文化逍遥。

良質な文化の紹介。

千葉市の貝塚―園生(そんのう)貝塚~千葉山遺跡

2018年04月27日 | 考古・エッセイ
 4/26(木)午後、気温23度ほど。自転車で走るには良い気候で、花粉も少なくなってきた。今回行ったのは、我が家から自転車で15分程の所にある「園生(そんのう)貝塚」と、そこから500メートル程のところにある「千葉山遺跡」。


ひっそりとたたずむ園生貝塚の石碑。地元でも知る人は少ないが、ここも加曾利貝塚に劣らぬ貴重な遺跡で、径は130メートルと云われ周辺にも他の貝塚があるといわれている。


今は写真のように立ち入りが出来ないが、取りあえず保存樹林となっている。水系としては、この台地の下を流れる「草野水路」という細流がある。現在は「草野水路」などと、味気ない名前で呼ばれているが、昔は「小仲代川」と云われていたらしい。その川を利用して貝などの海の幸を舟で運び生活していたと考えられている。


写真奥に見えているのは千葉都市モノレール「穴川」駅。



こちらは、園生貝塚から500メートル程の所にある中世の遺跡「千葉山」。千葉氏の歴代の墓があった所とも云われ、高台になっているところから千葉氏の軍事的な重要拠点のひとつだったのではないかと感じた。




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