フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月22日(火) 小雨のち曇り、一時晴れ (前半)

2019-10-23 11:04:01 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

8時半に家を出る。今日は10時から横浜で卒業生のホナミさん(論系ゼミ3期生)の結婚式がある。会場はBAYSIDE GEIHINKAN VERAND minatomirai。 横浜駅前から9時20分発の送迎バスに乗って10分ほど。

目の前は横浜港で、近くにはいまは商業施設として使われている赤レンガ倉庫がある。夜来の雨もだいぶ小降りになっている。昼には上がるだろう。 

同じバスに乗って来たゼミ同期のミサさん(左)とユキさん(右)。あとは誰が来るのかな。

 

玄関を入った正面にウェルカム・ボードと風船。

いわゆる「前撮り」というのは結婚式場や近くの公園などで獲ることが多いと思うが、ホナミさんと新郎のユウくんはこの夏にイタリアを旅行してこの写真を撮ったのである。 

 ラウンジの入口に木製のジグソーパズルのようなものが置いてある。ピースの一つ一つにゲストの名前が書いてある。それを探してボードに嵌め込むという趣向である。ローマ字で書かれているので、探すのに時間がかかった。 

ラウンジ。 

サキさん(左端)とユリさん(右端)も来ていた。コース君とキミヒロ君も来ていたが、二人の写真はのちほど。

挙式の行われるセレモニー会場に移動。今回は人前結婚式だ。

新郎新婦の入場を待つ。 

新郎ユウ君入場。彼の友人たちの間から笑いが起こる。 愛されキャラのようである。

笑顔で新婦の入場を待つ。 

新婦ホナミさんがご両親に付き添われて入場。 美しい。

お母様にベールをかけてもらい、お父様とヴァージンロードを歩きはじめる。 

お父様の役目はここまで。肩が心なしが落ちているように見えるのは気のせいではあるまい。 

ここからは二人が主役である。 

結婚の誓いをそれぞれ自分の言葉で述べ合う。 

指輪の交換。 

新郎が新婦のベールを取って、 

ひそひそ話をする(笑)。 

何かをしている。

あっ、そうか、最後の二つのピース(二人の名前)を嵌め込んで、羅針盤が完成したわけだ。これで迷うことなくこれからの人生を進んで行けますね。

けっこんおめでとう! 

新郎新婦退場。 

セレモニー会場の出口にはたくさんのマグカップが並んでいる。それぞれにゲストの名札が付いている。やはりローマ字表記で探すのに手間取った。

 しかも私のカップは「新婦高校友人」のエリアにあった(笑)。 

名札の裏面には手書きのメッセージが書かれていた。 

ラウンジのスクリーンには『ローマの休日』が映されている。大好きな映画だ。 

字幕はなぜかアラビア文字である。これを解読するより二人の英語を聴いた方がわかりやすい(昔この作品で英語のヒアリングの勉強をしたことがあるのだ)。当時、「二枚目」の代名詞はゲーリー・クーパーであったが、私はグレゴリー・ペックの方が「二枚目」だと思う。 

スクリーンを眺めていて気付かなかったが、給仕係がみんなのカップにコーヒーを注いで回っていた。私ももらいにいったら、エプロン姿の新郎新婦だったので、びっくりした。

まず新郎から注いでいただき、続いて新婦からも注いでもらった。これがホントの「ブレンドコーヒー」だ。 

エプロン姿の花嫁というものを見たのは初めてであるが、いいものである。メイド喫茶には行ったことがないが、こんなブライダル喫茶が近所にあったら足繁く通いそうである。

ゼミのメンバーと写真を撮ってもらう。 

このマグカップと新郎新婦によるコーヒーサービスのアイデアは素晴らしかった。挙式と披露宴の間の時間がとてもやごやかなものになった。

 さて、披露宴会場へ移動だ。

ここが私の席。

 

ここが新郎新婦の席だ。

(後半に続く) 


10月21日(月) 曇り、夜になって雨

2019-10-22 18:08:22 | Weblog

9時、起床。

目覚めたとき「おや、今日は耳鳴りが小さいな」と思った。どういう理由で、どういう要因で、耳鳴りが大きくなったり小さくなったりするのかが、不明である。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

