King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

76ersのはずが

2005年02月01日 02時08分20秒 | バスケ
昨日の深夜放送予定のカードは、
ヒート対76ersのはずでした。
それがまたニックスの試合です。相手は
ピストンズ。あまり楽しめそうもない試合です。

January 24, 2005
Toyota Center,
Houston, TX
Attendance: 18,282

FINAL  1    2    3    4    T
Magic  15  12   24   27    78
Rockets 24  24   19   22    89

久々にアイバーソンが見られると思いきや、
またあの煮え切らない、ウィルケンズの采配です。
先日見た試合はもうコーチ交代がされていた試合で、
使う選手と戦術が明らかに違うのが解ります。
レニーは、マーブリーを信用していないのか買って
いないので、クロフォード、カート・トーマスを
中心としたツーメンピックの攻撃をメインとして

ポストプレーやボールを回して外郭から打ったり、
ガード主導で攻撃を繰り出す事がありません。
それにインサイドの選手がいないという決定的な
欠陥を抱えます。ただ、ベイカーを使わないという
ことですが。中を割っていく選手やポストプレーヤー
がいるから、外でフリーで待てるわけですが、それが
ツーメンピックばかりでは、ターンノーバーも
増えるばかりです。

二回の10点差のシーンも凌いで、何度も逆転をして
盛り上がったマジソンスクウェアガーデンが凍りついた
ラスト、ニックスの攻撃はなぜかマーブリーが打たずに
24秒バイオレーションです。そのプレーの最中に
二度彼がベンチを振り返りベンチの指示を仰いでいる
のがスローモーションにも出ました。なぜシュートに
行かないのか。少なくともリングにあたってリバウンドを
とるだけで勝てた試合です。シュートが決まっても

3点差ですから、悪くてOTで勝つ要素はあったのです。
それを最悪の24秒バイオレーションでは、自ら逆転を
誘導してしまったようなものです。接戦で逆転に次ぐ逆転で
面白いゲームのようでしたが、いつでも決められるという
余裕のマグレディの表情といつもトラベリングのような
ヤオ・ミンのステップと組み合わないロケットの攻め。

はっとする個人プレーもなく、クロフォードのペネトレート
もビンスカーターのスーパープレーを見たあとでは、なんで
やつばかり使うんだろうという疑問ばかりです。ウィルアムズと
マグレディのマッチアップは見ごたえがありました。最後、
簡単にロケッツに決めさせなかったのは、マグレディの動きを
封じたからでしょう。マグレディは、チームの形の中以外、
自分で勝手にマークをはずして3Pでもインサイドでも決められ
るので、ボールを集めて機嫌よくプレーさせれば、試合を
決めるのも簡単です。しかし、チームとして勝つという形に
なっていかなければ当然上位には通じませんし、マグレディだけ
マークしていれば、抑えられるというチームになってしまいます。

チームとしての形やセットプレーが決まったという印象はなく
やはり、決めているのはマグレディの外からのシュートが多く
マジック時代と同じに自分だけ勝手に決めて得点王になってしまう
のか、インサイドを生かすチームバスケがこれから決まるのか、
これはガードの力が大きな鍵となるでしょう。シーズン後半に
入ったとはいえまだ、これからポイントガードを入れ替え突如
快進撃ということも考えられます。今の位置があまりに低すぎ
ますから。


コメント
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