フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月25日(火) 晴れのち雨

2016-10-26 16:40:41 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

朝ドラ『べっぴんさん』はたいてい朝食をたべながら(ただし録画で)観る。今回は久しぶりで新人女優が主役である。

前回の『とと姉ちゃん』同様、昭和戦前期から物語は始まったが、今回はあっという間に戦後である(『とと姉ちゃん』では第78話でやっと終戦だった)。『べっぴんさん』の重点が戦後にあることは明らかだ。

朝刊(読売新聞)の家庭欄に「一人で充実の時間『ソロ充』」「時に配偶者・恋人らと別行動」という見出しの記事が出ていた。未婚の「おひとりさま」とも、友人のいない「ぼっち」とも違うもので、私がよく使う概念を使えば、充実した「孤独の時間」をもっている、あるいはもちたいと思っている人たちが増えているという内容である。

恋人や配偶者や友人がいなければ、必然的に「孤独の時間」は増えるが、恋人や配偶者や友人がいたら、それで「孤独は時間」は解消されるというわけではない。「孤独の時間」は何か他の時間に解消されるべき時間ではなく、それ自体で価値のある時間である。「孤独の時間」を大切にしてきた人が、親密な他者との共同生活(結婚や同棲やシャアルーム)を始めた時に問題になるのが「孤独の時間」の減少ないし喪失である。親密な他者との時間は大切で、だからこそ共同生活を始めたわけだけれども、「孤独の時間」もあいかわらず、いや、これまで以上に大切なものになるのである。親密な他者との二人旅も楽しいが、一人旅の楽しみはまた格別である。親密な他者との「おしゃべりカフェ」も楽しいが、一人での「もの思いカフェ」もよいものである。成人同士の共同生活は互いの生活時間を補完し合うものであって、浸食し合うものであってはならない。

昼から大学へ。

昼食は「たかはし」で。

 

肉豆腐定食を注文。

定番の美味しさです。

3限はFさんのゼミ論個別指導。

実家から送られた来たというミカンをいただく。お母様、娘さんは東京で頑張ってますよ。

4限は院生の研究指導。

5限はHさんのゼミ論個別指導。

三連続はけっこうハード。

6時に大学を出て、大岡山の東工大へ。

連続講演「深海と宇宙」を聴きに来たのである。

5回シリーズの今日が最終回。

「地上最高の星作りを目指して~MEGASTAR開発ストーリー」と題して、プラネタリウムクリエーターの大平貴之氏が話をした。子供のころにプラネタリウムに感動し、自分もプラネタリウムを作りたいという夢を実現した人の話である。愉快なほどにこの道一筋の話である。話の最後に、彼が完成させたMEGASTARを使って講堂の天井や壁面に無数の星が映し出されたときは思わず息を呑んだ。

5回シリーズの2回、4回、5回しか聴けなかったのが残念である。ロマンと科学の融合した楽しい企画だった。

9時15分ころ、会場をあとにする。

大学の目の前にある中華料理屋で夕食をとっていくことにする。

油淋鶏定食を注文。

油淋鶏のボリュームがすごい。通常の倍はあるのではなかろうか。

普通に食べていたらご飯が先になくなりそうなので、鶏肉をパクパクと食べていたら、最後、逆にご飯が残りそうになり、油淋鶏のソースをご飯にかけて食べた。

10時半ごろ、帰宅。


10月24日(月) 晴れ

2016-10-25 11:11:08 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(ゆで卵)、紅茶のn朝食。

午後、昼食をとりがてら散歩に出る。

「寿ゞ喜」で鰻丼を食べることにする。

赤重(鰻重の上)を注文することが多いが、今日は軽めに鰻丼がいい。以前は、鰻丼は千円前後で、もっと気楽に食べられるものだったが、ここ何年かの連続した値上げで、ご馳走感が高まった。鰻重は以前からご馳走だったが、鰻丼はちょっと贅沢なファストフード(丼物とはそういうものだ)だった。1980円といえば、「西洋料理SUZUKI」でランチ(1500円)+コーヒー(デザートがおまけについて400円)よりも80円高い。立派なご馳走価格だ。

鰻重には吸い物(肝吸いではなく)、サラダ、お新香が付いてくる。

美味しい蒲焼だ。量が少ないだけで、質は鰻重と変わらない。

午後2過ぎの商店街にはランチタイムを終えた飲食店が多く、店先に「準備中」が出ている。いつの頃からだろうか、たんに「準備中」でなく、「心を込めて準備中」(筆書き書体)が目立つようになった。

