嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

松本清張 歪んだ複写

2009-10-22 19:45:37 | こんなの読んでまったがや

0001022_001 秋の夜長、世間でわオリオン座流星群だなんだと大騒ぎらしいですが、なに、流星だなんてこちらでは珍しくもなんともない。これから空気の澄む季節に向けて、それこそ5分にひとつは目撃できるわけで(不確定ですがなにか)、なに騒いでるの、という感じでございます(爆)。

それよりも「債権放棄」ってなに?、と(完全謎)。億、それも数千億円の借金の棒引き・・・ううむ、小学校で「借りたお金は返しましょう」、と習わなかったのでしょうか(完全謎)???たとえ利息の「過払い」に陥ったとしても、その過払い訴訟でバブルに浮かれた弁護士がダツゼーしようとも、キホン「返す」のが借金である、と。幼稚園痔でも知ってるこのルール。ニッコーのみなさまはいったいどう償われるおつもりなのでしょうか?ってNY渡航時のアップグレードのご恩も忘れて糾弾しておりますがなにか(爆)。

さて、そんなイラつく秋の夜長(爆)には、このような良質な超長編小説で和みましょう(爆)。生誕100周年を迎えられている松本清張センセの得意ジャンル。殺人にまつわるニンゲン模様の精妙な描写を鈴虫の声をバックに味わいます。

001030_002 今回はセンセの取材が税務署の内部事情に踏み込んでおられるわけですが、70年代にはきっと事実だったであろう汚職の手法とえげつなさ過ぎるたかりの手法は必読。売り上げをごまかして納税を逃れたい、という企業のキホン心理を巧妙についた悪徳税務署員の所業が読みどころか、といいたいところですが、すでに使い古されすぎて新鮮味に欠けるか。それでも申告を自分できっちりおこなう私には(爆)、興味津々の★★★。

意外なラストも楽しめるが、料亭の女中のキャスティングを自分でやってみるのもまた楽しいぞ、の秋の夜長にオススメの一冊でございます。画像は毎晩のシャワーでピカピカのももちゃん。秋、冬にはぴったりの座右のネコでございます(爆)。


秋の味わい・・・甲斐路

2009-10-22 19:18:38 | 食・レシピ

0001022_004 画像は甲府産の甲斐路。カタチだけを見ておりますと、ロザリオビアンコにそっくりで、あれの色ちがいか、というかんじ(爆)ですが、甘味第一でおしてくる味わいは独特です。

ロザリオ・・・のほうはどちらかといえば深みのあるブドウの味わいが感じられるわけですが、この甲斐路はストレートな甘味勝負みたいなところがあって、オールドファッションドな雰囲気(完全意味不明)です。

大きめな房ですとそれこそ巨峰そこのけのお値段をつける高級品種でもありますが、とまれ季節の恵み。冬を前に存分に味わっていただきましょう。今夜のデザートでございます。


山のきのこ

2009-10-22 19:10:49 | 食・レシピ

0001022_005 きのこは山どりが基本です。近年、無菌室ならぬ有菌室で培養されたいわゆる栽培ものばかりが正統派のような錯覚がありますが、あくまでも山に生える野生のきのこを食してこそでございます。

今年は夏からの天候不順がたたって、山が乾いてしまう傾向にあったようで、出始めが鈍く、ここへきてようやく山どりの味の濃いやつが市場に出回り始めました。11月の下旬までのほぼひとつき。きのこ勝負です~(爆)。

画像はなめこ。栽培ものに比べますとカタチが「らしく」、食べてみれば土の香りがこれでもかと香って参ります。今夜は豚汁に投入して愉しんで頂きました。

ご予約は0267-62-0251 おいまつえん oldpine@seagreen.ocn.ne.jp

までどうぞ!!