画像の2台にもしも乗ったことがある、とおっしゃる方がいらしたらアナタはトクイチマニヤでつ(爆)。かたや34マソ、かたや5マソ半ばの一般に市販されていた個体ながら、2台ともに距離に関係なく「ボディが生きている」のが特徴です。もちろんモノによるわけで、たとえばW124はこのまま50マソまで乗ってもさして変わらないボディ剛性を示すでしょうが、ルーテシアに至ってはそのあたりは未知数。それでも10マソいや15マソ程度でヤレヤレ、となることはまずないでしょう。なぜか・・・
新車整備の効果の「ほんの」一端です(きつぱり)。サスペンションの組み付けを根本から見直してあるこの2台の場合、足の動きが本来あるべき姿、つまりは「適正」なのです。「ちゃんと動く」サスペンションはそれだけでボディへの攻撃性も減少いたします。逆に「動かない」サスペンションの場合ですと・・・まあ、お分かりですよね、取り付け部分にムリな力がかかったり、ああだこうだと望ましくないダメージがボディに加わる、と。日本の劣悪道路を甘く見てはいけません。数マソ走るうちにボディヤレヤレ、まあそこまではないにしても振動、衝撃、それなりに、というわけでガタガタミシミシはじまる→シャケンくる→セールスと立ち話する→オイシイ残価設定ローンのご紹介→月々3000円だ→買い換え→まあ言いなりになってくださったことだし→高値買取(爆)、とこうなるわけでつが、それはそれでシアワセなわけです。んが、万が一アナタが一台を大切に乗り続けたい、パフォーマンスマキシマムな状態で長く楽しみたい!そんなお望みをお持ちならば、サスペンションを動かしましょう、と(爆)。
さて、ここからが肝心、じゃあ「動くサス」ってなんだ???、べつに社外サスのことでわありませんよ(爆)。何かを換えてどうの、というのは根本から違います。パーツそのものがダメということではなくて、全体のバランスがゼロとなってしまうのです。それにこれら一連の社外パーツのキーワードは「ハード」だったり、「レースの世界で培われた(爆)」だったり、「地を這うような(爆)」、だったり「信じられないレスポンス」だったりでクルマのボディにはキビシイものなはずです。すくなくとも純正よりはね・・・ブッシュ、ボディ、ダンパー、さらにはトラクションすべてのバランスを有しているのはゆいいつ純正のアシです・・・この純正アシですら、数年後の買い換えを前提に作られているのは世の常。しっかりヤレてそろそろかな、とドライバーに思わせる巧妙な仕掛けに満ちている!メーカーさんもショーバイですからね、このあたりはタイアの選択次第で寿命を先延ばしにすることもできるでしょうが限界があります。特に17、18inがあたりまえの昨今では寿命はさらに短いぞ・・・そんな精密なものかよ、って?そんな精密なものです(きつぱり)!
ボディイノチのクルマにとってアシの選択は唯一無二。雨の日にしっかり安全に走りたかったらすくなくとも純正にしときな、とだけ申し上げておきましょう。あ、クルマを2年10ヶ月でお乗換えになるお方は別っす、ハイ(爆)
一時期ホン○車のボディ剛性云々、といううわさというか風評を聞くことがございましたが、あれって、実はサスペンションの組み付け精度からきているのでわ、といまさらながらに思う昨今(一部意味明瞭)。