昨日は雨の中やってくるお客様に
試飲やら焙煎やらと慌しく過ぎて、雨の中いつもより長めの距離を
ゆっくりと走りました。
いつもより坂の多いコースで、巴川まで行って橋を渡り向こう岸の
坂を上ったり下ったりしました。
中でも桜橋から公園橋の間の坂は厳しく、三段坂となっていてそれも
一つの坂が終わったと思うと次の坂、上り切ったらまた坂とかなり
心をくじく構成になっています。
かつてはこの坂も上るのに苦労しましたが、今では坂を上るギアを手に
入れたかのように息切れすることなく登れます。
雨の中でも、走っている人に4、5人すれ違い、逆に歩いている人は
全くいませんでした。雨こそウォーキングの人は毎日外に出てその変化を
肌で感じるべきなのではと思ったりします。
最近、スペシャルティグレードの豆は売り切れが目立ち、あるのはインドネシアの
豆というのが相場で、余り今までなじみがない国などが売りに出されサンプリングの
品などもいただいたりします。
昔はよくそんなサンプルをもらっては焼いてみて味見をしてなんて繰り返しでしたが、
今ではあまり焼くこともなく水分量や欠点豆の有無のみしか見ません。
今やアマゾンでもメルカリなどでも生豆が売られておりそんなに生の豆を使う人がいるのか
不思議に思います。
コーヒー屋さんの多くが自家焙煎店になりその多くが500g以下の小規模のテスト焙煎器
だったり、電気の焙煎器だったりします。
そのくせ店にあるのは麻袋に入った豆でそんなに売れるかという疑問とともに、本当にその焙煎器で
全て焼いてその麻袋の豆を売る気かと聞きたくなります。
それはちょっと計算してみればわかることです。まあ素人をだますにはちょうど良い仕掛けであり
ディスプレイなんでしょう。
一度でもこういう小さい焙煎器での焙煎をしたことのある方なら解ると思いますが、
往々にして熱が入りやすく、安定した焙煎は望めません。釜の温度と排気が管理できない
焙煎器での豆などお客様に売れるものでしょうか。
ひどい店はいくらも見てきましたが、最近はテレビで元カフェ店長のお笑い芸人が
おいしいカフェを巡るなんて番組があり、それに出てきたのもそんな店でした。
先の見えない敵が誰なのかさえわからない状況です。
それでも味を守り、季節に飲みたい豆を提供するスタイルは続けると思います。
おいしい豆を求める人がいる限りと思います。