アイスコーヒーやら何やらでずっとできないでいた新豆のチェック。
今日は久しぶりに新豆を焼きました。
その中でもモカを数種類焼きました。
その中でも一番の味がこのホワイトキャメルでした。
イエメンのモカは、ひどい欠け豆や米粒のような子豆が混じり、
満足に焼きあがりません。
焼く前に選別していますが、それでも全く色の変わらない不良豆が
あったり、均一に色がつかずに焼いてからもまた選別が必要に
なります。
そんな手のかかる豆ですが、焼き上がりの時から香りはすばらしく、
生豆もねっとりとバターのような香りがあるのですが、それが
焼きあがるととても芳ばしいかぐわしい香りがします。
モカを愛でる言葉は沢山あり、その香りもワインのようだとか
花の香りとか言われます。
良いイエメンの豆は、確かにワインのようなかぐわしい香りが
します。
しかし、この豆はキャラメルの香りとナッツの香りでした。
濃厚でうまみに溢れていてイエメンの高級感のある気取った妖しい
香りのものではありませんでした。
ワインの香りのイエメンは大人の楽しみをしった妖しみの曲線の
先のような危険をはらんだようなどきどき感に溢れています。
ですが、この駱駝はなんともうまみに溢れて無邪気です。
同じイエメンの豆とすぐに解りますが、系統ははっきりと分かれます。
私はワインの香りの豆を探していたのですが、味は上なので複雑な
物を抱えてしまいました。
今扱っているクラッシックマタリはワインの系統ですが、もっと
うまいものがあるとずっと思っていました。
これも高い豆ですが、無理して安くしています。
それより高い豆しか今ははいっていませんし、入れても高くて
中々売れません。
はっきりとワインの香りと宣伝しても本物のワインを買う方が
いいと思うに違いありません。
本当にモカの味に心酔していておいしいモカがのみたいと常に
思っている人でも、200g2000円以上は中々だしたがらないでしょう。
ホワイトキャメルは1820円の予定。もうひとつの方は2200円以上に
なってしまうので売出しは考えてしまいました。
クラッシクモカマタリを売り切るまで出せないか。