King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

かぐら二日目

2016年04月27日 23時55分13秒 | スキー
日帰りで毎週かぐらに通っていた頃から
比べるとあまりに少ない滑走時間ながら、
体は長い睡眠時間と温泉にゆったりと浸かったにも
かかわらず疲れは抜けていない感じでそれでも一日滑るつもりで
かぐらに向かいます。

リフトプラスワンでランチ券込みの一日券を買い、
さてどこから滑ろうかとコースマップを見ると
チャレンジ、テクニカル、は閉鎖になっています。

つまりはメインしかもう滑れないのです。

こうなるとこぶをただひたすら一日滑る人には
一日券も必須ですが、一般的には二時間も滑れば
もう十分な感じです。

こんなコース状況ながら田代はオープンしていて
なぜなのかと考えたらやはり、あのブラシの上を
滑りたくないという人のためと混雑を分散させる
狙いしか考えられません。

この日も雪入れをして雪の通路を重機などで作って
いました。

それでもこの田代連絡コースはクローズせず、チャレンジ
などはコース整備のためと称して休止中にもかかわらず
人が入って何かしている風もなく、明らかに連休中まで
雪を持たせるためのクローズな感じです。

同様にゴンドラ下のコースも午前中は滑走禁止でこれも
温存策なのでしょう。

とまあこんな状況でいつもよりひと月は早い雪解けで
剥げ剥げのゲレンデでもまだ滑れるという状況には
ただ感謝と希少性をもってスキーヤーは平日でもたくさん
通うのです。

毎週通っていた頃はあれあのひとは先週もいたなと
顔だけの知り合いが結構いたものです。

かつてはこの時期雪山に集うのは社会不適合者のような
罪悪感めいたうしろめたさを少し背負いながらさして進歩
もしないこぶ錬をしてきました。

しかし、温泉とスキーの今では人が集中しない平日に
ゆったりと泊まり、スキーを滑るのは立派な社会貢献であり、
社会参加であると堂々と休日を満喫する気分になり山の
桜やたむしばの花を眺めるのでした。

ただ、同年代の人たちはあまり出会えずかつてはあいさつを交わした
仲間もめったに出会わずにやたらお年寄りの団体ばかりが目立ちます。

これが日本の現状なのだという強い印象を感じますが、

ディズニーリゾートに行けば多くの若者が毎日詰めかけて
いるのですから、これは休日を謳歌する年寄りとそれができる
富裕層はその年代に限られるとするのは誤りです。

そんな社会分析と休日事情に思いをはせながらもこぶ錬は
新たな局面をみます。

あるスキー雑誌にこぶでの四つの制御方法という今までの
こぶ滑りの解説とは違う切り口に興味を惹かれ読んでみました。

こぶの内側を削る制動と板の前半の制動と板を押し付けて
こぶの上側を滑る制動とこぶの頭を登る制動といってる
のですが、私がスクールなどで得た制動法やコントロール法は
この他にもあり、今シーズン感じたこととしてこの制御すると
いうアプローチもこぶ怖いとかこぶでスピードが出て滑れないと
いう概念をもつひとがいるからで、それならそのこぶの脇の
平らのところで小回りしたらどうなるかというのを今年は
やり、その結果をつかみました。

雑誌に載っていた制動方法のこぶの頭に乗り上げる抵抗を利用
するというのも私のやりたい滑りのひとつであり、これはスクール
などでは教えてくれません。

雑誌の内容やら今季つかんだことなどを検証しながらこぶを
滑るとこぶを通して滑れる時もあり、滑れたら滑れたで
満足感はなく、達成感のない滑りばかりです。

やりたいのはこぶの頭に板の後半をぶつけてパタンパタン言わせて
直線的に滑る滑りです。

今ではこれで滑り降りる人はまれで、参考になる見本もありません。

わずかな達成感と目標が常に提示されるからいつまでもスキーを
続けることになるのかもしれません。

三時前に雨が降り出して、早々に下山しました。

明日は予報は雨です。

今日も同じホテルに泊まり、あしたは雨でどう過ごそうかと
考えながら寝るのでした。
コメント
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