King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

草津二日目

2017年03月09日 23時55分58秒 | スキー

昨日は珍しく風があってもロープウェイは運行しており、
二日続けて本白根を滑れたのは初めてです。

昨日は、下でもマイナス2度で山頂はマイナス9度と
寒く、本白根には20センチ程の新雪もありました。

下は一度溶けてすが入ったような氷のゲレンデで、
昼間にはぐしょぐしょと溶けています。

この天狗の壁にこぶのラインが唯一あるのですが、
この雪質だとかなりの難易度となり、こぶ滑りの
練習にはきついところです。

ゲレンデには年寄りが目立ついつもの草津の雰囲気に
なり、あのサラサラでふかふかの雪はもはやなく、
今日は新雪斜面はもう残ってもいないのです。

しかし、私のイメージにある草津のゲレンデは
むしろこのシーズン残り少ない頃なのかもしれません。

さて、ここで今シーズンつかみかけて、もしかしたら
長年の謎やこぶ滑りについて新展開を見るかのような気付き
があり、実践してみるというそもそもの狙いがあり、
本来ならこぶラインがあるところでやるべきなのですが、
これまた急斜面でやってみないとならないこともあり、
草津にやってきました。

それに最初に書いた通り、今年の草津にはよいときに
恵まれず、満足に滑った印象がないのです。

三月に入れば冬の気圧配置もひと段落し、雪も安定し
道路事情もよくなりアクセスも楽になります。

一月のような団体で混み合うこともなくなり、やはり
一番草津の印象があるのでしょう。

ロープウェイの山頂駅の積雪により出口の階段とゲレンデが
フラットになるほどの積雪となっているのにもかかわらず
第二ロマンス横はクローズとなっていました。

一月に滑った時にはワンド状で難度が高かった本白根の壁も
また一枚パーンのようになり様子が変わっています。

この時期はコースが拡大してリフトの脇の方まで滑走可能になります。

今シーズンはこの本白根を繰り返し滑り、幻のオリオンを
滑った時にある発見をし、長年こぶについて人とどうも違う
滑り方をしているように感じてそれが何かわからなかったことも
解決できそうな気付きに対してプロの指導も仰ぎたいところで
あることは前回も書きました。

それについてはいつもこのゲレンデでのスクールの様子をみて
いるとまた今更入って一日5、6本滑るスクールに発展を望む
方が無理という気もして、それでもまた気になり、ここ数年は
買ってなかったスキー雑誌を購入してみました。

今の時期はこぶの滑り方が特集されているのです。

昨年はこぶの中の制動という書き方があり、これは今までに
ないアプローチであり惹かれましたが、私の知りたいもの
ではないのでやはり雑誌の限界を感じて買いませんでした。

今回も同様なのですが、そしてそれがどの時点がだめでそれを
やっても滑れるようにはならないだろうという練習方法が示されて
いるのに敢えて買ってしまったのはその無理な点と記事よりは
添付のDVDです。

画質は悪いもののスクールでは見られない講師の滑りを下から
横から見ることができるのでいつもの分解写真の雑誌の記事では
知りえないことも記事のわざとしているのか理解しがたい表現
なども自分なりに翻訳できてそれを試してみたいことがあり、
試しているうちに昔のモーグラーのように板を振らずに、空気椅子に
腰かけているような縮こまった格好のままちょこちょことストックを
使うあの縦滑りをやるにはそもそもエッジングに鍵があると
思ったのです。

春やなんでも矢鱈カービングといったターンの特質を求める
風潮が一時期ありにとにかくゲレンデに細いエッジ痕だけを残す滑りを
目指していましたが、もっとベタ踏みでいいのではというのが
最初の気付きのアプローチでした。

そして自問したのです。じゃなんでエッジングするの。

板を真直ぐにこぶの底を踏むことを目指してあのモーグラー滑り
になるのか。

結論から言うと緩斜面の掘れたこぶならそれでもいいだろうが
やはりすべての解決や長年の疑問の解ではないのようにも感じ
まだ本格的にこぶのみで試してないのでよくわからないものの
やっと見つけたという思いと後姿がちらっと見えたらまた遠ざかった
ような感覚が残ったのみでした。

今日の本白根の壁は固く、あの親切でふかふかの楽しかった時期と
違い求道の道場なようなかたくなな面を見せるのでした。

コメント
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