「心を込めて」ね・・・。ふ~ん(笑)。

「真心込めて」ね・・・。ふ~ん(笑)。

本当に真心を込めて仕度している人はこういう札は出さないと思うけどね。

駅ビルの文具店でフレクションボールペンの替え芯(青)を購入。私は4色ペンを使っているが、赤以外の3色は実際には全部青にしている。黒や緑は使わない。では、なんでわざわざ4色のボディーを使っているのかといういと、青の減りが早いからである。赤は単語とか傍線を引くために使うが、文章はすべて青で書いている。だから青は赤の3倍(以上)早く減る。使っている途中でインクがなくなるのはしょっちゅうで、そういうときにストレスが生じないように青を3本にして使っているのだ。色は二色あれば十分で、黒や緑は必要を感じない。

食後のコーヒーは、大井町の駅ビルの「Loft」に買い物にいくついでに、「ポッタリー」に飲みに行く。

桜並木越しの西日が射しこむ時間だ。

お気に入りの窓際のテーブルが空いていた。窓から差し込む光がきれいだ。

「Loft」では来年のカレンダーを購入した。毎年使っている米津祐介の壁掛けカレンダー(書斎用)と卓上カレンダー(研究室用)。

気まぐれで「ほぼ日手帳」(オリジナル)の二分冊版を購入。これなら薄くて、カバーも必要なく(ノート仕様の製本)、鞄に入れて持ち歩いてもがさばらないのでいい。「ほぼ日手帳」はカズンを日記帳に、ウィークリーをスケジュール帳に使っているが、このオリジナルの二分冊版はそれとは別の用途を考えている。

「ポッタリー」のマダムが常連客からもらった石焼芋を私にもおすそ分けしてくれた。特別な種類のお芋らしく(名前は忘れた)、スイートポテトみたいに甘い。皮が口直しの役割をしている。

店を出るときにはすでに太陽はビルの向こうに沈んでいた。

これからこの路地裏がにぎわう時間だ。

夕食は秋刀魚の塩焼き。

そろそろ松茸ご飯が食べたいな。

ゼミ選考面接のお知らせメールに返信のない最後の一人に(事務所で教えてもらった)ケータイの番号に電話をする。メールは見ていなかったそうだ。ダメでしょ。これで全員に連絡がついた。

吉田羊主演の『コールドケース』(WOWOW)の初回を録画で観る。未解決の殺人事件(カルト教団がらみ)に取り組む刑事たちと関係者たちの物語で、なかなか面白かった。吉田は地上波のドラマでも主演していて、体調を崩していると聞いたが、大丈夫だろうか。私と同じように咳の出るタイプの風邪だったら、大変だろうな。


10月23日(日) 晴れ

2016-10-24 12:05:37 | Weblog

9時、起床。

午後、鶯谷の菩提寺に墓参りに行く。実は、今日はお十夜法要が午前中からあったのだが、妻はまだ体調が十分でなく、本堂は少々寒いので、私も風邪がぶり返す心配があったので、出席しなかった。

ホームから階段を上がって改札口までの長い廊下が鶯谷駅の特徴である。

陸橋を渡る。線路が7、8本走っている。

電車好きの子供にはたまらない場所だろう。

陸橋を降りた辺りのゴチャゴチャ感が鶯谷らいい。

そうした俗っぽい感じと寺町の雰囲気が渾然一体となっている。

すでにお十夜法要は終り、檀家はみな帰ったあとである。

墓参りをする。

来年は母の三回忌だが、再来年の父の十三回忌も一緒にやってしまおうかという話を住職のご母堂とする。

さて、どこかで遅い昼食をとろう。

前から気になっていた蕎麦屋「かくや」。

立ち食い蕎麦屋の風情なのだが、つけ蕎麦がメインの店である。

鶏つけそばを注文。

旨い! びっくりした。

蕎麦を食べた後、残ったつけ汁を蕎麦湯で割って飲んだが、ちょうどいい感じで、最後まで飲み干した。

食器を返却口に戻して、店を出るとき、店長さん(彼一人しかいないが)に「とても美味しかったです」と言わずにはいられなかった。これから墓参りに一人で来たときはここに寄ろう。

