文化逍遥。

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わたしのレコード棚―ブルース51、Elmore James

2018年04月23日 | わたしのレコード棚
 エルモア・ジェイムス、生まれは1918年ミシシッピー州リッチモンド(キャントン説有り)、亡くなったのは1963年シカゴだった。
 アコースティックギターに独特のピックアップを装着し改造したエレキギターを駆使したスライド奏法での演奏は、独特の音色を持ち、演奏パターンがほぼ同じ曲が続いても飽きない。そこが、この人の不思議というか、すごいところ。そして、何よりよく通る歌声がすばらしい。天性のものだったのか、あるいは修得したのか、今のようにヴォイストレナーなどどいう人もいなかったろうし、やはり生まれつきの声の良さと自然な発声が出来た人だったのだろう。羨ましい限りだ。しかし、それがためか、心臓に過度の負担がかかったようで、45歳で急死している。

 以下は、すべてアナログLPレコード。


PHX334。録音年やバックを務めたメンバーは不詳だが、初期の録音と思われる。リズムにタメが効いていて、個人的には好きな一枚。


このジャケットの写真で、けっこう話題になったヴィクターVIP5004M。1953~'56年の14曲で、メンバーはテナーサックスのJ・T Brown、ドラムスにOdie Payne、ピアノにJonny Jonesなど。


P-ヴァインのPLP-823。ジョン・ブリムとのカップリングLP。


同じくP-ヴァインからの国内版LP3枚組。1959~'63、つまり後期の録音。わたしは、この中の3枚目に収録されている1962年の終わり頃から亡くなった年の1963年初頭に行われたセッションが、シンプルな構成でとても好きだ。その時のメンバーは、ピアノにJohnny'Big Moose'Walter、ベースとドラムスはunknown(不詳)、となっている。

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