フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月22日(木) 雨のち曇り

2024-02-23 11:07:40 | Weblog

9時、起床。

メールをチェックすると、目を通すべき原稿が届いていた。A4版で約160頁は先日「書評」のために読んだ原稿とほぼ同じ分量である。

チーズトースト、カレー、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『ブギウギ』。「ジャングル・ブギ」の次は「ヘイヘイ・ブギ」か。私の好きな「買物ブギ」はもう少し後だ。彼女は「買物ブギ」で第2回紅白歌合戦(1952年)に初出場するのである。

ウクライナ戦争が始まってから丸2年が経とうとしている。圧倒的な国力の差にもかかわらず、ウクライナがこれだけ持ちこたえているのは、欧米の支援があってのことだが、メディアはその支援の弱まりを伝えている。

目を国内に転じると、「コロナ戦争」から政府は撤退しようとしているようである。

昨日のブログを書いてアップする。

昼食を食べに外出する前に、生協から食品が届いていたので、二階に運んで冷蔵庫に入れる。ただし、野菜は野菜室がいっぱいだったので、冷蔵庫の前に置いておくにとどめた。そのことを妻に連絡すると、「ありがとう」と返信が来たが、このスタンプはちょっと大袈裟な気がする。

明け方は雨が降っていたようだが、いまは曇天。

「テラス・ドルチェ」へ行く。

海老ドリアのランチセットを注文する(スープと珈琲付き)。

3時前だったので、ミニ・コーヒーゼリーが付いてきた。

珈琲を飲みながら、研究指導の準備(送られてきた資料に目を通す)。

帰宅して、チャイを抱っこにして玄関先にたたずんでいたら、「テラス・ドルチェ」のマダム(若いマスターのお母様)がワンちゃんの散歩で我が家の前を通った。お互いちょっとびっくりして挨拶を交わす。私の家がここであることをマダムは初めて知り、我が家の前の道路がワンちゃんの散歩コースであることを私は初めて知った。これから呑川の方まで行って戻ってくるのだそうだ。1時間ほどかかる長い散歩である。ちなみにワンちゃんは6歳のトイプードルで、名前は「ブル」。チャイより軽量(4キロ)である。

4時から6時過ぎまでオンラインの研究指導。

夕刊のトップニュースは「株、史上最高値」。儲かっている人はいるのだろうが、世間一般は白けた気分で受け止めているように思われる。生活水準は全然アップしていないからだ。証券取引所ではくす玉が割られている。「あの頃」を思い出す。これまでの史上最高値を記録したのは1989年12月29日(大納会)のときである。バブルが崩壊したのはその2年後のことだった。

夕食は親子丼、茄子の味噌汁、メカブ。

食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。

一週間前にカフェ巡りをしたばかりのハユさんからラインが届いた。

 「こんばんは。私事で恐縮ですが、本日、猫の日に結婚いたしました。新しい苗字は〇〇です。これからも変わらず、どうぞよろしくお願いいたします。」

 それは、おめでとう。でも、カフェ巡りのときにそんな話全然でなかったよね。トートバッグの図柄が猫だったので、猫が好きという話は聞いたけど、猫の日に婚姻届けを出すほどの猫好きとは知らなかった。

 「話に夢中になってつい言いそびれてしまいました。」

 半日一緒にいたのに?(笑)

 「猫好きの女心というものをあなたはおわかりではないのです」(クールな視線で)

 〇〇ハユ・・・どうもピンと来ないので、これからも「ハユさん」と呼ばせていただきますね。

 「私もまだ慣れません。ハユとお呼び下さい」

 いやいや、呼び捨てはしたことないし(笑)。ところで、この話はブログに書いてもいいのかな?

