King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

脱力の中で

2018年06月01日 10時08分42秒 | 珈琲

月末の怒涛の忙しさから一夜明け、久しぶりに見る

青空に昨日から朝にかけ起きたことを整理してもただ

脱力感が残るだけの感じで迎えた六月です。

 

さて、今月のブレンドは『光のイディア』です。

 

秩父の魅力は色々ありますが、昨今雲海を名物のように宣伝して

いる方もいますが、そんな簡単なことではないと思います。

というのは川霧だったり、街並みだけが霧で見えなくなったり、

両端の山の頭が浮ぶ霧だったリ、山全体に霧にまみれたりと実に複雑な変化があり

それを雲海という珍しい景色が見られるところという見方をされるのは

違和感があります。

 

というより、解ってないなという感じでしょうか。

 

まあ人それぞれ魅力を見つければよいと一度は突き放してみて、

さて、それでもいつも特筆していたこの時期の夕暮れはぜひ

見ていただきたい見事なものです。

 

雲間から指す光の筋が見られ、この光景を見ていると妙に心に

落ちる心地となります。

 

観音様を描いた絵とか掛け軸とかにもこのモチーフが書かれていますが

その実物が目の前に現れるという感動の景色です。

言葉で色々説明してもそもそもその光をなんと表されてきたか調べると

光芒としか出てきません。英語ではエンジェルステップとなんとも詩的

な言葉となっています。

この光の筋を見た時の心地をイメージしたのが『光のイディア』です。

名前は昨年読んだ『騎士団長殺し』で今までの光芒からこれだと思い

変えました。

お楽しみください。

コメント
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