King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

保存されていた豆を

2017年03月22日 14時23分09秒 | 珈琲
今週はスキーにも行かず、春らしい日差しの中
当店から見上げる羊山には鷹が数羽舞い、ピーと 
なきごえと飛跡を見せています。

鷹より数段小さいカラスに追われているらしく
時折カラスの鳴き声と鷹らしくないあわただしい
羽根捌きでの飛び方です。

こんなうららかな日差しとあたりに漂う花の香りと
それでも時折吹き付ける風と乾燥した空気の中、やはり
思うのは草津のあの白と青の風景を思い浮かべて
あれこれ思うのでした。

ネットで見ると草津は吹雪の朝でまたロープウェイは
運休中だといいます。

次に行くときにはコブライン限定で練習してもいい
と思うので下のリフトだけでもかまいません。

そんなことをああだこうだと考えて飲んだのが
3ヶ月くらい前のクィーンスマトラです。

これが香りといい味といい素晴らしいのです。

この味を出すのに淹れ方としては是非セラミック歯の
手挽きのミルで挽いてハンドドリップで淹れてみて
ほしい豆です。



今回私が使ったのはこのミルですが、いつもは電動ミルで
まとめて挽いてしまうのですが、時間があるときにはこう
やって手の中で大事に挽いてじっくりとハンドドリップして
飲んでみるといろいろと豆が教えてくれます。

フルーツジュースやトロピカルドリンクのようなフルーティーで
フローラルなすんなりとしたのど越しと豊かな奥行を持った味の
世界がどこまでもすーと広がる目くるめく感じがたまりません。

これは新鮮な焼きたての豆でなくてもこんなに味を保っていると
いう驚きと鮮烈さと一杯の珈琲にこれだけのものがあるのかという
喜びとこの春らしい光の中でカップとともにある時間を楽しめる
のでした。
コメント
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