King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

曇り空に

2018年06月15日 10時57分36秒 | 珈琲

この突然降り出す雨の中、走り出す時に必要なのは

レインベストです。

これは水や風を弾き、なおかつ自身の発する熱や汗は吸収発散させる

という素材でなければなりません。こういうランニング衣料には必須の

もう一つの機能としてファスナーの把手に樹脂のカバーがついていないと

いけないのです。

ランニングに限らず激しい体の動きがあるスポーツ衣料品ではこのカバーは

必須で、ないと金属と金属がぶつかり走っているときにすごい気になる上に

把手が破損するのです。これは高いブランド品でも徹底されていなくて

10万以上もするスキーウェアなんかでもないことがあり、この部品のためにすぐに

着られなくなるなんてことがあります。

世の中、どんな有名な企業でもなんちゃって程度の品というのはあり、ブランドなんて

あてにならないのです。

これは何千万もする自動車でも大衆車より出来の悪いパーツを平気で使っていたりします。

結構外観とかデザインとかのこだわりにはものすごい神経と時間と努力が注がれていても

本来の基本性能を満たしていないなんて品も世にはあふれているのです。

結構そんな当たり前のことがまかり通り普通に世の中も許していたりします。

例えばバイク好きの人が良く言うのは、故障するのがバイクだといいます。

日本の乗用車に乗り継いできた身からすると朝仕事に行くのに車が動かないとなると

自分の信用にもかかわるのです。その点今まで乗ってきた日本車は朝エンジンがかからなかった

なんてことはなく、まして途中で止まってしまったこともありません。いつもの点検をしていれば

故障で修理に出したこともありません。社会人としての信用として責任ある行動をとるに

してもいつ故障するかわからないものを採用するわけにはいきません。

それに渋滞が頻発する場所ではそもそも自動車には乗れず公共交通を使用する

ようになるでしょう。このように当たり前の性能がなければわざわざお金を出して

買い求めることにはならないのです。それが高価なブランド品でも簡単に壊れて

使い物にならなかったり、すぐ買い替える羽目になるとしたら無名の安売りされた

型落ちの品にも劣るのです。

こんな値段とブランドにそぐわないものは珈琲にも普通に存在していて

高くて貧乏人を寄せ付けない珈琲が本当にうまいのかというのはかなり

疑問なものが多いのです。

珈琲程度であればいくら最高級品でも数万程度なので一生に一度の買い物

なんてことにはならないし、買えないということもないのです。

ですから、その限界値が低いことから無理なブランド品も少ないようですが、

世の中無知というより、物の価値を正しく知る人は案外少なく、売り込みのうまい人が

市場を占めて売りやすい環境を持ったところに牛耳られてしまうのです。

こんな中、安くて味の良い品をいつも気を使い買い続けるというのも努力により

可能で、うまいのに安値で放置されているというものも探せばあるのです。

当店はそんな豆ばかりで、高いCOEの豆とかコンテストで優勝豆もあるものの

普通のブラジルサントスNO2もあり、そのレギュラー品でも仕入れ時期や仕入れる

ところによりまた味が違うという経験によりより味の良いものを入れるという努力は

欠かさないことになります。相手は農産物であり、作柄なんてのはその年により

ちがうのです。

取引先の信用なんてのもブランドさえもまるきりあてにはならないのです。

届けたい味があるという自分の信念こそよりどころになるというものです。

今にも降り出しそうな空にそんなことを思いました。

 

コメント
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