嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2015 シーズンに向けて準備を進めておく

2015-04-04 18:30:24 | 履き道楽

気がつけば、年度始め。

どうりで気温が高いわけです。朝夕は気温が5度程度まで下がるので、屋内では非常に寒く感じますが、屋外ではそれこそ春。そろそろいいだろう、ということで冬靴=ブーツをしまいこむ準備を行います。

まずは徹底的なお手入れ、なのですがじつわ今年からはしまいこむブーツは3足しかない(爆)。さよう、余計なものを全部処分してしまったおかげで、非常にスッキリしているわけです。

ロンドンに履いていって、徹底的にお世話になったjodhpur2も、引っ張り出して見てみますと雨染みや傷などが結構あり、このまま放置できない感じでしたので、しまいこむ前にリムーバーを使って、徹底的に脱脂を行って、様子をみてみることにいたします。

ちなみに画像は、脱脂後のマットな状態。履きジワも水に出会わせてやるとキレイになくなってしまい、親水性というか、革のダメージからの復元には水が欠かせないな、というのが私見ですが、どうやら事実。シミになるかどうかは、それこそ賭けですけどね(汗)。

内部に入り込んだ水分が、表面に出てこようとしてワックスで蓋をされてしまった関係でボコボコに膨らんでしまう、という深刻な症状でしたが、なんどか脱脂を繰り返すうちに

治りました!英国製だし、雨には強いはずだ、といって勝手に解釈して、放置していたのですが、気がついてよかった。雨水にさらしたところで、どうってことはないのが英国のクツですが、その後乾燥させる間もなく、数日間、履き続けたのが痛かったか(汗)。

 

おりしも、全世界でBy Request祭りが開催されている模様で、日本でもまさに真っ最中。各所からご案内が届くのにつられて、僕も一足、といきたいところですが、すでに現地買付けのバイヤーさん経由では、為替レート、関税もろもろの関係で、旨味ほぼゼロ。それよりも正規店に注文を入れて、リストに名前を載せておくほうがメリットが大きい、という判断ができます。

私のクツは仕事上、なくてはならない、というレンジではなく、あくまでも趣味のオサレ靴のカテゴリーなので、今後も思い切りシャレのめしたモデルに特化する予定。

ところで、さいきんのJohn Lobb  のサイトは、去年の暮れ辺りからずいぶん様変わりしていて、日本を除いて、国別に定価をはっきりと表示してありますし、最新ニュースのアップも怠りなく行われています。

最近では、通販の送料無料キャンペーンもあったりして、なかなか販売に積極的ないっぽう、従来とは一線を画する、ミョーなアウトドアむけラインも立ち上げていたりと、どうやらHermesからの販売目標への圧力がかかっているな、というのが見えてきます。

Northamptonの工場の稼働状態によっては、先日のような春節中華バイリクエストのような散発的な祭りもあったり、ロンドン店のバイリクエストが店頭以外でも受注可だったり、と、どちらかといえば買う側からすると緩い印象。価格は全体に上昇傾向なのに対して、特段のヒットが生まれていない、ここ数年の商品展開ですから、いざ注文するという顧客に対しては門戸をできるだけ広く開けておく、というのが方針と思われます。

今後は、チャンスがあればもう一足、と目論んでいるのですが、どこでそのチャンスがやってくるのか、全くたのしみな昨今(ばかともいいます)。

この点から、顧客リストに名前を載せておく、というのは効果大で、じつは僕の名前も青山に店があった頃にはちゃんと載っていたはずなのですが、丸の内に移転した時点で抹消されている様子だったのがクヤシイ~。が、ロンドンで返り咲いたからよしとしてやるか(爆)。