King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

コロンビアあります

2015年08月29日 10時16分31秒 | 珈琲
急に寒くなってしまった雨交じりの朝です。

爆発やらケーブル火災やら不穏なことが多いこのごろですが、
そんな時は身の回りのこととか身の回りの物とか整理して
ちょっと見直しをすることが大事かもしれません。

矢鱈と乱高下する株式相場同様、コーヒー相場も上がり続けて
いたものが落ち着きを見せつつあります。ただ、高止まりした
ともいえものによっては二倍になった物もあり、それが高値安定
してしまったという大変売りづらい状況は続きます。

というのも元値が倍になったからといって売値も倍にできないと
いう単純な事情に寄ります。

デフレ脱却という事で、日常品ほど値上げしていいような異様な
雰囲気が今年早々はありましたが、嗜好品の値上げは即節約に
つながってしまうということに政府関係者は思い至らないのでしょう。

節約ムードを感じとり消費が落ち込むばかりに流れてあわてて
プレミアム商品券などの経済対策をしますが、今までの経済対策が
どれも効果がないからこういう状態なのだということもまったく
顧みられません。

同じ税金のバラマキならもっと人を動かすことを考える方が景気に
刺激となります。

例えばポイントカードにポイントを付与するだけでばらまくコスト
もなく、消費をする人に直接あまねくいきわたります。

あることをするとポイントを自治体が付与すというだけでいいのです。

市内にチェックポイトを設け、そこでチェックするとポイントを
配布したり、ボランティアをするとか自治会の役員をするとか
行事に参加するとかそれらに具体的にポイントで評価して、あらゆる
ポイントに変換できる制度をつくればこれは雇用を創出したのと同じ効果が
あります。

考えれば簡単に景気刺激できるのです。

いかに無策、能無しかが解るプレミアム商品券なのです。

当店ではプレミアム商品券は使えません。

涼しくなったからというわけではありませんが、久しぶりにコロンビアの
スペシャルティを焼きました。

当店にいらっしゃる多くの方、自称コーヒー好き、コーヒーマニアの
人が言う酸味の少ないものというものの対極にあるのがスペシャルティの
豆です。

日本人の好きな豆でよく登場するマンデリンという豆をほしいという
人もその多くが酸味がないからという理由かららしいのです。

それではというので当店のマンデリンを試飲してもらうとどうやら
求めているものもしくは知っているものとは違うらしいのです。

それでも当店のものをうまいと言っていただけるので、かつての
イメージを壊しても新鮮な豆だとこうなるというものを感じて
知ってもらう大切さを感じます。

ブランドと味とか価格と味といった相関関係とか色々と正しく理解
してもらうとその人の色々なものの見方さえ変わりかねない問題を
はらんでいるだけにこれだけは実際の試飲とご自身の判断を尊重
しています。

ですから、当店では試飲してもらったからといってどうだと感想を
聞くこともありません。

自分で淹れた味は知っていますから。

当店には世界で評価されているパナマのエスメラルダゲイシャも
あるし普通のブラジルサントスNO2もコロンビアスプレモもあります。

普通に品質の良さや上質な味を感じやすいスペシャルティのものを
焼いていますが、コロンビアだけはある気になる点があり、おいそれ
とは焼けないでいました。

どの豆でも豆のスィートスポットというのがあり、その季節のベスト
のポジションと時間の経過とともにその味も変化します。

そんなブレ幅のある物を焼いて何もコメントせずに売ってしまっていいのか
という疑問が常にありました。

そして、その最たるものがコロンビアなのです。

そもそもコロンビアというのはどんな味がすると思われているので
しょうか。

それに答えられる人は当店に足繁く通う人でもそういません。

それでもたまにコロンビアが好きという人がいらっしゃいます。

多くの人が言う酸っぱくなったコーヒーのトラウマ。それを解くカギが
コロンビアかもしれません。

それとマンデリンです。

判断するのはお客様であり、私は答えを強制しませんし、
こちらからこうだという提案もしません。

普段飲んでいるコーヒーと当店の豆が違うことは誰でも感じられる
はず。

それだけでもいい経験になるはず。

そんな異体験をしてみたい方は3時までに来店ください。試飲できます。
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