嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ようやくコート類をしまう(遅)

2012-04-21 20:49:29 | コスメ・ファッション

Dsc05625 いやあ、長い冬でした~、とようやく過去形にできるようになった昨今。気温も朝晩でも2桁は割らないようになってきた関係で、冬支度を終える始末となりました。

いろいろな物事が動きだす関係で「またはじまるな」という感じと、キビシー季節をやり過ごした安堵が入り混じったフクザツな心境となる昨今ですが、気象変化がいちぢるしい昨今、すぐに高温多湿のアレがやってきます。ぼんやりしている暇はないので(いつもしているだろう)、早速冬のあいだにお世話になった重衣料のお手入れを行います!

重衣料=コートまたわセーターとなるのですが、セーター類は近年洗濯機のいちぢるしい発達でコットンと変わらないお洗濯が可能になっておりますから心配ない。毎週洗っているでしょう?

モンダイは厚手のウールを使ったコート類。クリーニング屋へ、というのが一般常識ですが、じつはダメージを考えますとできるだけ出さないように着る、というか扱う。というのが衣類を大切にする方の基本スタンスです。牛乳こぼしちゃった、などというときには、まあ致し方ないわけですが、そうではなく、通常の着方で一冬過ごした、などという場合にはドライクリーニングの必要などはまずございません。ドライクリーニングというのは石油系溶剤にデリケートなウールを漬け込んでダメージを与えつつヨゴレを抜き取る作業ですから、できるだけ避けねばなりません。クリーニングにいかに出さないように着るか、というのがポイントである、といってもよい。なので、一般的には画像のような獣毛ブラシで入念に砂、埃類を掻き落とすだけで充分、というものです(アランフラッサーもそう言っています)。毎日着て、コロンボ警部(爆)みたくなってるスーツも、じつはクリーニングのやりすぎで繊維が傷んでいるだけ。丁寧なブラッシングと1日着たら2日休ませる、というサイクルを守る限り5年はもつはずです。

ちなみに、本記事を読まれてクリーニングに出さなかったスーツが来シーズンはじめにボコボコに虫食いだった場合にはなんらかのエサが生地に付着していた可能性がございます。あくまでも御自身の判断でなさいますよう。また、スーツ、といった場合にはウールないしはウールまたは天然素材100%のものを基本的に指しております。ポリエステルをはじめとする人工繊維を含む素材で裁断されたものに関しましてはまた別の扱いがございます。詳細はまた後日。