嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足2015 正月モード終了!なじみの温泉に出向いてみる

2015-01-15 17:10:42 | 加齢なる遠足(爆)

宿泊業にとって、年末年始はとくに書き入れ時、というものでございます。あっ、当ホテルのような小規模な施設では知れてますけどね(汗)。

この年末年始モードはざっと、クリスマスから成人の日まで。短いようでいて、非常に長く感じるのは、通常の業務の他に年末年始ならではの行事が重なるからに他なりません。おかげさまで、それら一連の業務をこなして久々に時間ができましたので、馴染みの湯田中方面の温泉へと出向き、冬ならではの楽しみを存分に味わってまいりましたので、そのレポート。

画像は、飯山近辺の道の駅からの1ショット。まるでカレンダーみたいですが、画像の先には日本一の豪雪地帯が広がっております。折良く、本州付近が高気圧にすっぽり覆われる、という好天に恵まれましたので、好奇心からこの雪にまみれているはずのエリアへと出向いてみることにいたしました。湯田中からは小一時間で到達するエリアですが、秋に出向いた日本三大薬湯の松之山温泉を目指します。

画像は栄村付近。新潟との県境に位置する町ですが、ご覧のように路面完全ドライ(!)。さよう、除雪の具合が完璧なのです。こりゃあいけるかも、というわけでさらにクルマを進めます。こんかいはゼッコーチョーのB子さんご同伴ですが、このまばらなエリアで今回のような長距離ドライブを敢行いたしますと、リッターあたり22km近辺で推移する、現代のエコカーらしさがみられて好ましい。

それにしてもこの雪の壁を眺めつつ、80kmh近辺で流れる酷道を流れに乗って(いいのか)進みますと、徐々に積雪量が増えてゆくのが路肩の残雪から知れます。

大まかにいって、4~5mはあるでしょうか。が、路面ドライなまま(驚愕)。考えてみると、すごいことですよ、これ。長野県の中部では考えにくい。これだけの降雪ならば、路面にも少しくらいは残っていてもなんらフシギはございません。しかもゲージツといってよいほどにみごとに削り取られた壁面をみよ、と(爆)。これね~、除雪作業にあたる人たちのプライドすら感じられてすごいと思いました。一糸の乱れも許さん、といわんばかりのエッジを眺めるのだけでも満足度高し。

まあね、こんな吞気なこといっているのは、よそ者の私だけでしょうが、それにしても見事な冬の風物詩なのでした。除雪に従事なさっておられるみなさま、ほんとうにご苦労様でございます。お見事っ!!

さて、松之山温泉についても、日差しに恵まれ、それこそ5mほどはあろうかという雪の壁ぞいにあるいて、公共の日帰り温泉を楽しんでまいりました。この薬湯はキョーレツ、というよりもじんわり効いてくる印象で非常にやさしいのが印象的。それでも源泉の温度は注入口で85度といいますから只者ではない。

きっちりスタッドレス装備で出向いてみても、じつは出番などなく、ノーマルタイアでもじゅうぶんに対応可能だったのはまったく予想外。豪雪地帯ほど念入りに除雪をおこなう、というのは容易に理解できるのですが、ここまでとは、と実際にあじわってみるのは、まことに貴重な体験なのでございました。