文化逍遥。

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電子書籍サービスを使ってみて

2021年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム
 このブログの8/5にも書いたが、千葉市の図書館が電子書籍サービスを7月末から始め、図書館の利用者登録をしていれば使えるようになった。

 そこで、このところ試しに色々と検索して、すこしパソコン上で読書してみている。当初は、本を画像にしたものを閲覧出来るようにしている、と考えていたが、むしろ文字情報(テキスト)としてデータ化されているものの方が多いようだ。アマゾンで配信している電子書籍kindle(キンドル)などは、すでに200万冊を超えているようだが、データとしても販売しているものは、それを買えばよいだけの話になる。必然的に、新刊や再版された本が電子書籍サービスのデータベースに多く加わることになる。読み上げサ-ビスに関しても、人の声ではなくコンピューターにより合成された音声になり、男性か女性の声を選べる。機械的な声になるので、味気ないとは言えるが、無いよりははるかに良い。文字の大きさ、コントラスト、シャープネス、反転など、かなり自由に変えられる。画像データでは、読み上げ機能は使えないし、文字の大きさ変更なども限度がある。ちなみに、「リフロー」と表示されているのが文字の表示方法をかなり変更でき、「フィックス」となっているのが固定されているものらしい。「フィックス」というのが、画像やあるいは古いタイプのデータらしいが、詳しいことは分からない。

 文学部の学生として文庫本を常に携行して青春時代を過ごしたものにとっては、パソコンで読書することに少なからず抵抗はある。が、紙の消費がほぼ無くなり、印刷にかかるエネルギーも節約できるので、電気を使って読書することが一概にエネルギーの浪費をしている、とは言えないだろう。「時代の恩恵」のひとつと思って、利用させて貰うことにしたい。

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