最近の『スカーレット』。女中見習い中の貴美子をしごくベテラン女中の「大久保さん」を演じる三林京子はヒール役がよく似合う。貴美子が夜ひとりの自室で「大久保さん」を枕に見立てて畳に叩きつける場面は「うっ」といたたまれない気持ちになる。年齢は私より3つ上だが、若い頃はそれはそれは美人だったのである。

12時に予約している近所の整骨院へ行く。首や背中の筋肉も今日は緊張が見られないという。

昼食は「吉岡家」に食べに行く。 

 なべやきうどんには惹かれるが、季節的にまだ早い。

 ランチで行こう。

 そば(せいろ)、目玉焼き、アジフライ、ご飯(少なめ)で注文。

アジフライはそばを食べながら食べ(天ぷら感覚で)、目玉焼きはご飯に載せて醤油をかけてて玉子かけご飯風に食べる。

 細かいところだが、目玉焼きは単品だと350円で、アジフライ(1つ)は220円である。なので、ランチセットで目山焼きをチョイスして、オプションでアジフライ(1つ)を注文した方が、ランチセットでアジフライ(1つ)をチョイスして、オプションで目玉焼きを注文するよりも、お得である(と私は勝手に思い込んでいる)。ただし、お店の人にこの点を確認したことはない。

 食後、昼寝をして目覚めたら、耳鳴りが通常レベルに戻っていた。不規則な睡眠はやはり自律神経のリズムを乱す(それが耳鳴りの一因であると思っている)ようである。

夕食は鶏団子汁、アスパラのベーコン巻、明太子入り玉子焼き、サラダ、ご飯。

 食後にミカン。空耳かもしれないが、早くも冬の足音が聞こえて来る。

 昨日、リョウコさんとホナミさんからいただいたアンドーナツを食べる。私が「ミルクホール」でしばしばアンドーナツを買って食べていることをリサーチした上でのチョイスだろうか。

 キムタク主演の『グランメゾン東京』の初回(録画)を観る。パリでのロケ、豪華な共演者たち、一度頂点をきわめたシェフのどん底からの再スタートという王道的ストーリーと、三ツ星ならぬ高視聴率を狙ったドラマであることがひしひしと伝わってくる。唯一の計算違いは、初回がラグビーワールドカップ準決勝(日本対南アフリカ)とかぶったことである。おそらく初回よりも来週の第2話の方が視聴率はよいのではないかしら。

1時半、就寝。


10月20日(日) 曇り

2019-10-21 23:23:20 | Weblog

9時半、起床。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。

昨日、アスカさんからいただいた生チョコを食べる。 

1時に蒲田駅で卒業生のリョウコさんとホナミさん(論系ゼミ2期生)と待ち合わせ、歩いて(20分ほど)「HITONAMI」へ行く。 

「HITONAMI」は1時半に予約しておいた。時間通りに到着。 

リョウコさん(左)と前回会ったのは昨年の2月だから(池上梅園に行った)、1年8カ月ぶりである。この間、彼女は今年の4月10日にお子さんを出産された。あと一日我慢したら(笑)、私と同じ誕生日になるところだった。名前は陽大(ようた)君。7か月目に入ったところで、ハイハイが始まっている。現在、彼女は育休中である。

ホナミさんとは昨年の12月にゼミ同期のケンゾー君の結婚式が北海道であったときに同じテーブルに座った。彼女とは卒業後、何度もあっているが、単独で会ったことは一度もない。いつも誰かと一緒である。現在は婚活中である(笑)。

 「HITONAMI」は和定食の食べられるカフェである。

 私はメインは霧島鶏のむね肉の油淋鶏風をチョイス。

惣菜はあんかけ玉子焼き。

馬込ピクルス。(近郊の馬込で獲れた野菜を使っているということ)

いろいろ入った巾着。

リョウコさんはメインにブリの香味焼き(だったかな)をチョイス。 惣菜はカボチャのコロッケとあんかけ玉子焼き。

 ホナミさんもメインとカボチャのコロッケは同じだが、玉子焼きではなく、ズッキーニの田楽をチョイス。

食後に私とリョウコさんは豆乳カフェオレ。ホナミさんは梅ソーダ。 

ホナミさんの婚活をめぐるおしゃべりは私には大変興味深かった。周囲の女性客も聞き耳を立てている気配があった(笑)。

 「HITONAMI」には1時間ほど滞在した。次は「スリック」に行きましょう。3時半に予約を入れたので、「HITONAMI」を3時に出て、30分ほどかけて歩いて行く。今日は散歩日和だ。散歩しながらおしゃべりの続き。

