King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

果実感の珈琲の続き

2015年08月20日 11時03分08秒 | 珈琲
この季節の楽しみの読書の話でしたが、貼り付けものが
あり、分割しました。

読書とともにこの夏の楽しみというのは様々な果実が店頭に
並ぶ季節という事です。

スイカや桃、なし葡萄と私の好物ばかりです。

昔はスイカなど山積みになって八百屋の店先に積まれていましたが、
そもそも八百屋というのが秩父にもなくなり、スーパーにも小さい
スイカばかりとなっているのが現状です。

高齢化と核家族化で大きな丸のままのスイカは今や売れないようです。

値段もかなり高くなり、道行く人がスイカを下げている光景も見れなく
なりました。

とはいえ私はスイカは大好きであり、隣のうちの畑から届いたり、
それを目安に道の駅や農産物直売所に丸のままのものを買いに走ったり
します。

農産物直売所に売られているスイカは素人の作のようないびつで
全体が緑と黒のきれいな縞模様でなく白かったり黄色い部分のある
ものですが、まあ値段がスーパーより安かったりするので我慢します。

もっと農家のやる気と奮起を促したいところです。

これは私が珈琲を並べている吉田の直売所でも感じるのですが、
値段は安いものの味や新鮮味などの一番の品質に関していつも
疑問に思うことがあるのです。

ただ自分の畑のものが現金になるから並べているというだけの
売り場なのです。

他の道の駅などでは農薬が少なく安全であることをアピールして
いたり、畑の写真やら生産者の写真とコメントがあったりとやる気を
感じるのですが、秩父の場合どこもそんなやる気は感じません。

そして、耕作放棄地が増えてそれらが太陽光発電のパネルが並ぶ
光景が増えています。

それらは色々な危機感を感じさせるものなのですが、のんびりと動く
巨大クレーンと太陽光パネルが並ぶ農地を違和感を持ってみる向きは
果たして多いのか少ないのか。

それでも秩父の恵みの夏、実りの秋はやってきます。

道には栗のイガが落ちているのを見かけます。

先日、車の中で誤って珈琲をこぼしてしまい、その甘い香りが
しばらくたちこめていましたが、これらチェーン店のコーヒーショップ
や缶コーヒーではしない香りです。

突き詰めていくとこの珈琲の持つ甘い香りとはさまざまな果実香と
同じなのです。

来月の季節のブレンドは林檎です。

この時期林檎は季節としては早いという人もいますが、果実の代表と
いうこととこの森の香りでいつもこの季節を感じる強いイメージが
私にはあり、いつも9月は林檎です。

そして、この残り少なくなった夏の思い出には現在の『夕焼け』が
似合います。
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果実感の珈琲

2015年08月20日 10時30分28秒 | 珈琲
この時期夏を楽しむことに喜びを感じ、
それもあとわずか、そこはかと感じる秋に気配に
やり残したことや楽しみ尽くしていないことを整理しだす
この頃です。

今年の異変としては、いつもなら店頭山積みの
文芸春秋がどの書店でも売り切れで手に入らない
ということです。

夏のひとつの楽しみの午後は昼寝と読書というのが
少し脅かされました。


現在ネットでも文芸春秋9月号は特装版とキンドル版しか
買えないようです。

これはお笑いタレントの受賞という事でいつも以上の売れ行きと
いうことで、その人気とは文学の質との関係など気になる問題を
はらんでいますが、その解名はもう少し先になりそうです。

というのもここ数年の夏の昼寝とともに過ごした本はロシアの古い小説
でしたが、今年は夏目漱石から『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』



に移り、この小説というか伝記が繰り返し柔道の歴史と木村が強いの
繰り返しであり、とても読むのがつらくなり出して久しぶりに買った
紙の本ながらなかなか進まなくなりつつなっているからです。

この項続く
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