 「はい、光栄です」

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


2月21日(水) 小雨

2024-02-22 13:49:14 | Weblog

8時、起床。

バタートースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

『サンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら、昨日のブログを書く。

小雨の降る中、大井町に出かける。

昼食を「丸八」で食べるためである。昨日も含めて、今年になって三度訪問したが、いずれもお休みだったが、今日はやっていた。

三度の訪問はいずれも火曜だったが、火曜も定休日になったのかとお店の方に尋ねたところ、「月曜定休なんですが、毎月第三火曜日は連休で、月曜が祝日で営業した時も火曜が振替でお休みになるんです」とのことだった。そういうことでしたか。

カツサンドを注文する。これが食べたかったのである。お土産用に注文する客が多いが、絶対、作り立てをカウンターで食べるのが美味しいと思う。

ノンアルビールも注文する。本当は微アルコールビールがいいのだが、それは置いていない。

昨日、「本日臨時休業」の貼り紙が出ていた「ポットリー」に行ってみる。

今日はやっていた。昨日の臨時休業はマダムの体調不良ではなかったようである。

「ロイヤルミルクティーでよかったかしら?」とマダムが言った。はい、お願いします。

以前からマダムを早稲田の「カフェゴトー」にお連れすることになっていて(開店30数年というのが「ポットリー」と同じなのである)、今日はその具体的な日程を相談する。3月3日(日)に決定。これまで馴染みのカフェの店主さんを馴染みの別のカフェにお連れしたことは二度ある。最初は「フォノカフェ」の大原さんを「パン日和あをや」にお連れした。二度目は「スリック」の神田さんを「パン日和あをや」と「ポットリー」にお連れした。今回が三度目になる。馴染みのカフェというのは私を起点として放射線状に点在しているのだが、店主さん同士を引き合わせることで、その点と点が直接つながることになる。それが何を意味するか。わかりませんけどね(笑)。

マダムから先週のバレンタインデーのチョコレートのお裾分けをいただいた。

「ポットリー」には1時間弱滞在した。

「一二三堂」で『NHK俳句』3月号を購入。昨日発売だったのだが、火曜日はお店が定休日だったのである。

三月やグローブがいい音をして 今坂柳二

垂れ髪に雪をちりばめ卒業す 西東三鬼

先日、フローベール『三つの物語』(光文社古典新訳文庫、2018年)をキンドル本で購入した。その中の「ヘロディアス」を読む。今度の土曜日に劇団獣の仕業の公演『サロメ』を観に行くのだが、オスカー・ワイルドの原作にはすでに目を通した。新約聖書を題材にしたこの話はワイルド以前にも多くの作家が作品を書いている。フローベールの中編小説「ヘロディアス」もその一つである。劇団獣の仕業の『サロメ』はこちらの方も参照していると聞いたので、目を通しておこうと思ったのである。

物語の構造において両者には大きな違いがあるが、その点についてはここでは触れずにおこう(長くなるから)。文章については、『サロメ』は戯曲で、「ヘロディアス」は小説であるから、当然違う。戯曲は登場人物の台詞が中心であるから、小説よりもサクサクと読み進めることができる(もちろん古代の話であるから、現代のTVドラマの脚本を読むようなわけにはいかないが)。一方、小説には地の文というものがあり、これが広い面積を占める。たとえば、「ヘロディアス」の冒頭の部分はこんなふうである。

 死海の東方にあるマカエラスの要塞は、円錐形をした玄武岩の頂にそびえ立っていた。四つの深い谷が要塞を囲んでいた。二つは側面に、一つは正面に、四つ目は背面にあった。麓にはひしめくように家が建ち並び、その周りを、土地の起伏にしたがって上下する外壁がぐるりと取り巻いていた。町と要塞は、岩盤を削って作られたジグザグの小径によって結ばれていた。要塞の壁は、高さ百二十キュビット、数多の角が張り出し、上部には矢狭間が連なっていた。城のあちこちから伸びる尖塔は、深淵にそびえ立つこの石の上の王冠の頂華のように見えた。

