なんだかんだいって暖冬傾向が強そうなこの冬。それでも明日あたり、平地でも積雪の予報が出ておりますからあなどれない。季節のめぐりは本当にミゴトである、と今更ながら感心する昨今。
いよいよシーズンか、と思い出して、今年も引っ張り出してみた画像のグローブ。バイク時代に買った厳冬期専用の20年ものディアスキンですが、ご覧のようにヨゴレがいちぢるしく、とてもぢゃないが使用に耐えません。当時は乾き気味の表皮を気遣うあまりオイルをしみこませていたキヲクがあるのですが、それが完全に裏目に出ていまやプンプン異臭を放っております(爆)。こりゃいいわい、というわけで(なにが)、さっそくクイックブライト(以下QB)で繰り返し洗浄いたします。指先部分は豚毛のハブラシでマッサージするイメージでヨゴレをかきおとしてゆくのですが、この時点で黒い水がドバドバ流れ出てきます。大丈夫なのか、とふと心配にはなるのですが、ここまで黒い水が流れ出てきたのでは止めるわけにも行きませんて。
というわけで30分の洗浄ののち、流水で洗い流したうえでさらにQB洗いを2回ほど繰り返して陰干し3日・・・
ご覧のようにすっきりと洗いあがりますた~。色が若干落ちて、指先が毛羽立ったのはアレですが、なに皮革本来の風合いが戻ったのは素晴らしい。新品よりもよいか(爆)。
このうえでオイルやらなにやらを塗って保護、となりそうになりますが、ここはあえて放置いたします。クルマのレザーシートと違って表面に樹脂加工があるわけではないのですが、皮のフィールを楽しむ意味でこのまま使用いたします。冬のボクスターにちょうどよいか、と(爆)。