「スリック」のある御成り橋商店街に出る。 

池上から「スリック」へは、蒲田駅から来るときとは反対方向から行くことになる。 

 予定通り3時半に「スリック」に到着。

シフォンケーキと紅茶の注文をして、待っている時間に、ポートレイトを撮る。 

 リョウコさんは名前(涼子)のとおりクールな表情が凛として素敵である。

でも、はにかんだ表情もいい。「結婚指輪が見えるようにしてください」とポーズを注文して。

ホナミさんはご覧の通り愛らしい。 

その三本の指は「アラサー」を表しているのかしら。一口に「アラサー」とか「アラフォー」とかいうけれど、見た目の年齢の個人差は大きい。彼女はゼミの教室に混じっていても違和感はない。

お茶も入ったようである。

3人とも紅茶はアールグレーを注文したが、それぞれ別のメーカーのものをチョイスした。同じくアールグレーといっても、かなり違うものである。

シフォンケーキは私とリョウコさんは紅茶、ホナミさんはプレインを注文。 

紅茶シフォンは私が一番好きなもの。 

初めて「スリック」に来てプレインを注文する客は、マダムに言わせると「できるな、この方は」と思うそうである。 

マダムに写真を撮っていただく。 

「スリック」には1時間ほどたいざいした。ここの支払いは二人がしてくれた。ごちそうさまです。

マダムとホナミさんは韓国のファンという共通点をもつ。二人とも一年に5.6回は韓国に行くのである。今度来たときも、韓国の話題で盛り上がることだろう。 

蒲田駅に向かう途中の呑川の橋の上で本日最後の一枚。二人とも中央線の沿線にお住まいである。そのうち私を地元カフェに案内してください。また、会いましょう。 

夕食は春雨とネギと白菜とベーコンの炒め、トマトサラダ、味噌汁、ご飯。

写真は二人前です(中華のときはたいていそうです)。 

 ラグビーワールドカップ、準々決勝、日本対南アフリカは、前半、日本が攻め続けていただけに、ペナルティーキックの3点だけに終わったのが、惜しかった。後半は南アフリカのモール攻撃と出足の早いディフェンスに 手も足もでなかった。残念だが完敗と言わざるをえない。しかし、今回のチームは素晴らしかった。さらなる高み(ベスト4)を目指すのは次の世代のチームだろう。

2時、就寝。


10月19日(土) 曇り

2019-10-20 19:18:20 | Weblog

8時半、起床。

昼から大学へ。研究室に卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)がやってくる。 

彼女と前回会ったのは今年の5月であったから、5カ月ぶりである。 

ネイルもバッチリですね(笑)。今週の火曜日、仕事終わりにサロンに行ったそうである。

いろいろ話があるようだったが、それは食事をしながらということで、「すぎうら」へ行く。 

お昼の定食メニューの中から、私は鮭の炊き込みご飯をメインにした秋味定食(という名前だったかしら?)。鰆の西京焼きとと野菜の天ぷら、煮物、茶碗蒸し、お新香、味噌汁。 

彼女はお刺身定食。刺身は本マグロとブリ。 

最初に職場でいろいろ大変だったという話。部署がかわったようである。

そして、11月に入籍をすることになりましたという話。お相手はすでに5年ほど一緒に暮らしている方で、「このまま事実婚のままで」と以前は言っていたが、心境の変化か、環境の変化か、11月22日(いい夫婦の日)に入籍することになったそうで、それに先だって、11月初旬の連休に彼女の郷里香川で双方の親御さんと一緒に食事をされるとのこと。おめでとうございます。式は親族だけであげて、来年のしかるべき時期に「1.5次会」的な披露宴を行いたいと言う。型通りの披露宴と2次会の中間的なものという意味らしい。「先生は結婚式に出席される回数に制限を設けているのですよね」と聞かれたので、「一応、各期3組までと言っていますが、あなたのように卒業後も何度も会っている方は別枠ですよ(笑)」と答えると、ニッコリされた。

