嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

トクイチオートを考える 保つボディ

2007-03-13 19:50:30 | オンロードでの出来事
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000313_012画像の2台にもしも乗ったことがある、とおっしゃる方がいらしたらアナタはトクイチマニヤでつ(爆)。かたや34マソ、かたや5マソ半ばの一般に市販されていた個体ながら、2台ともに距離に関係なく「ボディが生きている」のが特徴です。もちろんモノによるわけで、たとえばW124はこのまま50マソまで乗ってもさして変わらないボディ剛性を示すでしょうが、ルーテシアに至ってはそのあたりは未知数。それでも10マソいや15マソ程度でヤレヤレ、となることはまずないでしょう。なぜか・・・

新車整備の効果の「ほんの」一端です(きつぱり)。サスペンションの組み付けを根本から見直してあるこの2台の場合、足の動きが本来あるべき姿、つまりは「適正」なのです。「ちゃんと動く」サスペンションはそれだけでボディへの攻撃性も減少いたします。逆に「動かない」サスペンションの場合ですと・・・まあ、お分かりですよね、取り付け部分にムリな力がかかったり、ああだこうだと望ましくないダメージがボディに加わる、と。日本の劣悪道路を甘く見てはいけません。数マソ走るうちにボディヤレヤレ、まあそこまではないにしても振動、衝撃、それなりに、というわけでガタガタミシミシはじまる→シャケンくる→セールスと立ち話する→オイシイ残価設定ローンのご紹介→月々3000円だ→買い換え→まあ言いなりになってくださったことだし→高値買取(爆)、とこうなるわけでつが、それはそれでシアワセなわけです。んが、万が一アナタが一台を大切に乗り続けたい、パフォーマンスマキシマムな状態で長く楽しみたい!そんなお望みをお持ちならば、サスペンションを動かしましょう、と(爆)。

さて、ここからが肝心、じゃあ「動くサス」ってなんだ???、べつに社外サスのことでわありませんよ(爆)。何かを換えてどうの、というのは根本から違います。パーツそのものがダメということではなくて、全体のバランスがゼロとなってしまうのです。それにこれら一連の社外パーツのキーワードは「ハード」だったり、「レースの世界で培われた(爆)」だったり、「地を這うような(爆)」、だったり「信じられないレスポンス」だったりでクルマのボディにはキビシイものなはずです。すくなくとも純正よりはね・・・ブッシュ、ボディ、ダンパー、さらにはトラクションすべてのバランスを有しているのはゆいいつ純正のアシです・・・この純正アシですら、数年後の買い換えを前提に作られているのは世の常。しっかりヤレてそろそろかな、とドライバーに思わせる巧妙な仕掛けに満ちている!メーカーさんもショーバイですからね、このあたりはタイアの選択次第で寿命を先延ばしにすることもできるでしょうが限界があります。特に17、18inがあたりまえの昨今では寿命はさらに短いぞ・・・そんな精密なものかよ、って?そんな精密なものです(きつぱり)!
ボディイノチのクルマにとってアシの選択は唯一無二。雨の日にしっかり安全に走りたかったらすくなくとも純正にしときな、とだけ申し上げておきましょう。あ、クルマを2年10ヶ月でお乗換えになるお方は別っす、ハイ(爆)

一時期ホン○車のボディ剛性云々、といううわさというか風評を聞くことがございましたが、あれって、実はサスペンションの組み付け精度からきているのでわ、といまさらながらに思う昨今(一部意味明瞭)。





トクイチオートを考える TT3・2のあじわい

2007-03-13 17:14:09 | オンロードでの出来事
000313_014_1つい先週、トクイチオートへとおあずけした私のTT3・2、ほんの数日で仕上げていただき、無事に手元に戻って参りました。あまり期待してもアレですが、トクイチさんへの入庫前と入庫後ではクルマのコンディションが明らかに違うのが特徴です。全体にバランス取りが再度なされた感じで、今回の私の車検のようなほとんど交換パーツの出ないような軽い整備でも事後にはクルマ全体がしっとりとした味につつまれているのが大きな特徴です。え、なに?アンタ逝っちゃってるって?・・・や、そのう、アーウー・・・こればかりはご自分のクルマを苦労して仕上げたオーナーだけに許されたヨロコビってえやつです。あ、苦労して仕上げてくださったのはトクイチのみなさまですた、ごめんなさい(爆)。
距離33000k。今回は定番のエアコンフィルター交換はまあしゃーない、として、ブレーキ整備は後輪のみ、さらにブレーキオイルにパワステフルードも動きが渋いということで交換となりますた。ついでに夏タイアへと履き替えてフットワークもいよいよ、という感じでございます。DSGはフツーのATと勘違いしてしまうほどシフトアップがスムーズでお上手なのでついつい油圧の介入のあるつもりで(爆)「AT踏み」を行いますとたまげます。靴の重みだけでフォロロロ~、と吹け上がってしまい、続いて1500rpm程度から湧き出ているトルクに押されていつのまにやらとんでもない速度までクルマを連れて行ってシマウマ(爆)。
障害がない限り(完全意味明瞭)右足をペダルに乗せておきますとなんともいえないエンジン音が大きめに聞こえてきてタマランチ会長。ゴルフ5R32と同一エンジンながらまったく違う音質をもっておりまして、個人的な印象ですが、TTのエンジン音のほうがくすぐってくれる感じ(一部謎)でしょうか。ゴルの音もけして悪くはないのですが、雰囲気としてはこちらのほうがやってる気になるですよ。

足回りというかクルマの挙動が、速度を上げても、またトーゲの高低差つき超低速ヘアピンでも、ほとんどの場面で弱アンダー、またはニュートラルのまま落ち着き払っているためにアウトストラーダチェントロ程度の速度とカーブ曲率ですと目がついていかないのに気がついて(だめだめ)、あるいは足元のミシュランプレセダがスライドをはじめようとするので、ふと油温計を見てあわててアクセルを戻す、というようなことがフツーに起きてしまい、アブナイったらありゃしない。
緊張感(あまり)なしに短時間で目的地に到達できる、TTは良質なGTですね(いまさらどうしたんだ)。

画像で最新バージョンのPCS-HQの凄まじいまでの映り込みをとくとご覧くだしゃんせ・・・ううむ、こうなるとお宝だな(自画自賛モード全開)・・・私の車体色はカタログ名ドロミテグレー。ヨーロッパアルプスのドロミテ山の山肌の色だというわけですが、紺とグリーン、グレーを巧妙にまぜたなかなかオサレなカラーです。極たまーに見かけますが、多分ものすごい不人気色なのでしょう(爆)。個人的にはTTのオリジナルボディにはシルバーの次に似合う色と思うですがダメっすかねえ(爆)?