 これから始まる物語の舞台であるマカエラスの要塞の映像を読者はこの文章から鮮やかにイメージすることができるだろう。それは小説だからというわけではなく、小説家の文章力(写実力)が卓越しているからである。この文章力を味わおうとすると、どうしても速読(ただストリーを追うだけの読み方)というわけにはいななくなる。それでも中編小説であるから、夕食前には読み終えることができた。観劇とは関係ないが、他の二つの物語も読んでみたくなった。

夕食は子羊のソテー、しらす干し、野菜スープ、ごはん。

食事をしながら『春になったら』(録画)を観る。

いただきもののチョコレートのお菓子を食べる。

「おっ、ジャン=ボール・エヴィンですね!」

昨日今日と調子に乗ってキンドル本を読み過ぎたせいか、右目の調子が悪くなった。近所のドラッグストアーに目薬を買いに行く。

久しぶりにお世話になります。

年が明けてから、ゼミ論集、期末レポート、書評(のようなもの)のための読書、と目を酷使してきたが、これからも目を通さないとならない大量の原稿や、これから自分が書く原稿の準備のための読書など、目を休める暇は当分なさそうである。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


2月20日(火) 晴れ

2024-02-21 13:39:46 | Weblog

9時、起床。

胡桃パン、鯛のつみれ汁、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

気温が上昇している。チャイは私が起きるととりあえずベランダに出たがるので出していやるのだが、ひどく寒い日や風の強い日は早々に室内に戻ってくるのだが、今日は長居をしたいようである。

 ベランダに猫も長居のうららかな たかじ

昨日のブログを書いてアップする。

蒲田駅ビルの「銀座アスター」を来週の火曜日のランチで8名予約する。小学校時代の同級生の集まりがあるのだ。

いつもゼミ論の印刷・製本をお願いしている印刷会社のK氏に連絡して、来週の月曜日に研究室に来てもらうことになった。データを渡して、表紙の色などを決めるためである。

恵比寿ガーデンプレイスに行く。

東京都写真美術館。

開催中の展示会をチェックせずに来たら、開催中の展示会は一つだけで、今日から始まった「恵比寿映像祭りコミッションプロジェクト」。どんなものかわからないまま入ってみる。

期待せずに入ったのだが、とても面白かった。昨年度の映画祭で特別賞を受賞した2人のアーティスト、金仁淑(キム・インスク)と荒木悠の特別展示をやっていた。

金の展示室には二つの作品が展示されていた。1つは「House to home」。金が借りた古い民家に彼女の知り合いたちが招かれ、食事をし、会話を交わし、去っていく。床にモニター、壁にスクリーンがたくさん配置され、その映像が彼らの会話とともに流されていた。会話のテーマは家族だった。韓国の人々が家族や親族を大切にしていること、同時に、若い世代にとってはそれが少々窮屈なものであることが伝わってくる。平凡といえば平凡だが、リアルな会話で、わたしもその古い民家に招かれた一人になってしばらくそこにとどまっていた。居心地のよい時間だった。

もう一つの作品は、「Ari, A letter from Seongbuk-dong」。城北洞(Seongbuk-dong)という地域のあちこちをアリという名前の少女を案内人のようにして訪れる写真で構成されている。アリという名前は「不思議の国のアリス」を連想させる。変貌していく町で、これから少女は娘になり、大人の女になっていくのだろう。

荒木悠の作品のタイトルは『ROAD MOVIE』。彼が訪れたのは、アイスランドの小さな村、スターガストロン。彼は真冬のその村に三か月間滞在した。その村には外食できる店が一軒しかなかった。ガソリンスタンドに併設された「Grill 66」だった。アメリカ合衆国の「ルート66」をもじったファストフート店である。彼は絶望的な気分になったが、それを逆手に取って、25種類のメニュー(アメリカ合衆国の地名がついている)を西から東に一日で(たぶん)食べつくすという企画を考えた。レジデンス仲間とヒッチハイクの青年2人と荒木の4人でそれに挑んだ。

