いやはや、春とくに年度始めは忙しい(爆)、といいつつ、深夜にはネットを徘徊しまくっては、いろいろと服飾計画を思い巡らす昨今(懲りない人ですね~)。ネットの世界も気温上昇にともなって春めいてまいりました。冬向けの重衣料が、セールになっているほかに、ウキウキするような春夏ものがいよいよ並び始めています。
かねてよりの懸案、
Barbour Beacon Heritage X TOKITO シリーズの最高傑作(個人的にそう思うだけですけど)=Motorbike Shirt。
たしか去年の今頃。英国内のオークションに出品されていたものをお安く入手した上で、ニッポンには送らない、という出品者さんをムリヤリ説得。
本体をdisvalueのうえ(爆)、個人間の贈り物として発送していただいたうえで入手した因縁付きの一着なのですが(汗)、襟部分に格納されているはずのフードがミゴトにハサミで(ショック!)切りとられている、という個体でした。もちろんコンディションはよく説明されていて、納得ずくのお買い物でしたから、それなりに満足して愛用しておりました。
どころか、襟部分がむしろスッキリして、着心地に効いているわけで、これはこれでよかった。思いますに、前オーナーさんは、全体に身体に沿ってぴったりとミゴトにフィットする、このスマートな一着の中で、ゆいいつ襟部分がぷっくりと膨れ上がるのが許せなかったのだと思います。確かにフードがあると丸っこく膨らんでしまい、防風性能面では少しだけ劣る。
フードはどうせ使わないだろうし、と自分で納得のうえで、羽織ること数十回。koshinya師匠が大騒ぎするだけあって(爆)たしかに計算された立体裁断が素晴らしく、身体に絶妙にフィットするほかに、そこかしこ装備された、ベンチレーション用のファスナーや、その名の通りシャツを模した、ロングテールの造形などなど、着れば着るほど愛着がわくモデルです。ファスナーやホックにもソリッドブラス(真鍮)が使われていて、それを経年劣化でブラックに変色させておいて、ボディと一体化させる、という凝ったワザまでが落とし込まれているのだ、と気がつくにつれ、愛着が増す仕組み。
で、そんななか例によって、ネット徘徊をしておりましたら、こいつの同モデル、同サイズ、ただしフード付き(ここポイント)、ワンオーナー、値段からいって程度極上、というのが某オークションに出品されているのを発見!ううむ~、非常に気になる(爆)。見なけりゃよかったか、と(完全意味明瞭)後悔してもあとのまつり。このあたり、A型の厄介なところですねえ~。
だいぶ高めのスタート価格でしたが、英国内の相場との比較などすれば、ごくフツーの値付けに思えちゃうのが私の生来のビョーキ(爆)。レートがイマイチなんだから、そんなの当たり前なのにね(わかっちゃいるけどやめられない)。
発見翌日の深夜が終了時刻でしたので、あまり迷わずに落札して、無事に手元にやってまいりました(祝)。
新品時のタグもついているし、あまり着られた形跡のない美品でした。
ほんとうによかった。お望みのフードもやはり私にはないよりはあったほうが、という存在で、そこはかとなく、どころかTOKITOに特有のディテール満載!!キョーレツな個性を放っております。梅雨時の散歩にはもってこい。リプルーフは敢えて行わず、ドライブにも着ていくかな、と妄想果てしなく。
ぷっくり膨れるのにはしっかり理由があった、というわけです。
その一方で、1年あまりお世話になった、画像の一着も、お買い上げの直前に、「ぬかりなく」同カテゴリー出品させていただき、異様な安値でビッダー様たちの興味を引いておくのも忘れてはなりません(ここ作戦)。こういうのは、タイミングが重要で、ウォッチリストの数にテキメンに効いてまいります!
が、まあそこは、天下のYオークション。そこへ超人気モデルのこのX TOKITOの出品なのですから、1円スタートでも全く問題ないです(そんな度胸ありませんけどね)。
終了前に、同一モデルからの買い替えである、と公言する必要はありませんから(汗)、その辺りには注意を払わなければなりません。「非常に良い」落札者です、だなんてえ評価が終了前についちゃってもアレですからね(汗)。
はたして、たったの5日間の陳列なのにウォッチリスト40(!)、トータルアクセス700(驚愕)ののち、素晴らしいお値段で売れて行きましたとさ。恐るべしYオークション、そしてX TOKITO Motorbike Shirt!
それにしても、まるまる1年間、探し続けてようやく手に入れることができた今回の一着ですから、そのレアぶりには驚くばかりです。そりゃあそうでしょうなあ(とほひめ)。
完璧なコンディションの個体が手に入りましたので、私のBarbour道もこれにて一件落着!カッパがわりに着倒して差し上げるといたしましょう。
ここまで、非常に長い道のりでしたけれど、決してムダではなかった、と個人的には思います(あくまでも個人的には、です)。服飾の世界は自己満がすべて(きつぱり)。今後も思い切り勝手気儘にやらせていただきます(ばかだわ~)。