嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

小人閑居して善をなす??? ラルフローレンのプレシャスレザーに手を入れておく(爆)

2021-04-06 20:00:46 | 今日の逸品

いやはや、感染第4波がこうしてドバドバやってきているというのに、聖火リレーやるんだって、なんかすごいことになってきた!ヤケクソという言葉がございますが、ひさびさに思い出したことでございますw。関係各位の心中、お察し申し上げます。

こちら、長野県東部でも警戒レベルが引き上げられてしまい、戦々恐々。経路不明の変異株に、今度は攻められるのか、といってまたしてもちぢこまる昨今。

ううむ、2021年のシーズンを目前にして、コロナのさらなる強化型がまたしてもやってきているのです、果たして振り切れるのでしょうか?ヒジョーに不安な毎日。

そんななか、もう6年ほどもまえのことになるのですが、英国のebay で、偶然に見かけてついオトナ買いをかましてしまった、ラルフローレン謹製のバックルを思い出して引っ張り出してみましたら、画像のように朽ち果てそうになっておられますた(涙)。

純銀製なことから、ほんのひと月でも放置しますと、このように表面が曇ってしまうのですが、このあたりが厄介でもあり、可愛くもあり、というわけでお出かけとなった場合には、お座敷がかかることの多い一本でございます。

銀磨きの場合に使う、手持ちの薬剤はいくつもあるのですが(爆)、こんかいはスミトモ3Mのハード1と2。クルマの塗装面などに使うノンシリコンコンパウンドです。

1がプライマリーの荒いやつ。2は仕上げ用の極細タイプです。スターリングシルバーを磨く場合には、相手が柔らかいので、濡らした柔らかいタオルで攻めることにしておりますw。

このバックルがついているのは、これも6年前にアメリカから買った、プレシャスレザー。つまり爬虫類系。

ベルト革、単体で買ったもので、右の画像のようにボタンで止める仕組み。日本ではほとんど見かけませんが、アメリカ、特に東海岸ではよく見る交換可能タイプです。このレザーはワニとトカゲ。TRAFALGAR社謹製でございます。

乾燥がずいぶん進んできていたので、専用のクリームを指先で擦り込んでおきます。気がつけば、買ってからは初めてのお手入れです(汗)。

グリーンのボトルに入っているのが八重洲のリーガルシューバーで買った、爬虫類専用クリーム。すでに35年もの(驚愕)。さよう、手持ちのアイテムの中に爬虫類がごく僅かな関係でこんなにもってしまったのです(汗)。右のサフィールはまだ買ったばかり。

このようにお掃除しにくい形状ですけれど、綿棒なども動員して丁寧にミガキあげます。スターリングシルバーは、ステンレスと変わらない光り方をするように思われますけれど、明らかに違います。純銀の方はクリアで深い光り方で、仕上げ方にもよるのですが、明らかに主張します。端的に、目立つ。

なので、このようなベルトのバックルとなった場合には、サイズ感が大事。大きすぎると「不動産屋」、またわ歩くブランドみたいになっちゃうので、可能な限り小さめのバックルを選ぶのがキモ。そのあたり、このポロは本当に周到に計算されています。エレガンスの極み、っす。

ベルトの太さも関係していますけれど、紳士物では最細サイズの1インチ、というやつが必須でしょう。これより太いとかなりビミョーな雰囲気となりますので、要注意。

そういう特徴的なバランスをしっかり活かした仕上げが施されているのが、このRLの名品。オリジナルはティファニーのものですが、パテント取得なわけではないので、RLでも作り始めたみたい。というか、ルーツは30年代のアーカイブにあるのでしょう。

ロンドンのアンティークマーケットあたりにゴロゴロしている、と言いたいところながら、このようなクラシックで、サイズまでドンズバな美品はそうはございません。あっても目の玉が飛び出る高値。

画像のようにジーンズなどに合わせると、格が4つくらい一気に上がるのが特徴。スーツや綺麗めにも良いのですが、あえてジーンズに、ってのがオサレ。

 ebay で見つけたときも、ほかにアンティークがいくつも並んでいる中で、たまたま特別セールだった新品を買えた、というご縁で、それ以降はほとんど見かけておりません。商品名、engine turned buckle。検索ワードはこれで、アンティークが死ぬほど並びます。

どうです、リザード、クロコダイルにスターリングシルバーの組み合わせ。タダモノではない気配が漂うでしょう(爆)?

え?あ、なにゲヒンだって?よくいわれますがなにか(涙)。それでもこのサイズ感が効いていて、使用感は極上です。オススメ。せっかくのクラシックなので、普通の革にあわせちゃうと物足りないんですよね。ゼータクですけど。

それにしてもこの組み合わせは、出会いもの。焼きなすに生姜。ウナギの蒲焼に胡瓜の糠漬け、とそんな相性を感じます。もっと大切に扱わないと、と誓ったことでございます。

いかがです?ステンレスとは明らかに違う、深くて上品なスターリングシルバー特有の優美な光り方です。ご興味おありの方はRLのサイトで定価をご確認くださいね(爆)。この世のものとも思えないアホな値段がつけれらておりますからw。

ううむ、こんなの巻いて(爆)、お出かけするのに思いを馳せるのですが、アフターコロナって、本当に来るの、と不安な毎日。カンベンしてけろー(おしんのまね)。