文化逍遥。

良質な文化の紹介。

パコ デ ルシア氏を悼んで

2014年03月01日 | わたしのレコード棚
2月26日パコ デ ルシア(Paco de Lucia)氏が滞在先のメキシコで心臓発作のため亡くなった。66歳だった。
フラメンコ・ギターを基とし、新たな音楽を模索し続けた優れたミュージシャンだった。

Paco
わたしが繰り返し聴いたのは、この1974年マドリードのテアトル・レアルでのライブ盤。
フラメンコ・ギターの素晴らしさを世界が認識した、と言っても過言ではない録音だ。
その後ジャズに近づいた演奏をするようになって、伝統的なフラメンコ愛好家からは受け入れられないところもあったようだ。が、音楽は広く寛容であった方が良いのだ。

ずいぶん前1990年代中頃だったか、わたしは渋谷の東急文化村ホールで生演奏に接したこともある。カニサレスらとのギタートリオで伝統的なフラメンコを中心としたプログラムで、落ち着いた良い演奏だった。

世界中を精力的に飛び回り活動していた人だったので体に無理がかかったのだろうか、まだまだ活動を続けて欲しかった。

合掌


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