文化逍遥。

良質な文化の紹介。

千葉市の電子書籍サービス

2021年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム
 千葉市の図書館が、7/30からデジタル化した本をパソコンやスマートフォンで読める配信サービスを開始した。千葉市内に住所か勤務先のある人なら、利用者カードを登録をすれば誰でも使える。
 まだ8000冊程度だが、図書館に行く必要がないのでコロナ対策にもなるし、字の小さな文庫本などもパソコンの画面では大きくなって読める。一部の本は、読み上げサービス付きなので、すかっり目が弱った自分には助かる。ただし、読み上げを聞くのと自分で読むのでは、印象にかなりの差異が生じることは否めない。それでも、内容を知ることが出来るのはありがたい。

 おそらく、専用のスキャナーで読み取り、それをアップロードするという作業を繰り返しているのだろう。自分も同じ作業をしたことがあるので、その大変さはよく分かっている。1日に数千頁の読み込みを行ったこともあるが、スキャンもれが無いようにページを追いながらの作業は神経を使うし、楽な仕事ではない。さらに、読み取った後も、撮り漏れやブレ等が無いか検査する必要もある。

 電子書籍の利用にも本と同じように制限があり、一人が一度に借りられるのは2冊までで、期間は2週間。利用されている本は、その間、他の人は読めない仕組みになっている。おそらくこれは、著作権保護のためだろう。2週間が過ぎると自動的に返却され、アクセス出来なくなる。その間に読み終わらなかった場合は、もう一度借りることになるが、予約が入っている場合は予約者が優先になる。

 出来れば、全ての蔵書をデジタルで見られるように、あるいは聞けるようにしてもらえるとありがたい。

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