最初はみな笑顔だった。

モリモリ行っていた。

しかし、やがて苦悶の表情に変わっていった。

タカ&トシのバラエティ番組の中でこんな光景をみたことがある(「帰れま10」だったかな)。

シカゴ(ベーコンチーズバーガー)からハリウッド(ビーフステーキサンド)までのロードムービーだった。

彼らの平らげたメニューの写真が壁に貼られている。

その向かいの壁には巨匠たちの作品が展示されていた。荒木の馬鹿馬鹿しい映像作品と並ぶことで一種心地よい不協和音を奏でていた。これも織り込み済みの映像作品である。


ルイス・W・ハイン「アメリカへ乗り込む、エリス島」(1908)


ドロシア・ラング「昼食の時間、マンザナールの日系アメリカ人収容所、カリフォルニア州」(1942)


ロバート・フランク「自動車事故、国道66号線、ウィンスローとフラッグスタッフの間、アリゾナ」(1955)


ラッセル・リー「黒人小作人の台所の片隅、オクラホマ州クリーク郡」(1940年)


2時半に美術館を出る。

ちょうど電車が出てしまったところだった。

でも、次の電車まで3分だ。

喉が渇いていた。

オロナミンⅭを買った。

飲み終わる頃に次の電車が来た。

昼食を食べるために大井町で途中下車。

最初に「丸八」へ行ったが(カツサンドが食べたかったのだ)、閉まっていたので(月曜が定休日なのは知っているが、火曜日もなのか?)、東小路に行く。

「永楽」に入る。珍しく空いていた。

ワンタンメン(900円)を食べた。美味しかった。

食後のお茶は「ポットリー」で、と思ったら・・・

臨時休業だった。あらま。マダムのご自宅は別の街にある。前日に張ったのだろうか。それとも今日来て、途中で体調が悪くなって帰られたのかしら。

店の前の土手には早咲きの桜が2本。

近くにオレンジジュースの自販機があった。カップ一杯350円する4個分のオレンジを搾って作る特製のオレンジジュースである。

なるほど、搾りたて感のある美味しいオレンジジュースである。

オレンジジュースを飲みながらしばらく桜を眺めた。

さて、帰ろう。

蒲田駅ビルの靴屋(リーガル)でウォーキングシューズを購入。履き心地がよいので、同じモデルの同じサイズのもの色違いで順繰りに購入している。今回は茶色の番だったが、廃番になったそうで、黒を購入する。

写真美術館のショップで手に取って面白そうだった本を帰宅してからキンドルで購入する。

島原学『写真のなかの「わたし」―ポートレイトの歴史を読む』(ちくまプリマ―新書、2016)。

さっそく読み始める。

夕食はシシャモ、ベーコンと卵とほうれん草の炒め物、ブロッコリーのサラダ、たらこ、白菜の味噌汁、ごはん。

食事をしながら『厨房のありす』(録画)を観る。

いただきもののパウンドケーキの最後の一切れを食べる。

『写真のなかの「わたし」ーポートレイトの歴史を読む』読了。新書だと(もちろん内容が面白くないとだめだが)あっという間に読めてしまう。これもキンドルのおかげである。

サブタイトルに「ポートレイトの歴史」とあるが、メインタイトルに「写真のなかの「わたし」」とあることからわかるように、「自撮り」の考察に多くの頁を割いている。それもプロの写真家のセルフポートレイトだけでなく、一般の女性や中高生たちのセルフィ―やプリクラやコスプレ写真にまで考察の範囲を広げている。

 「ポートレイト写真とは、本来的に写された人物のアイデンティティのあり方、つまり自分が何者かということと深く関わるものです。しかし流動化した社会の中では、人々のアイデンティティもまた短期的に変わっていかざるを得ないし、それにつれて望ましいイメージも違ってくるはずです。そのとき制服や持ち物を記号化し、アイデンティティを素早く着替えるためのレイヤーとして利用するというのは、この社会で生きていくための一つの有効な知恵なのかもしれません。
 自撮りもプリクラもコスプレ写真も、これらはとても遊戯的なものに見えますが、それらの写真には、先の見えない時代を必死に生きていこうとする切実さが込められているのです」(第三章「コスプレ写真の現在」より)

