King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ある風景と噂

2020年07月17日 14時37分16秒 | 珈琲

先日テレビでも流れた火球のニュースは珍しいことにその後隕石がマンションの前で

発見という続報がありました。千葉県習志野市でその隕石は発見され二つの塊が画像として

みられます。2日の未明多く目撃情報とテレビニュースでも映像が出るほどの目撃率の高い

ものでしたが、まさか現物として隕石が発見されるとは13日に習志野のマンション庭にて

発見され放射能が観測され隕石とされました。これは大火球としてその時大きな音まで

したというので話題になりました。習志野隕石として登録されるそうです。海外では

隕石ハンターがいて高値で取引されるとか。でも日本ではそもそも発見されるのもまれで

完全に学術研究とされるところが日本らしいのかと思ったりしましたが、個人の敷地に落ちた場合

所有権を主張したり金にしようという人よりやはり学術研究に提供する人の方が多いというこの

現況は日本人的感覚と自由主義とでどうおりなすことなのかという気もしないでもないのです。

 

自由の国アメリカでも実は帝国主義的アメリカンファーストが普通に定着し、これは次にだれが

大統領になろうとも継承されるだろうと言います。通信事業に他国の企業を排除したり、安全保障上の

理由とは言え完全な競争原理や自由資本の保護といったものから特殊ケースが幅を利かし、これは

世界市場でも米が除外すると安定したサプライチェーンではないと他の市場でも排斥されてしまうと

いう世界の覇権にかかわる問題に直面するのです。

 

米で一番20世紀に発展した商品としてパーソナルコンピューターがありますが、アランチューリングが

開発した電子計算機がエニグマを解読し、20世紀という時代を決定づけたこのパソコンの隆盛も米で

主導して開発普及が進んだのにもかかわらず、そのハードを作る会社はことごとく潰れるかパソコン部門を

売却して撤退するに至り、設計は米でも物は世界から集められて組み立ても台湾や香港の工場という

事になっています。

 

それに比べると珈琲というのは熱帯の地から世界の消費地に送られて空気と同じように日常になくてはならない

ものながら消費地にもっと近くて安定的に供給できて質もよいものをという自国ファースト的な動きはまだありません。

というのはこのコロナウィルスの影響で世界的に消費は落ち込み相場も下がっているのに物がなくて高値になるケースも

でています。これは未だに人の力で配送作業が支配されていて人が集まらず荷が送れないという事態が発生している

のです。

 

日本でもよく聞くのは家にいて珈琲ばかり消費が進むという声ですが、レストランや外食チェーンなど大口需要が

落ちているので全体的には売り上げが伸びていません。ですが、個人の購買意欲や良い珈琲の需要は強く、

こんな時だから少しでも良いものを飲んでホッとしたいという欲求は皆抱くようです。

 

そんなせいか当店でも手ごろでよい味のブラジルが一番売れています。

 

それとやはり特別な豆というのも需要が高く、あの冬に飲んだケニアレッドマウンテンが飲みたいという声も

よく聞きます。これは来月にはまた焼きますのでお楽しみに。


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