ブルースの隠れた名盤を1枚紹介しておこう。オーストリアのDOCUMENTレーベルのCD 5327『BLUE LADIES 1934-1941』。
女性ボーカリスト6人が、1934年から1941年までに録音した曲を集めたオムニバスCDになる。その頃に、シカゴのクラブなどで歌っていた女性達の中から、「ARC」「ヴォキャリオン」「ブルーバード」といったレーベルのスカウトたちの目に留まった女性ヴォーカリストに、実力のある演奏者をバックを付けて録音したものと思われる。時代はヨーロッパでナチスドイツが台頭してきた頃から世界大戦にまで戦火が広がる頃で、当時のシカゴのミュージック・シーンを感じ取れる貴重な録音と言える。
CDに入っているのは以下の6人で、インターネット等でも調べてみたが、いずれも詳しい事跡は分からない。
◎アイリーン・サンダース(Irene Sanders)、1934年10月シカゴ録音3曲。
◎ステラ・ジョンソン(Stella Jhonson)、1936年9月シカゴ録音2曲・同10月1曲。
◎ロレイン・ウォルトン(Lorraine Walton)、1938年2月シカゴ録音2曲、同年3月イリノイ州オーロラ録音4曲。
◎ハッティー・ボルテン(Hattie Bolten)、1938年5月シカゴ録音5曲。
◎ミニー・マシューズ(Minnie Mathes)、1938年9月シカゴ録音3曲。
◎カンザス・ケイティー(Kansas Katie)、1941年12月シカゴ録音4曲。
副題では「The Complete Recorded Works ・・」となっているので、これらが現在確認できる、彼女たちの残した全ての録音になると思われる。いずれも、ブルースのコード進行に沿った曲をアレンジして歌っている。
ギターのビッグ・ビル・ブルーンジーやジョージ・バーンズ、ピアノのブラック・ボブやブラインド・ジョン・デイヴィスさらにはメンフィス・スリムなど、いずれも当時シカゴで演奏していたトップミュージシャンがバックを務めている。バッキングを聴くだけでも、かなり聴きごたえがあり、楽器を演奏する者にとっては勉強にもなる。特にブルーンジーは、ブルースのセッションにおける「お手本」とも言うべき演奏を聴かせてくれている。シンプルだが、気負いのない演奏は素晴らしい。
女性ボーカリスト6人が、1934年から1941年までに録音した曲を集めたオムニバスCDになる。その頃に、シカゴのクラブなどで歌っていた女性達の中から、「ARC」「ヴォキャリオン」「ブルーバード」といったレーベルのスカウトたちの目に留まった女性ヴォーカリストに、実力のある演奏者をバックを付けて録音したものと思われる。時代はヨーロッパでナチスドイツが台頭してきた頃から世界大戦にまで戦火が広がる頃で、当時のシカゴのミュージック・シーンを感じ取れる貴重な録音と言える。
CDに入っているのは以下の6人で、インターネット等でも調べてみたが、いずれも詳しい事跡は分からない。
◎アイリーン・サンダース(Irene Sanders)、1934年10月シカゴ録音3曲。
◎ステラ・ジョンソン(Stella Jhonson)、1936年9月シカゴ録音2曲・同10月1曲。
◎ロレイン・ウォルトン(Lorraine Walton)、1938年2月シカゴ録音2曲、同年3月イリノイ州オーロラ録音4曲。
◎ハッティー・ボルテン(Hattie Bolten)、1938年5月シカゴ録音5曲。
◎ミニー・マシューズ(Minnie Mathes)、1938年9月シカゴ録音3曲。
◎カンザス・ケイティー(Kansas Katie)、1941年12月シカゴ録音4曲。
副題では「The Complete Recorded Works ・・」となっているので、これらが現在確認できる、彼女たちの残した全ての録音になると思われる。いずれも、ブルースのコード進行に沿った曲をアレンジして歌っている。
ギターのビッグ・ビル・ブルーンジーやジョージ・バーンズ、ピアノのブラック・ボブやブラインド・ジョン・デイヴィスさらにはメンフィス・スリムなど、いずれも当時シカゴで演奏していたトップミュージシャンがバックを務めている。バッキングを聴くだけでも、かなり聴きごたえがあり、楽器を演奏する者にとっては勉強にもなる。特にブルーンジーは、ブルースのセッションにおける「お手本」とも言うべき演奏を聴かせてくれている。シンプルだが、気負いのない演奏は素晴らしい。