なるほど。「生存戦略としのポートレイト」ということですね。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


2月19日(月) 小雨

2024-02-20 11:50:32 | Weblog

8時、起床。

胡桃パン、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の『ブギウギ』。いっぺんに時間が進んだ。愛子は赤ちゃんではなく幼児になっている。『買物ブギ』(1950年)は飛ばされてしまったのか? 好きな歌なんだけど。

9時半に家を出て、駅前(東口)からバスに乗り、東京蒲田医療センターに行く。妻も一緒である。3月中旬に予定している腹部のヘルニアの手術の説明を受けるためである(2年前に手術したのだが再発したのである)。10時の予約だったが、1時間ほど待った。こういうときのためにキンドル・スクライブを持って行ったのだが、いつ呼ばれるかわからないので、読む気になれなかった。待合所には高齢者が多かった。一人で来ていて大丈夫なのか見ていて心配になるような人もちらほらいた。歳を取るといことはそういうことなのだ。

手術の説明は丁寧で、今後の段取りも含め、一時間近くかかった。支払いは220円だった(検査や処置や投薬がないとこんなに安いのだ)。

帰りもバス。小雨が降り始めていた。

昼食は蒲田駅で買った崎陽軒のシウマイ弁当。

食事をしながら『正直不動産2』第6話(録画)を観る。

デザートにパウンドケーキを食べる。

少し午睡。

夕方、大森の「ベイクマン」に電話して、食パンの取り置きをお願いする。

小雨の降る中、出かける。駅の近くの駐輪場の自転車たちが動物の群れのように見える。

艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の

雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる

たべてゐる

彼らはそこにみんな静かにたつてゐる

ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる

もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう

雨が降つてゐる 雨が降つてゐる

雨は蕭蕭と降つてゐる

(三好達治「大阿蘇」より)

大森駅の北口を出て、ジャーマン通りを歩く。

「ベイクマン」に到着。食パンを受け取る。

いま来た道を引き返す。

帰宅。食パン二斤、6枚切り。

冷凍保存する前に、一枚だけ、焼かずにバターで食べる。これがやわらかくて美味しいのだ。

「ルーティンですね」

夕食は鯛のつみれ汁、銀鮭の西京焼き、春雨サラダ、ごはん。

食事をしながら『さよならマエストロ』(録画)を観る。楽団の最後の曲(カルメン)は楽団の創設時からのメンバーであるコンマス(津田寛治)が指揮棒を振った。その晴れの姿を妻と娘が見に来ていないなんて・・・。

ゼミ論集(14冊目)の編集作業ほぼ終了。201頁、ワードで作成したものをPDFにしてUSBに保存する。「ほぼ」と書いたのは学生への確認(私が最終段階で原稿に修正を施したものがある)の返信待ちがあるからだ。確認が取れたところで印刷・製本業者に渡す。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。


2月18日(日) 晴れ

2024-02-19 15:42:35 | Weblog

8時15分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

ゼミ論集の編集作業。そろそろ終わるかな。

11時半に蒲田駅で卒業生のカナさん(論系ゼミ10期生)と待ち合わせ、池上へ。梅園に行くのだが、その前に腹ごしらえ。「池田屋」に入る。

カナさんと会うのは去年の6月以来だから、8カ月ぶりである。この間、彼女は転職をした。国立大学の職員を辞め、広告関係の会社に就職した。いま担当している仕事は私立大学の入学案内などのパンフレットの作成。大学とは縁が切れないようである(笑)。

おでんと茶飯のセット+葛餅。「池田屋」はよく来るが、しっかりした食事は初めてかもしれない。茶飯は少し残してお茶漬けにして食べた。

葛餅は黒ゴマ入り。

黒蜜の量はお好みで。

大きな急須が2つ。1つでも十分な量なのだが、お茶漬け用にもう一つ来たのである。

梅園は見ごろだった。ポカポカ陽気も手伝ってかなりの人出だ。入園料は大人百円。ただし、65歳以上は無料。

本門寺のある高台の斜面に植わったたくさん梅の木。

 

