February 1, 2005
MCI Center,
Washington, D.C.
Attendance: 16,843
FINAL 1 2 3 4 T
Pistons 25 27 18 35 105
Wizards 25 22 28 21 96
ジョーダンがいたときは、ウィザーズばかり
放送されちょっと鼻についたりしましたが、
ちょっと見ていない間に全く違うチームになって
いました。ジョーダン加入でも果たせなかった
プレーオフ進出も間違いない位置です。
活きのいいウィザーズとディフェンディングチャンピオンの
ピストンズですから、当然見ごたえがありました。
まず、アリーナスがどんなプレーをするのか興味がありました。
しかし、いきなりウィザーズがリードを奪い、リズムに乗り
その早いリズムと攻撃的スタイルが、ありがちなただの打ち合い
でなく、相手の手の内を研究してこうなったという形が
できているところにびっくりしました。
しかし、ピストンズはまったく慌てることなく淡々とそれを
受けて立ち、クウォーターの最後には完全に追いつきました。
ウィザーズが好調なのは、早い展開でのカウンターと外から
の攻撃、ゾーンディフェンスやゾーンプレスと中からの攻撃
と何でもやってくる多彩で変幻自在な攻撃パターンがあります。
センターのヘイウッドの成長も見逃せません。
アリーナスだけが攻撃的ガードで、点を取り捲るという良く
あるパターンでなく、ピストンズ的にガードがリズムをつくり
フォワードで得点していくという、完全なパターンを持ちます。
時に、ピストンズのプレーが仕方なくシュートに行ったり、
攻める形でなく個人の技に頼っているのに対して、ウィザーズは
常にチーム攻撃であるところがすばらしいです。
良く見られた、フォワードが一線に並びそこからロールやバック
ドアパスなどLCLA的な攻撃が多く、さらにゾーンプレスと若い
チームにふさわしい攻撃でした。ただ、後半になり、守り合いの
展開になるとインサイドでの経験の差とWウォレスの力強さが際立ち
ました。ヘイウッドのワンノンワンなどまったくそれを苦にしない
攻めもあり、見ごたえ充分です。なかでも目立つのが、ピストンズの
ビラップスとプリンスのコンビです。この二人でリズムを作り、ハミ
に決めさせるという不動のパターンがあります。
ハミばかりが注目されますが、別にここは点取り型のフォワードで
誰でもはまります。欠かせないのは、ビラップスとプリンスのできです。
前半ウィザーズが見せたように、ウォレスがなかなかプレーをさせて
もらえない状況にさせたのは見事です。あの時見せたウォレスのいらついた
表情を久しぶりに見ました。思い通りにプレーできずに、テクニカルを
繰り返す彼に戻るかのような状況を作り出せばピストンズ攻略の糸口が
できます。前半はまさにそのパターンだっただけに、後半のスローペースに
なったときの守備力と相手の上を行くインサイドがあれば、勝てたかも
知れません。
MCI Center,
Washington, D.C.
Attendance: 16,843
FINAL 1 2 3 4 T
Pistons 25 27 18 35 105
Wizards 25 22 28 21 96
ジョーダンがいたときは、ウィザーズばかり
放送されちょっと鼻についたりしましたが、
ちょっと見ていない間に全く違うチームになって
いました。ジョーダン加入でも果たせなかった
プレーオフ進出も間違いない位置です。
活きのいいウィザーズとディフェンディングチャンピオンの
ピストンズですから、当然見ごたえがありました。
まず、アリーナスがどんなプレーをするのか興味がありました。
しかし、いきなりウィザーズがリードを奪い、リズムに乗り
その早いリズムと攻撃的スタイルが、ありがちなただの打ち合い
でなく、相手の手の内を研究してこうなったという形が
できているところにびっくりしました。
しかし、ピストンズはまったく慌てることなく淡々とそれを
受けて立ち、クウォーターの最後には完全に追いつきました。
ウィザーズが好調なのは、早い展開でのカウンターと外から
の攻撃、ゾーンディフェンスやゾーンプレスと中からの攻撃
と何でもやってくる多彩で変幻自在な攻撃パターンがあります。
センターのヘイウッドの成長も見逃せません。
アリーナスだけが攻撃的ガードで、点を取り捲るという良く
あるパターンでなく、ピストンズ的にガードがリズムをつくり
フォワードで得点していくという、完全なパターンを持ちます。
時に、ピストンズのプレーが仕方なくシュートに行ったり、
攻める形でなく個人の技に頼っているのに対して、ウィザーズは
常にチーム攻撃であるところがすばらしいです。
良く見られた、フォワードが一線に並びそこからロールやバック
ドアパスなどLCLA的な攻撃が多く、さらにゾーンプレスと若い
チームにふさわしい攻撃でした。ただ、後半になり、守り合いの
展開になるとインサイドでの経験の差とWウォレスの力強さが際立ち
ました。ヘイウッドのワンノンワンなどまったくそれを苦にしない
攻めもあり、見ごたえ充分です。なかでも目立つのが、ピストンズの
ビラップスとプリンスのコンビです。この二人でリズムを作り、ハミ
に決めさせるという不動のパターンがあります。
ハミばかりが注目されますが、別にここは点取り型のフォワードで
誰でもはまります。欠かせないのは、ビラップスとプリンスのできです。
前半ウィザーズが見せたように、ウォレスがなかなかプレーをさせて
もらえない状況にさせたのは見事です。あの時見せたウォレスのいらついた
表情を久しぶりに見ました。思い通りにプレーできずに、テクニカルを
繰り返す彼に戻るかのような状況を作り出せばピストンズ攻略の糸口が
できます。前半はまさにそのパターンだっただけに、後半のスローペースに
なったときの守備力と相手の上を行くインサイドがあれば、勝てたかも
知れません。