。→こちら

立派なホームページである。ブログもこちらに移行したようである。しばらくぶりのブログのようで、言葉があふれ出てくる感じだ。


12月16日(水) 晴れ

2015-12-18 02:08:27 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(炒り卵、トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

9時半に家を出て、大学へ。

10時半から大学院の社会学コース会議。

昼食は「すぎうら」に食べに行く。

和定食をがっつり食べたいときは「たかはし」、ちょっと品よく食べたいときは「すぎうら」である。値段は「すぎうら」の方が少々高め。

本日の炊き込みご飯定食(1000円)を注文。人気のメニューで早くいかないとなくなってしまうこともままあるが、今日はお客さんが少ないそうで、1時過ぎに行ったけれども注文できた。本日の炊き込みご飯はカニ飯。なかなか美味しい。

おかずはブリの照り焼きと野菜の天ぷら。それと茶わん蒸しと小鉢(煮物)とお新香と味噌汁。美味しかった。

座敷(掘炬燵)でゆっくり食事ができるのがいい。

2時から教授会。

6時半から教員組合の中央委員会。お弁当を食べながら、10時近くまでかかった。

11時、帰宅。

風呂を浴びて、明日の講義の準備(資料をコースナビにアップ)。

就寝は3時近くになった。