梅は桜と違って一本一本開花のピークが異なるから、全山一斉に満開ということがないかわりに、花の見ごろが長い。

見晴台で一休み。

空中に浮かんだような孤高の梅の木。

目白が花の蜜を吸いに来ている。目白の写真を撮れるとはラッキーである。

昔から「梅に鶯」といわれ、花札の図柄にもなっているが、実際には鶯は梅の木にはまず来ない。目白は鶯よりも鮮やかな鶯色をしているので、鶯と間違われたのであろう。

梅の花は接写に映える。

彼女が撮っているのはこんな感じかな。

白梅もいいし、

紅梅もいい。

一つの木に紅と白の花が咲くのを「源平咲き」というが、園内を見渡したところそれはなかったかな。

梅園には40分ほど滞在した。

本門寺の総門の前に立つと階段の途中にある早咲きの桜の花が目に飛び込んでくる。

熱川桜であろうと思うが、ソメイヨシノとは違って、ピンク色をしている。

満開の梅と桜を両方楽しめるのはこの時期、この場所ならではある。

カナさんのスマホで自撮りをしてもらった。う~ん、桜をもう少し入れてほしかった(笑)。

本門寺公園でポートレイトを撮る。

木漏れ日がきれいだ。

デジカメ(セルフタイマー使用)で自撮り。

さて、「ティールーム101」へ行きましょう。

3時半に予約をしておいたのだが、10分ほど遅れて到着。

カナさんは「スリック」には何度か来ているが、「ティールーム101」は初めて。棚の絵は「スリック」のときのもの(マダムと並んでいるのはスタッフのリュウイチ君)。写真のワンちゃんは昨秋(10月26日)天国に旅立ったラズリー。

我々が本日最後の客になりそうである。

シフォンケーキは二人ともチーズスフレに決め、お茶をどうするかマダムと相談。

お薦めのお茶の香りを嗅ぐ。

一つに絞り込むのは難しい。こういうときは・・・

3種類のお茶を味わえるテイスティング・セットというのがある。

これにしましょう。

私は3種類のアール・グレーをチョイス。

左から、クリッパーズ、ラッフルズホテル、スティーブン・スミスである。

カナさんはタイプの異なる3種類のお茶をチョイスした。缶の文字がよく見えない(笑)。シンガポールスリングティー(ラッフルズホテル)、イブニングティー(ラッフルズホテル)、ティーダスト(ニューヒルバード)だったかな。

利き酒をするように(笑)、味わいながらいただく。

チーズスフレシフォン。紅茶の話で盛り上がっているが、ふんわりとして、しっとりとした、極上のシフォンケーキである。

「これまで食べた中で一番美味しいシフォンケーキです」とカナさんは言った。

マダムに我々の写真を撮っていただいた。お店には2時間ほど滞在した。長居してしまったが、最初の30分はお茶選びの時間だったのである(笑)。「次回のカフェ巡りでもここに来たいです」とカナさんは言った。

駅に戻る途中の橋のたもとで地元の知り合いの方と遭遇する(これで二度目だ)。これも何かのご縁なので(笑)、写真を撮っていただいた。ありがとうございます。

駅の改札でカナさんを見送る(反対方向のホームに降りそうだったので、「こっち、こっち」と指示する)。

夕暮れである。

夕食は肉豆腐、焼売、卵とワカメのスープ、ごはん。

挽肉とニンニクの茎と桜エビが入っている。

食事をしながら『お別れホスピタル』第3話(録画)。キム兄(木村祐一)がいい役回りを演じていた。

カナさんからお土産にいただいたお菓子を食べる。

カナさんの実家のある富山のお茶屋「藤岡園」のパウンドケーキ。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。