嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

カーグラフィック77年10月号

2012-04-22 20:23:42 | 

Dsc05636 今日は雨の日曜日。ボクスターに乗るのには、晩の仕事があって、時間的な制約がある。だいいち屋根あけらんない(爆)。そのうえ来月に迫ったホテル旅館組合の総会の資料作り、という所得税確定申告以上に厄介なお仕事もある(脱力)。

ぬは~、こんなときには息抜きでも、というわけで(いつもこれだ)お客さまにいただいたザッシENGINEの2009年6月号を眺めておりましたら、ゴルフ6のリリースを大々的に特集しておりました・・・その記事の中にゴルフ1のGTIをかわいがっておられる方の記事があって、CGの77年10月号を読んでその気になった、という内容のことが書かれてありましたので、もしかしてうちにもあるんぢゃ、と考えて探してみましたら、やはりありました!いやあ、物持ちがよい、というかなんというか。こんなかさばるザッシなんて捨てなきゃ、とはいつも思うのですが、最近のやつはともかく、この頃のCGは資料的価値もあるし、なんといってもCGを眺めていると当時の空気がダイレクトに感じられるわけで捨て難い。ちなみに将来はおいまつえんの敷地内に図書館を増設いたし、そこへ一連のザッシ類が収められる予定でございます(あくまでも予定ですがね)。

ENGINEの記事でもわかるように、当時のクルマ好きはそれこそバイブルのようにして欲しい車の記事を暗記するまで読んだものです(とほひめ)。で、記事を信じて貯金なんか始めちゃったりしてね(爆)。この号ではスカイライン「ジャパン(懐かしすぎる)」やリフトバックのトヨタセリカ(そう、あのドヨーンと丸くなっちゃったヘン~なセリカですよ)がニューモデルとして扱われており、まさに時代を感じさせてくださいます。

肝心のゴルフ1GTIは1588cc(!)の110HP(!)、谷田部のテストコースで176kmhでたっ!といって大騒ぎをしているわけですが、いや~新鮮!!さぞかし凄かったろうな、と想像できるわけですが、この号で新型として扱われた「ジャパン」がすでに2リットルに130hpのスペックをもっていたのを考えますと、やはりホンモノ感というのでしょうか、あらかじめモノが違うから、といわれているようで国産車というのはCGを眺める分には肩身が狭かったですね。島国、ということもあるが、輸入物には当時から弱かったな、と(爆)。

と、昔を振り返ることが多くなるのもまた加齢のいち現象というものでしょうが、当時のゴルフ、それもGTIだなんて、有り難味の点ではいまの5や6のGTIの比じゃない(きつぱり)。連綿と作られてきたゴルフもすごいが、それらの変遷を眺めてこられた、ってのはある意味よい時代に生まれたのかも、と感慨しきり。願わくば1のGTI(=ガイシャ)を買ってみたかった、と、夢想する雨の日曜日なのですた~・・・うへえ、仕事仕事~(爆)。


バラクータG9をあらためて見直す!

2012-04-22 11:34:45 | コスメ・ファッション

Baracutag9_3 さて、コートをしまったのわよいのですが、今日あたりはまだまだ寒い(爆)。どころか、これから梅雨にかけては屋内のほうが屋外よりも涼しく感じる、という珍現象すら見受けられる。そう、標高が700mもありますと、たとえ初夏でも薄ら寒いのです。

そんなときに登場するのがバラクータG9に代表される、いわゆるブルゾンというやつです。別名は数限りなくあるのですが、スイングトップなんてのもそのひとつ?腰丈の上着、というわけですが、ラグランスリーブと呼ぶ、トレンチコートと同様の肩周りに余裕のある裁断が効いて、動きやすいのが身上。

拘束道路のSAなどでひとやすみしておりますと、この季節、団体旅行のバスから降りてくるヲジサンたちの8割がたが着用なさっておられるアレです、はい。たしかに羽織る、という表現がぴったり来る軽めの生地にビミョーな色使いでそれなりに季節や着用者の好みを表現している。みんな着ているから、という選択もないではないですが、ここはやはり個性、というかウンチクを持って着たいものでございます(そうなのか)

で、バラクータG9!!これは長年アコガレて買った!というか当時は異様な高額で手が出なかった(涙)。バラクータもどきでよければ、なものいくらでもころがってたわけなんですが、そこは若気の至り(爆)。ホンモノでなけりゃあ意味がない、というわけで買えるまで何年も貯金などしたものです。

素材もウール、コットン、コーデュロイとあって、それぞれによい。ジェームズディーンが「エデンの東」で着て、一躍有名になったマクレガーのドリズラーという選択肢もないではなかったのですが、当時(ちょうど30年ほど前)は復刻の動きすらなく、大古品=ヴィンテージを10万円ほどお支払いして買う、というマニヤックな選択しか残っておりませんでした。VANと背中に大書されたアレ(一部意味明瞭)を買ってブイブイいわせる、というのもたしかにアリでしたが、第2次アイビーブーム全盛の当時、すでに時代錯誤のニホヒがしておりました。で、やはり当時は3万円近辺で推移していたこのバラクータにみんなムリしつつも辿り着いた、というわけです。  30年たった今でも当時とまったく同じものが手に入るほかに恐らくリペアのほうも抜かりないはず。いまだに雨に当たってもしっかり防水するのがサスガ~、となります。イギリス製ってのはやっぱりダテぢゃない!ムリして買っておいてよかった、と。

Dsc05634 コットンポプリンと呼ばれるナイロン混紡のやつに始まり、画像の私が30年来着ておりますコーデュロイ版。これにはライニングと外皮のあいだに綿が入っていて(所謂綿入れ、ちゅうやつですね)保温性能が高いです。さらに高額なウールメルトン、なんてのもあったキヲクがありますが、さすがに30年も着ておりますとそろそろ袖口のニット部分のヤレが目についてきます・・・ううむ、そろそろ買い換えかなあ、と考え、e-Bayや国内オークションなどを眺める日々だったのですが、ある日Aさんからメールが・・・

なんという偶然!AさんはドットUKのHPに直接乗り込み、買い付けてしまったそうな(爆)。ううむ、いいなあ、と返信いたしましたら、Dsc05633 なんでも過去に着ていた私サイズのものが手元にあるのでお譲りくださるそうな(感涙にむせぶ)。

画像はアメリカ向けバラクータのラベル、4CLIMES。30年前にアメリカで買ったためにこうなりました。たしか250ドルくらいだったか?。アメリカではバラクータの商標は他のアパレルメーカーに押さえられていたためにこうなったのだそうな。

それにしても変わらないスタイルだ、と思ったらさいきんタイトフィットとかいって、全体にきつめのやつが出回ってるというでわあーりませんか!!って、そんな始末でスイングできるのかい、と、小一時間、問い詰めてみたいなり(爆)。