東京駅で途中下車して、東京ステーションギャラリーに寄って行く。

先日は授業の前に立ち寄ったので、会場を一巡しかできなかった。普通は二巡して、一巡目は全体を、二巡目はとくに気に入った作品をもう一度観る。今日は二巡目なので、以下の作品の前で、立ち止まってじっくりと観た。

 藤島武二「幸ある朝」(明治41年)

 渡辺与平「ネルのきもの」(明治41年)

 大野隆徳「日本橋」(明治42年)

 近藤浩一路「京橋」(大正43年)

 小絲源太郎「屋根の都」(明治44年)

 山脇信徳「夕日」(明治43年)

「幸ある朝」と「ネルのきもの」は女性を描いたもの。「日本橋」「京橋」「屋根の都」「夕日」は東京を描いたもの。

図録を買って帰る。お気に入りの作品を電車の中で図録を開いて観たが、実物で観る方がずっといい。閉会までにまた来よう。

蒲田には6時頃帰ってくる。 

お寺でいただいたお十夜法要のお弁当で夕食とする。

デザートは駅ビルの「高野」で買ってきたアップルパイ。

1時半、就寝。


10月22日(土) 曇り

2016-10-23 14:01:22 | Weblog

8時、起床。

トーストと紅茶のシンプルな朝食。

12時に蒲田駅で卒業生のサキさん(論系ゼミ3期生、2013年卒)と待ち合わせる。本当は10月上旬に約束していたのだが、私が風邪を引いて、延期になっていのである。

西口駅前の商店街は何かの催しをやっている。

どこかのゆるキャラ(笑)と記念撮影。

商店街を抜けたところにある「西洋料理SUZUKI」へ。

本日のランチを注文。

コーンポタージュスープ。

ハンバーグと海老フライのワンプレート。私はパンをチョイスし、デミグラスソースも残さずいただいた。

食後にコーヒー。これはランチには含まれないが、注文するとデザートがおまけでついてくるので、お得です。

葡萄の季節です。

サキさんの左手の薬指にはダイヤの指輪が光っている。

そう、彼女は最近婚約したのである。お相手はサキさんとは別の私大の職員の方。前回(8月)、サキさんと会ったときに彼からのプロポーズに「はい」と返事しましたという話は聞いていたのだが、9月に両家の食事会が予定されているというので、ブログで書くことは今日まで控えていたのである。

おめでとう、サキさん。

挙式は来年の5月だが、入籍は来月22日(いい夫婦の日)にするつもりとのことで、すでに彼とは共同生活を始めている。私の世代では、結婚式、入籍、共同生活の開始は同時というのが一般的であったが、いまはばらけて配置されるようになった。

挙式に招待されたが、5月は法事の時期なので、即答はできなかったが、たぶん大丈夫と思います。

論系ゼミ3期生は、来年2月にマイコさん、5月にサキさんということで、これから他にも結婚の話が出てくるかもしれない。何度かブログで書いていますが、結婚式への出席は各期(同じ卒業年度の)先着3組までということにさせていただいているので、相対的に早婚組の結婚式にしか出られませんが、ご容赦下さい。

「SUZKI」を出て、腹ごなしの蒲田界隈散歩。

池上線の線路脇の道を池上方面へ歩く。

本門寺通り商店街。この路地は山田太一脚本のTVドラマ『ありふれた奇跡』でしばしば登場したところです。

ここは卒業生との池上散歩で定番の撮影スポット。 

背景を暗めにすると色白美人に撮れます。覚えておいてね(笑)。

本門寺へ。今日はそれなりに人が出ている。

これからこの階段(97段!)を登ります。

本門寺は日蓮宗の総本山。今日は何かの法事のようで、あちこちから「何妙法蓮華経」の声が蝉しぐれのように聞こえてくる。

本門寺公園へ。

秋の公園には本物の蝉しぐれも、読経の声も聞こえない。

まだ寒くはないが、これから秋がどんどん深まっていくのだろう。

ちょっとポーズをとってもらいました。

境内にはけっこう人が出ていたが、本門寺公園は境内の奥まった場所にあるため、来るのは地元の人だけである。池上散歩の穴場ですよ。

 

木々がたくさんあって、ゆたったりとした空間は、森林浴にはもってこい。

もちろんポートレイト撮影にももってこい。

この日はポートレート撮影向きの曇り日だったが、晴天であっても、木がたくさんある場所は直射日光を遮断できるので、落ち着いたトーンでポートレートが撮れるのである。

岩がゴロゴロした場所で(人工的な造園です)。

撮影会っぽいね(笑)。

 

