マイナス51.5℃まで対応、とくればとにかく履いて歩いてみたいのが人情(ばかともいいます)。折り良く、家の周りはこれでもかの氷雪に覆われておりますからして(完全意味明瞭)、さっそく散歩に履いてみますた。なんというか、弁当箱(爆)が足先にくっついている感じで、非常に歩きにくい。まあ慣れればよいのでしょうが、大きなマスを振り出す感じで歩くイメージです。振り子のイメージか(爆)。
それでもビーンブーツの3割減の重量、という印象ですから、このマスにはすぐ慣れる。
焦点の暖感は、それこそ履いた瞬間から暖かいのが実感されて秀逸。かといって、暑いですとか、蒸れるなどということもなぜかなく、かなり快適。
じつはあまりの暖かさにシビレてしまい、一日中履いているのですが、このままですと冬じゅう履いたままになりそうなほど通気が良いのに驚かされます。
謳い文句のマイナス51.5℃対応、というのはおそらくゴムの硬化が起きない、という目安かなと思うのですが、ソールには硬柔織り交ぜた2種類のゴムでもって形成された独自のパターンでもって、氷の上でもそれなりにグリップするように工夫されております。じっさいに氷上を歩いてみましたが、キュルキュルいいながらも歩けてしまうのは非常に新鮮。新雪の上ではそれこそ快適で、低温を感じさせないソールの厚みがありがたや~、というのがおもな感想でございます。
こんなオーバースペック、邪魔になるのでは、との素朴なギモンには決してそんなことはない、とお答えしておきましょう。100hpのクルマと500hpのクルマのお値段が同じだったら、誰でも500hpを買うでしょう、というわけです(若干意味違)。
ブーツのはき心地、ひいてはクツのはき心地というのは、実は8割がたが内装に支配されます。このOMNI HEAT には、1cmにも及ぶか、という極厚のアルミシートが胴部分に、分厚いフェルトがクツ部分に貼られているのですが、どうやらこの内装の厚みがクッションに効いて、マイルドなはき心地に結びついている模様。
さらにクツのソール部分には3cmちかい厚みが持たされているのですが、どうやらここに断熱層、つまりはスキマが設けられていて、地表からの寒気を遮断している模様。
つまりは「地に足がついていない(爆)」はき心地なのです。
路面の状況を感じにくいはき心地というのでは、クツとしてはまことにアレなのですが、ことマイナス50度超対応の防寒靴となればこれもありなのでしょう。慣れれば、どうってことないのですが、ふくらはぎ全体を覆うブーツの胴体とシークレットシューズ(懐)なみの厚みを持つソールの組み合わせはとにかくごつい。
合わせる服装に困る、と言いたいところなのですが、どっこい私の冬の定番、ユニクロの「暖パン」にはうってつけ。適度にラギッドな雰囲気と今風のスリムなラインには合う、ような気がいたします。
気がつけば今日はもう12月23日。折り良く、ユニクロでは暖パンのセールでございますよ。といって、張り切ったのですが、クローゼットにはこれでもかの暖パンの山っ(汗)。これ以上あってもねえ、となるのでした(やれやれ)。