ご存知、なわけないか(爆)、ボクスター乗りのあいだではバイブルといってよい、カーマガジン261号「ボクスター再考」。
ひととおり捜しては見たのですが、本棚には見当たらず・・・ううむ、こりゃオークションで定価で買うしかねえのか、とあきらめかけておりましたのですが、まてよ、と思い、書庫(押入れとも言う)の中を大汗かきながら掘ってみましたら(爆)、発掘されてしまいました・・・2000年3月号ですからして、2・5→2・7に排気量アップのあったモデルイヤーでございます。こういう発掘ってのはうれしいものです、はい(ヒマなのか)
ポルシェの本流はじつはミッドシップである、というボクスター乗りだったら狂喜しそうな書き出しから始まる、沢村慎太郎センセの22ページにも及ぶ詳細リポートですが、読み応え十分。2000年の時点で3.4リットルエンジン搭載のケイマンの出現ををミゴトに言い当てているあたりはあっぱれ、といいたいところながら、なもの誰でも考えるって。前輪からドライバーの着座位置までの距離が遠いだの、トルクがイマイチだのおっしゃっておられるのですが、ボクスターの本質はそんなところにはない(きつぱり)、とオーナーとしてブチかましてやりたい昨今(爆)。
それにしてもさらにこのあと2005年の987へのフルチェンジののちベースをかえないまま、連綿と2008年まで作り続けられたのちにPDKと2.9、さらに今年になってアルミ多用ボディの採用でさらに磨かれていることを考えますと、感慨深い。こういった進化を俯瞰するにつけ、じっくり熟成されたモノ選びの難しさを痛感する昨今。古いザッシをこうして読み漁るなか、モノ選びの奥深さに気がつく晩夏なのでございました。ううむ、もう一度読むか、と(やはりヒマなのか)。