キャンパスに戻り、彼女にとって懐かしい場所や、目新しい場所を歩く。まずは36号館前の広場で。

広場を見下ろす場所から彼女を撮る。

これは2013年の3月25日の3期生の卒業式の日に同じ場所で撮った写真である。中央の一番後ろにアスカさんがいる。

あれから6年7ヵ月の歳月が過ぎたわけですね。

「戸山の丘」は彼女が在学中にはなかった場所だ。 

屋上庭園は秋の装い。

丘の上には「スターバックス」があるよと言ったらびっくりしていた。 

地下の「早稲田アリーナ」にも降りてみましょう。 

いつもであればバスケットボール部やバドミントン部が練習しているフロアーにずらりと椅子が並んでいる。明日のホームアミングデーのための準備が進められている。 

卒業後15年目、25年目、35年目、45年目、50年目の卒業生が招待される。 

フロアーに降りてみる。 

彼女は卒業7年目。最初の招待まであと8年ある。 

スロープ脇のこの庇のある通路は「早稲田アリーナ」の一部である。陽射しの強い日や雨の降る日は、私はスロープではなくここを歩くことにしている(この先に「ミルクホール」がある)。

中庭のベンチに座って。キャンパスのそここにベンチや椅子が増えたという感想は、卒業生がよく語ることである。

再び懐かしい場所へ。スロープの下、階段横に「0番教室」とよばれる3つの教室が並んでいる場所がある。 

私たちの記憶が確かならば、3期生のゼミはこの「02教室」で行われていた(もしかしたら隣の「03教室」だったかもしれない)。当時はゼミの時間は金曜日の6限・7限だった。7限が終わるのは午後9時25分である(現在は7限という時間はなくなった)。しかし、時間通り終わることは少なく、10時近くまでやることも珍しくなかった。もっとも「01教室」の山西先生のゼミはもっと遅くまでやっていた記憶がある。いまは昼間の時間帯にかなりのゼミが移動しているが、当時は、ゼミというのは夕方から時間を気にせず行うものだったのである。

文カフェを歩く。当時は4人用テーブル(白いテーブル)が全部だったように思うが、個人化は時代の趨勢で、いまは2人用テーブル(茶色のテーブル)が増えた。 

38号館AV教室(文キャンで最大の教室)の前から文カフェを見下ろす。 彼女は1年生のときにこのAV教室で私の講義「日常生活の社会学」を聴いて、現代人間論系に進み、私のゼミに入ってきたのである。

以下、キャンパスのそここで撮った6枚のポートレイトはクールな表情と笑顔の写真を取り混ぜて。どちらも彼女の魅力である。

 

  

 

 

キャンパス散策を終えて、「カフェゴト―」に行く。とても混んでいたが、カウンターに2人分の座るスペースを作っていただいた。ありがとうございます。 

ベイクドチーズケーキと洋梨のフランをハーフ&ハーフで。ドリンクは私はアップルティー、彼女はカフェオレ。 

これから彼女は新宿で彼と待ち合わせて結婚指輪を買いに行くそうである。 改めて結婚おめでとう。話を聞いているとお二人の相性はピッタリですね。どうぞいつまでも仲良くね。

夕方、蒲田に戻ってくる。「有隣堂」で雑誌を、「ティースプーン」でリンゴジャムを購入。 

朝ドラ『スカーレット』のガイドブック(1)。 

益田ミリ『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』(幻冬舎)。

「すーちゃん」シリーズの最新刊だ。すーちゃん、40歳になりました。 

 

NHKの俳句と短歌のテキスト(11月号)。

 いつからか雲を数える癖がつき鰯雲ならぜんぶでひとつ 小島なお

 落葉踏むうしろの音も一人なる 山崎ひさを

夕食は鮭の塩焼き、蓮根餅とワカメの煮物、サラダ、大根の味噌汁、ご飯。 

ラグビーワールドカップ、本戦トーナメント準々決勝、ニュージーランド対アイルランド戦を観る。オールブラックの強さは底知れない。日本チームが彼らと戦う姿を見てみたいが、そのためには決勝まで進まないとならないのである。ということを決して夢物語ではなく、願うことが出来るという現実が凄い。

1時半、就寝。 


10月18日(金) 曇りのち小雨

2019-10-19 20:30:14 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 11時に家を出て、旗の台(池上線・大井町線)の昭和大学病院へ行く。旗の台駅の東口を降りると、昭和大学通りという名前の商店街。

