嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

50kmh規制のなか600kmのロングドライブに出かけてみる

2013-12-14 09:14:59 | 
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今日は、Aさんのお使いで、トクイチオートまで、ゴルフの陸送のお手伝い。日本海にある強烈な低気圧の影響で、気温が全域で低いほかに、大気の状態も不安定な模様で、突風や突然の降雪などが頻繁に見られます。
ノーマルタイアからスタッドレスへの換装をおこなう、というわけですが、はてさて。

うう~、なにもこんな日に出かけなくても、とは考えたのですが、この日でなくては、とのことなのでゴルフ5GT、通称スーパーゴルフに乗って、往復600km超のドライブに出かけます。

レザーインテリアのこの個体ではお約束のシートヒーターが装備されていて秀逸。が、ほんわか流していると、師走の疲れでしょうか、眠気が波のようにおしよせてきて困る(あぶねえ)。

ポロから乗り換えると、車室のゆとりもそうですが、やはりシャーシの性能が3枚くらい上手な感じで、走りの質のようなものを語りたくなるのがゴルフです(ポロ乗りにしか判らない感覚と思われます)。
特にこの個体では、たしか去年、スポーツダンパーを含む、サスペンションOH済みである由ですから尚更。

変速マナーの良さと、適度なトルク感で高速道路の常用速度域ではまさに水を得た魚のよう。余ることもないし、足りなくもない、絶妙の落としどころであると見ました。
クルマはアクセル開けてナンボ。アクセル開度が大きく、パワーを選び出して使えるこのGTは、GTI よりも楽しいとみた。
いまや入手不能となった、NA2リッター4気筒、車重1400kg前後のまさにちょうどよさを味わっていると、片道の300km強なんてノンストップがあたりまえ。このまま大阪まで、といわれても難なくクリアできそう。

ううむ、ビーエムもそりゃあいいでしょうが、ゴルフの、しかも2世代前でこれ、ってのはやはりすごいデキですぜ。
こんなので、GTIでもあれば、それこそボクスターもいらないし、1台体制でどこへでも、という効率の良い生活(爆)が実現できる、というものです。

気がつけばオンボードの平均燃費も限りなく17に近い16kml台を示している。結構、きびきび走ってこれですから、例えば一番効率の良い130kmhあたりを延々キープできれば、17kml台の燃費を楽々叩き出すことでしょう。
エコランやってるわけぢゃないんですけど、ここまでよいと、どこまでゆくか、伸ばしてみたくなる、てなもんです。
効率の良いところを選んで回す、タコメーターの存在意義を思い出す瞬間ですな。

6ATは賢いし、だいいちキモチ良い。アップもダウンも意識してやるとDのまま踏み分けられるようになって、結果キモチがよい。

今回一番気に入ったのはワイパーの制御。スイッチを下に押し下げると一回拭きなのですが、下げ続けていると、高速で拭き続けるロジックが入っていて秀逸。ポロにはない装備です(2004年モデルとの比較です)。

行きには恵那山トンネルの近辺は雪で真っ白。路面は濡れた状態で済んでおりましたが、もう少し遅かったら、チェーン規制がかかるか、というくらいな危ない路面でした。あんな山中で、そんな目に遭わなくて本当に良かった。
そういえば、今年の夏、やはりこのクルマでこのあたりでチャージランプが点灯!だなんてえハプニングもありましたっけ(とほひめ)。

というわけで、無事に詣でて参りました。ううむ、ゴルフいいなあ、やっぱり。
つまらないの、楽しいの、と言ってブーブーいってるうちはまだまだなのかもね。よくできた機械である、とそんな印象です。
楽しいか、といわれればもちろん、楽しいのですが、地味。ありふれているし、珍しくはない、が良いものは良い、と、まことにオトナなわけです。
いっちょゴルフ7でも乗りにいってみますかね、と刺激をうけた師走のドライブなのですた。

画像はうちのポロ彦さま。ゴルフも同様のブルーのメーターを、この5まで装備していましたが、6からはアウディみたいな白い文字に変わってしまって残念。なかなか良かったのに。