我が家から歩いて数分のところにある千葉公園。この時期は蓮の花が咲き、多くの人が訪れる。
他にも、四季折々「色」の変化があって気持ちが和む。春の桜、秋は紅葉、冬は葉を落とした木々の合間から洩れる陽光が美しい。というわけで、6/10(水)の夕方、写真撮影。
モニュメントの周りに植えられたハーブ類。
古代蓮。花はおもに午前中に開くので、朝のうちが見ごろだ。が、見物人も多く、落ち着いて撮影していられないので、すいている夕方来ている。
この時期は、銀杏も緑が濃く、木漏れ日までもが緑色に染まっているようにも見える。
風蝶草(クレオメ)。花の形が、蝶の舞っているように見えるので、この名があるとも。
ガクアジサイと蒸気機関車。
古典落語の名作「道灌」に出てくる山吹。梅雨時に咲くので、やはり噺も雨の季節のものか。
昨年亡くなった母がまだ外出できた頃は、いっしょにこの公園を散歩した。認知症を患って記憶をなくしていっても、感情の豊かさは残っていたので、自然の豊かさに「きれいだねえ」と声をあげることも多かった。今思うと、家のすぐ近くに大きな公園があることは、介護する上で大いに助かった。そこで遊ぶ子供たちが母に声をかけてくれたり、時に手を握ってくれたりもした。野球の練習をする少年に向かって、母が「じょうず、じょうず」と言って声援を送った時、その子は帽子をとってペコリと頭を下げた。ささいなことだったが、老いの果てに向かう者にとっては、なによりの喜びだったろう。あれから何年たったろうか、あの子たちも青年期を迎えていることだろう。何の役にも立たないように思える幼い子供たちでも、時にこの上ない救いを与えてくれる事もある。人の価値は、その能力によって問うべきでなく、そのあり方を問うべきなのだ。
他にも、四季折々「色」の変化があって気持ちが和む。春の桜、秋は紅葉、冬は葉を落とした木々の合間から洩れる陽光が美しい。というわけで、6/10(水)の夕方、写真撮影。
モニュメントの周りに植えられたハーブ類。
古代蓮。花はおもに午前中に開くので、朝のうちが見ごろだ。が、見物人も多く、落ち着いて撮影していられないので、すいている夕方来ている。
この時期は、銀杏も緑が濃く、木漏れ日までもが緑色に染まっているようにも見える。
風蝶草(クレオメ)。花の形が、蝶の舞っているように見えるので、この名があるとも。
ガクアジサイと蒸気機関車。
古典落語の名作「道灌」に出てくる山吹。梅雨時に咲くので、やはり噺も雨の季節のものか。
昨年亡くなった母がまだ外出できた頃は、いっしょにこの公園を散歩した。認知症を患って記憶をなくしていっても、感情の豊かさは残っていたので、自然の豊かさに「きれいだねえ」と声をあげることも多かった。今思うと、家のすぐ近くに大きな公園があることは、介護する上で大いに助かった。そこで遊ぶ子供たちが母に声をかけてくれたり、時に手を握ってくれたりもした。野球の練習をする少年に向かって、母が「じょうず、じょうず」と言って声援を送った時、その子は帽子をとってペコリと頭を下げた。ささいなことだったが、老いの果てに向かう者にとっては、なによりの喜びだったろう。あれから何年たったろうか、あの子たちも青年期を迎えていることだろう。何の役にも立たないように思える幼い子供たちでも、時にこの上ない救いを与えてくれる事もある。人の価値は、その能力によって問うべきでなく、そのあり方を問うべきなのだ。