 商店街の向こうに昭和大学病院の大きな建物が見える。

 私のかかっているペインクリニックはさきほどの建物とは別の東病院にある。

帯状疱疹の後遺症の右手の痛み(薬指周辺のヒリヒリ感)を診てもらっていて、2回目の来診。初回(16日前)に処方された神経痛の薬の効き目は、痛みのレベル(10段階)が3から2に減じた程度で、痛みがなくなるわけではない。飲んでいる薬の量は一番小さなもので、2倍、3倍で飲んでいる人が多いとのことだが、そもそもの痛みが生活に支障が出るほどのレベルではないので、薬を飲まなくてもいい、あるいはとくに痛みが強い時に飲めばいいのかもしれなという話になる。帯状疱疹の後遺症は2年くらいかかるが自然に治癒していく(それでもある程度の痛みが残ってしまう場合もあるが)そうなので、薬は常用はせずに様子を見ましょうということになった。担当の女性医師は高圧的なところのまったくない方で、相談がしやすい。経過観察で、次回は12月13日(金)となる。「あっ、13日の金曜日ですね」と私が言うと、医師は「あっ、別に気にしませんから」と答えた(笑)。

前回、薬との相性(血が固まったりしないか)をみるために行った血液検査で、尿酸値がちょっと高いことがわかった(30%の確率で痛風が発症する可能性がある)。気を付けよう。

薬局で処方された薬を出してもらう。この辺りは薬局が軒を連ねている。

 昼食をとりに駅前商店街の「功刀(くぬぎ)屋」といううどん屋に入る。

 特製釜玉うどんを注文。汁はなく、生卵、牛肉煮、焦がしネギなどが載っている。

 出汁醤油をうん、これはなかなか美味しい。少しずつかけながらたべるもののようである。郷に入らば郷に従えだ。うん、なるほど、これはなかなか美味しい。

 旗の台から大井町は急行で一駅、5分で着く。そのまま京浜東北線に乗り換えずに、途中下車する。

 「ポッタリー」にコーヒーを飲みに行く、しばらく顔出してていなかった。

 客は私だけだった。

 9月の連休明けから、雨がちのせいなのか、客足が悪いそうである。「最低記録を更新中です」とマダムは苦笑した。しかし、私にしてみれば、こういうときの方がマダムとあれこれの話ができるのでありがたい。マダムは駒沢の方にお住まいなのだが、世田谷には世田谷美術館、五島美術館、それと私はまだ行ったことのない何とかという美術館があるのだが、そのなんとかという美術館で見た天目茶碗の話や、マンションの9階から日々眺める東京タワーの話や、開店して30年になるこのカフェのこれからの話など。その間、一人の客も入ってこなかった。

 大学に着いて、研究室に行く前に「ミルクホール」に寄ってお八つのドーナツを買った。昨日、空っぽの財布でパンとコーヒーを買おうとしたお詫びの気持ちがあった。

研究室に行く前に事務所にも寄って、ゼミ選考の資料(学生の志望理由書など)を受け取る。

研究室で紅茶を煎れ、ドーナツを食べながら、資料に目を通す。

4限・5限はゼミ。

4限は3年生のグループが「音楽バブル」(1990年代)とその前後の時代を3人の歌手の歌を通して比較した。これまでポピュラーカルチャーにみるライフストーリーの分析は映画やテレビドラマという映像資料を使ってきたが、今回はそれに留まらず、音楽、広告、新聞の人生相談なども素材して行うということである。

 休み時間のスイーツ。 

6限は学年を分けてのゼミ。4年生はインタビュー調査のケース報告。3年生は(私はこちらに出る)来月に迫ったインタビュー調査の打ち合わせ。今日は時間通り7時45分に終了。

夕食は蒲田についてから東口駅前の「三州屋本店」で。

 カウンター席に座る。さて、何を注文しようかな。

 カキフライ(3個)。カキフライメインなら5個注文するが、今日はサイドメニューなので3個で注文。3個でも大ぶりのカキフライで十分満足。

 メインは鯛の兜煮。

味噌汁はアサリで。もちろんご飯も注文。

鯛の兜煮は、尿酸値の件は忘れて、骨までしゃぶりつくす。美味しかった。

周りの客はみな飲んでいるが、私は黙々と食事をした。金曜日の夜はここで食事をすることが増えそうだ。

10時前に帰宅。

風呂を浴びて、『孤独のグルメ』第三話をリアルタイムで観る。井之頭五郎も下戸で、アルコールなしで黙々と食事をする。さきほどの自分の姿と重なる。

1時半、就寝。