King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

多摩蘭坂とアホロートルの世界

2009年07月01日 00時41分57秒 | 日々のこと
雨の音を聞きながら、ふと無性に聞きたくなった
『多摩蘭坂』。

ネットで検索するとすぐにビデオが検索できるいい
時代です。

今日の日経の夕刊のコラムで悪夢のSF社会という題の
ものがどうもひっかかります。

内容は至極当たり前のことを書いたもので、今更
なんだよというものです。

景気が悪くなったのは、アホロートルな社会にしたせい
じゃないぜ。

先日NHKで世界情勢を読み間違った日本というテーマで
同盟関係にスポットを当てた番組がありました。

いつの間にか世界の覇権国になっていた米国に対して
ドイツ、イタリア三国同盟でアジアの覇権を目指した
日本ですが、太平洋を挟んで対する米国がそれで日本の
拡大をただよしよしと見ているはずもなく、アジアの
大国の地位は中国に移り、現在では名実ともに中国に
経済的な地位とともに覇権を譲る形の日本となって
しまいました。

日本国民は、第二次世界大戦以降世界は平和を取り戻し
繁栄と成長の時代を築いたと思っているようですが、
歴史の流れを見れば、日露戦争、第一次世界大戦と
続く戦勝国となり、世界の五大国の一員となり、益々
中国に対する支配力を強め、他の大国からこいつは危険な
やつかもしれないと睨まれてから、頼みの日英同盟を
はずされていつしか大人の一員から外れていた日本。

米国の属国のようにして経済的な成長により、またまた
世界の表舞台に出ては見たものの、金だけ出してやつらは
なにもしねえと疎まれてやはり世界のつまはじきに会い、
またまた世界的地位も急落という事態です。

その間、米国はずっと朝鮮、ベトナム、イラン、イラク、
アフガニスタンと世界中で戦争を続けていたのです。

そうやって勝ち続けている国だけが、経済的な豊かさと
社会の繁栄を続けているという事実。

日本人はとかく、戦争もせず競争もせず、米の後ろにいて
それで世界の一等国の一員のつもりでいます。

日本の平和主義なんて誰も信じていないのです。

どこの国も移民を受け入れ、搾取と差別とによって
ようやく今の経済的な地位を守り、大量消費によって
経済の繁栄を続けることでその豊かさを示していました。

しかし、世界同時不況により、にわかにその状況も
変わりだしているのです。

日本のアニメは、世界に誇れるトップ文化であると最近は
アニメの殿堂などを作って世界に発信するといきまいて
いますが、それはちと古い情報で、日本の漫画を翻訳して
儲けるやつはもう儲けてしまい、今後も日本の水準の高い
漫画が供給されていくと見ている人は少ないのです。

そろそろ日本はただ搾り取られるだけの国という認識を
持たないと、巨大化した負債と細る金融資産に、超高齢化&
少子化という厳しい世の中を乗り切れません。

とりわけ、もはやぐずぐずと崩れ行く自民党政権をいつまでも
政権にしがみつくのでなく、本当に日本が今何をなすべきなのか
考えられる人に変わってもらいたいと思う夜の雨でした。
コメント
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