King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

260万光年からの重力

2016年10月21日 14時43分31秒 | 珈琲
秋の星座として今天頂には秋の四辺形があり、
その中のアンドロメダ星雲は260万光年のかなたにあります。

しかしながら、このかなたの銀河とわが天の川銀河は40億年後に
衝突するといいます。

260万年も光の速度でかかる距離まで及ぶ重力という力はどんな
ものなのでしょうか。

なぜ、そんな遠くの銀河が引き寄せられてくるのに我々の太陽系は
同じところを回り続けるのでしょうか。

そんな単純な疑問を抱かずにはおかれない自然の不思議は尽きません。

そんな季節に思うことは色々ありますし季節を表すものも色々あるのに
秋というと柿とか栗とかが秋の味覚で寿司屋ではさんまであったり、どこ
の店でもおなじようなおもてなしと料理で芸がないことこの上ありません。

例えば秩父には多いピザの店。

秋のピザといえば大手の宅配ピザ屋ではハロウィーンのカボチャの
絵とともに宣伝していますが、ちっとも秋の感じはありません。

例えばポルチーニ茸、和名ヤマドリ茸などを入れて森のピザとか
森のパスタとか季節感をだしたり、他の店でやってないものを
出す勇気が秩父の店にはないようです。

どこもわらじかつやホルモン焼きの店ばかりなのです。

カレーにしても秋のカレーとか季節の料理を出すという意識もなく、
ただ、店で重要なのは料理の説明や食材の説明が不可欠なのだとか。

それがサービスでそれがないとブログでたたかれるといいます。

なんでも流行っているものに押し流されて自分の色が出ていない
それではそもそも料理や店の空間でのおもてなしに欠けるという根本に
思い至らないのです。

秋ならハロウィンの飾りとイベントをやり、自治体からの補助金で
いつものイベントをやるけれども何の自己主張も地域発信もない
それらは何の意味があるのでしょう。

どこでも同じ地域のイベントなんてぞっとするだけでわざわざ
行きたいとも思いません。

人間の思いとはそもそも重力なんかより非常に強いもので
独特なものではないでしょうか。

私はそう信じます。

それは例えば季節のブレンド『錦秋』を飲んで、天空のアンドロメダ星雲を
眺めて思い致し、光で260万年かかるかなたの銀河が私達に近づいてきている
という事実に思い馳せてみる。

そして、私たちはその事実について多分生きているうちにどんな変化も
ないでしょうが、何十億年先の未来まで知っているのです。

そのころ太陽はまだ燃え尽きていないのか、もはや膨張して地球は飲み込まれている
のか解りませんが、そんな先のことまで知っているということも人の可能性と
ともに実に興味深い世界とつながってるのです。

季節のブレンド好評をいただいています。

コメント
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