King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ケニアの豆に

2016年04月21日 22時32分37秒 | 珈琲
ブラジルの今の相場はかつてから比べると
下がってきたというのはうれしいことですが、
しかし、かつてのような大粒の豆がなかなか
見つからないという状況も起きています。

かなり大粒豆は希少といっていい状況です。

そしてあってもこれが高いという今までと
同じに良い豆はなかなか手に入りづらいのです。

当店ではダテーラのサンライズが欠品した代わりに
このブラジルの大粒豆を充てることにしました。

普通のサントスと飲み比べていただくとよく味の
違いが判ると思います。

ブラジルというと珈琲通と自認する人ほどちよっと
敬遠するようなところがあります。

ところが、当店では一番安いブラジルサントスを
こよなく愛する珈琲通は実は多いのです。

軽いとかあまり特徴がないという印象を持つ人も
いますが、これが少し違うんだというのが解っている人ですね。

当店でもともとスペシャルティの豆の値段の高さとは
何に起因するのかという個人的興味からいろいろの見比べる
というところが根底にあり、その結果からつかんだものの
還元である安くてうまい豆の提供も重要課題ととらえそれに
応えてきたと自負するところもあり、昨今の豆の値上がりと
品薄は本当に頭が痛いところなのです。

そこに来てグアテマラとかニカラグアのバカマラとか
ひとつの成果も示せたところですが、今回はまた
かつては1600円以下の豆はないかのような高値安定の
ケニアに安いものを見つけました。

当店でもかつて売っていたケニアカラティナがちょっと
ランク下のものをだしてこれが普通なら買わないのですが、
このランク下になった原因がいわいるサイズ問題で他の
品ではあえていわないで農園名とかコンテスト豆とか
国別のグレード表記をしないで売っていたりするのです。

つまりケニアならAAで売れないサイズの豆がなんか名を
変えないと高く売れないところをスペシャルティなんだから
というので小さい豆でも何やかやとうたって高くうるのは
散々見られたものです。

カラティナはなじみの豆であり、味の実績もあり、値段も
かつてよりは下がって手に入れました。そしてかつてはなかった
Qグレードも付いていました。

味ということでいえばイルガチェフはかつてのものより
抜群の味と香りになっています。

値段も高くなっていますが、売値は据え置きました。

各商社がこぞって特別なイルガチェフと謳うその味を
ご堪能ください。
コメント
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