BBCの康京和外相との電話インタビューが動画配信で話題になっています。
BBCのインタビュアーに激しく突っ込まれ、顔をこわばらせるもしらっと嘘を吐き続ける
その流暢な英語を聞くと今朝流れた河野外相の交代が残念に思います。彼もとても英語が
堪能でやはり外相に就く人はかくあるべきだと思います。その英国の議会は解散するか
しないかでもめています。
首相が来月EUを離脱しないのなら総選挙するしかないと議会に訴えたからです。しかし、
日本では簡単に解散が決まるのに英では議会の三分の二の賛成がないと解散できないという
システムということでそれに代わる方策も不信任案をあえて受けて放置すると解散できる
など日本と違い議会運営も首相との対峙法にも色々と策があり日本のように毎回不信任が
出されてもただの時間稼ぎでしかなかったり、何の実効性もないやり取りばかりなのに対して
選択肢がありやり取りもはっきりとしていて日本の忖度政治とは違うなあと改めて思いました。
ゲームオブスローンズの中だったか何で聞いたのか定かではありませんが、自由とはきっちりと
した規制の中でこそ自由が存在するというような表現があり、全くの完全放牧のようなのは自由
てはないというのが最近なるほどと思ったことがあります。
珈琲でいうとブラジルサントスNO2のような味は酸味も少なく、何ら突出する味もない平均的な
味ながら飲めばすぐにブラジルだという味があります。
トラジャやアンデスマウンテンのようなスペシャルティでもぶれない真っ直ぐでどちらにも振れない
味の特長というよりは岩に穿たれた切通の峠のようなものもあります。
暑さが落ち着いてくると俄然珈琲の醍醐味であるところに触れたい欲求が湧くわけですが、それが
酸味なのです。ですから季節のブレンド林檎はとてもその酸味の妙を感じ楽しむブレンドとなって
います。
昔の歌にはこの林檎の味について出てくる歌詞があるものがいくつかあり、初めて林檎という
名のブレンドに接する人もそのように反応しますが、林檎をかじっていると感じるあのイメージ
という事を思い浮かべている人は少なく、リンゴジュースのような作られた味をイメージして
いるのは明らかです。
ブラジルのチョコ味とかワインのようなモカマタリとか当店で表現している味についても人は
もっと人工的な味をイメージしているようです。それは前にしも指摘したように日本ではもはや
各家庭で出汁をとる文化もなく食事もコンビニで買ってきて済ませたり、お惣菜でしか味を知らない
人が増えまして素材本来の味などといっても季節にどんなものが出来て何を味わうべきかも知らない
という状況です。
季節を知らないこの時季にこれを味わいたいとかどこどこに行ってこんな風に吹かれたいという
感覚を持たないという不幸は唯知識の欠如から始まっていたり、自由度を感じていないためだと
いうのははっきりしています。季節の根源が月の存在であるというのは明らかですが、冬というのは
楕円の地球軌道で太陽から遠ざかるからだと思っている方も少なくありません。これは考えて
見るとすぐわかることで、南半球と北半球で季節が逆ということや赤道近くはいつも夏ということ
を合わせれば自転軸の傾きであることは知れます。その傾きこそ月の位置から来ていて海水の
干満もすべて月の影響です。
ここで一年という概念と季節という概念とのかかわりとかまた不可思議な歴史と月の暦と太陽の暦と
またその利用と歴史などは簡単には説明しえない問題も出てきますのでここらへんで終ります。
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