8時、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
朝ドラ『べっぴんさん』はたいてい朝食をたべながら(ただし録画で)観る。今回は久しぶりで新人女優が主役である。
前回の『とと姉ちゃん』同様、昭和戦前期から物語は始まったが、今回はあっという間に戦後である(『とと姉ちゃん』では第78話でやっと終戦だった)。『べっぴんさん』の重点が戦後にあることは明らかだ。
朝刊(読売新聞)の家庭欄に「一人で充実の時間『ソロ充』」「時に配偶者・恋人らと別行動」という見出しの記事が出ていた。未婚の「おひとりさま」とも、友人のいない「ぼっち」とも違うもので、私がよく使う概念を使えば、充実した「孤独の時間」をもっている、あるいはもちたいと思っている人たちが増えているという内容である。
恋人や配偶者や友人がいなければ、必然的に「孤独の時間」は増えるが、恋人や配偶者や友人がいたら、それで「孤独は時間」は解消されるというわけではない。「孤独の時間」は何か他の時間に解消されるべき時間ではなく、それ自体で価値のある時間である。「孤独の時間」を大切にしてきた人が、親密な他者との共同生活(結婚や同棲やシャアルーム)を始めた時に問題になるのが「孤独の時間」の減少ないし喪失である。親密な他者との時間は大切で、だからこそ共同生活を始めたわけだけれども、「孤独の時間」もあいかわらず、いや、これまで以上に大切なものになるのである。親密な他者との二人旅も楽しいが、一人旅の楽しみはまた格別である。親密な他者との「おしゃべりカフェ」も楽しいが、一人での「もの思いカフェ」もよいものである。成人同士の共同生活は互いの生活時間を補完し合うものであって、浸食し合うものであってはならない。
昼から大学へ。
昼食は「たかはし」で。
肉豆腐定食を注文。
定番の美味しさです。
3限はFさんのゼミ論個別指導。
実家から送られた来たというミカンをいただく。お母様、娘さんは東京で頑張ってますよ。
4限は院生の研究指導。
5限はHさんのゼミ論個別指導。
三連続はけっこうハード。
6時に大学を出て、大岡山の東工大へ。
連続講演「深海と宇宙」を聴きに来たのである。
5回シリーズの今日が最終回。
「地上最高の星作りを目指して~MEGASTAR開発ストーリー」と題して、プラネタリウムクリエーターの大平貴之氏が話をした。子供のころにプラネタリウムに感動し、自分もプラネタリウムを作りたいという夢を実現した人の話である。愉快なほどにこの道一筋の話である。話の最後に、彼が完成させたMEGASTARを使って講堂の天井や壁面に無数の星が映し出されたときは思わず息を呑んだ。
5回シリーズの2回、4回、5回しか聴けなかったのが残念である。ロマンと科学の融合した楽しい企画だった。
9時15分ころ、会場をあとにする。
大学の目の前にある中華料理屋で夕食をとっていくことにする。
油淋鶏定食を注文。
油淋鶏のボリュームがすごい。通常の倍はあるのではなかろうか。
普通に食べていたらご飯が先になくなりそうなので、鶏肉をパクパクと食べていたら、最後、逆にご飯が残りそうになり、油淋鶏のソースをご飯にかけて食べた。
10時半ごろ、帰宅。