バーベキュー用の場所がある。

頬杖をつくと婚約指輪がアクセントになりますね。

寛いだ気分で。

 

水飲み場で。 

公園内には運動場もある。

子ども広場もある。 

中高年のための(?)運動器具もある。

バランス。

腕立て伏せ。

腹筋。

彼女は高校時代はバスケの選手だったそうである。

噴水のある池もある。

子どもの頃の自分と出会う階段もある。

老人になったときの彼(夫)と出会うベンチもある。

蛸の足のような根を張った大きな木もある。

さて、喉が渇いtところで、本門寺のそばのカフェに行きましょう。 

古民家カフェ「蓮月」。

前回来たときは隣が工事中でうるさそうだったので、入らなかったのであるが、今日は静かだ。でも、空いているかな。

入口の横のテーブル席が空いていた。ちなみに時刻は午後4時ごろです。

私はレモンケーキと紅茶(ミルク)を注文。このケーキはもしかして蓮の形を模したものですか?

サキさんはパウンドケーキと紅茶(レモン)。

「蓮月」を出て、池上駅へ向かう途中の呑川の橋の上で。

次(冬カフェ)に会うときは「〇〇サキ」でなくて、「△△サキ」になっていますねと彼女が言った。そうですね。でも、ブログでは苗字のイニシャル表記は止めて、下の名前の片仮名表記にしているので、「サキさん」は「サキさん」のままです。

池上駅前の交差点で。

池上線蒲田駅のホームで。

結婚は人生の岐路であり、ターミナル駅ですが、あなたという人間が急に変わるわけじゃあない。また、冬カフェで「サキさん」と会いましょう。

東急プラザの「くまざわ書店」でNHKの俳句と短歌のテキスト(11月号)を購入。

夕食はポテトグラタン。

それから、豚肉の味噌漬け焼き、アスパラのソテー、豆苗と椎茸と卵の吸い物、ご飯。

来年の法事のことを妻と相談して、たぶん6月になるだろう。

サキさん、結婚式には出席いたします。 


10月21日(金) 晴れ

2016-10-22 11:38:38 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(ゆで卵)、牛乳、紅茶の朝食。

ゆで卵の黄身がいい感じ。もちろん塩で。

お昼に家を出て、大学へ。蒲田駅のホームで電車を待っていると、線路脇の草むらをモンシロチョウが舞っていた。モンシロチョウというと春のイメージ(キャベツ畑とか)だが、実は年に数回発生し、3月から10月頃まで見られる。この時期のモンシロチョウはおそらく最後の組だろう。元気でねと声をかけたくなる。

神楽坂で途中下車して「SKIPA」で昼食をとることにする。いま「神楽坂まち飛びフェスタ2016」というのが開催中である。

「梅花亭」の横を通ったらローマ字の商品看板の横にこんなポスターが・・・。

「2016神楽坂ギャルソンレース」。日曜ですね。歩行者天国の坂道でやるのかしら。

実は、「SKIPA」の宙太さんも出るらしい。昔、ギャルソンの経験があるとのこと。

そう私に教えてくれたのんちゃんがショートボブになっっていた。お似合いじゃありませんか。

「こんなふうにやってほしいと美容院で注文したんです」とケータイの中の写真を見せてくれた。

なるほどね。

定食を注文。

 

食後はアイスチャイ。

髪型の話からドイツに行っているユミさん(論系ゼミ一期生)の話になる。12月に一時帰国しますが、「SKIPA」に来たいって言ってましたよと伝える。

大学へ。今日は創立記念日か。忘れていた。普通に授業があるからな・・・。祝日も創立記念日も授業があるなんて、ブラックじゃなかろうか。

4限はゼミ選考面接(4名)。

5限・6限はゼミ。5限は4年生のライフストーリー・インタビューのケース報告(2件)を3年生も一緒に聴く。

休み時間のスイーツは3年生のKさんが用意してくれたクッキー。

6限は学年に分かれてのゼミ。4年生はケース報告の続き。3年生は来月に行うインタビュー調査の質問項目の相談。各自の関心テーマとそれを質問の形にするとどうなるかを発表してもらった。30分ほど延長して行う。

夕食は「ごんべえ」のカツ丼セット。最近多いパターンだ。

「あゆみブックス」で雑誌を買って帰る。

10時半過ぎに帰宅。

夜更かしをして3時、就寝。