今月のブレンド

季節のブレンドは今月も発売いたします。

当初は春にふさわしいブラジルをベースにした
重厚なものにしようとしていました。

ただ、ブラジルベースのコーヒーにありがちな
万人受けするが、何かしらのインパクトがないもの
になってしまい、そんなあまたあるブレンドと同じものを
出す意味を考えてしまうのです。

おいしいブラジルならそのままでいいのです。

それに少しコロンビアを足すとかコロンビアの割合を
日によって変えるとか色々と手はあります。

瀬戸内寂聴はそのブラジルとコロンビアをちょこっと
足したものをずっと飲んでいるそうです。

じゃあ、光源氏に因んで光のブレンドとしてだそうかと
一時は思っていました。

しかし、今月はそもそもそのインパクトの部分から考え
直してみる事にしました。

桜咲く

昨日の時点で近所の桜もほぼ満開。

我が家の杏も昨日咲きました。

それなのに朝は、白く霜が降りる寒い朝です。

4月になりました。

いつものようにたいした事のない用事は沢山あり、
色々思うに任せませんが、やっていくしかありません。

新聞やネットでもやっと自粛ムードに警鐘を鳴らす
ものが現れてきました。

これからの被災地は。

自宅待機という失業者も海という職場を失った漁師も
どこから手をつけたらと言う状況です。

募金で集まった金700億をどう分配したらいいかという
新聞記事がありました。

いっそ分配しないで復興基金として、農業、漁業、工業など
津波と共に職をなくした人の復職するための資本としたら
いいのではと思います。

仮設住宅は自治体などが作るでしょう。

電気水道ガスなどのインフラも各事業者が復旧するでしょう。

ただ、車や船など会社の重要な資本を流された会社は
人が無事でもこれから仕事を復旧する事はできません。

公的支援を受けるにしても数ヶ月先で、そのための提出
書類ばかり作らされる事になります。

それまでの生活はどうするのでしょう。

新聞では、かつてこれほどまでに批判される首相や政府は
ないのではないかと思われるほどの書かれ方で、菅首相と
民主党政権は批判されています。

政治主導と言いながら、命令系統が複数あるかのような
ポストの創設や政治家の思い付の様な発言で動かされる
官僚たちの様がいやというほど書かれています。

実際、テレビで我々は福島原発への放水に警察の放水車が
投入され水が届かなかったという顛末を見ているわけで、
それがなぜ放水のプロである消防車より先に出てきたかという
お粗末を知らされるのです。

集まったお金は、是非とも今仕事を再開したい人、雇用を
維持しようとしている人、そういう人の資本として雇用を
支えるために使ってもらいたいものです。

その土地に雇用がなければ人が住み続けていく事もできない
のですから。