King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ごちゃまぜ

2012年07月21日 12時17分57秒 | 珈琲
昨日は恵みの雨と涼日ということで息継ぐことが
できました。

今日も涼しくまた昼より雨が降り出しました。

これは戻り梅雨かという感じですね。

こうなればホットが普通に飲めます。

今朝飲んだのは、なんとごちゃまぜの正体不明の
ブレンドです。

先週までの多くの豆の売った後の半端を集めた
ものを飲みました。

普段はこういう溜まり方はしないのですが、なぜか
ちょびっとづつ溜まってしまったのです。

もっとめちゃくちゃな味で飲めたものではないのではと
思ったら意外にもブレンドコーヒーだなあという感じの
奥行きを感じます。

多分大手のブレンドがいつも同じ味なのと同様、いつも
色々入れすぎるとこんな感じになるのでしょう。

何か特長を表したいのなら少ないピュアストレートを
二三種ブレンドすることです。

ブラジルとかコロンビアといったところで、それは
すでに一つの畑でも色々な木が混ざったものですから
スペシャルティの何々農園の何々種というのばかり
飲みつけてこういうブレンドを飲むとまた新鮮な発見も
でてきます。

またその逆もあるでしょう。

どっちが高級でうまいとか不毛の議論です。

それぞれに感じるところがある。それが珈琲と
いう感じです。

午後は、モカマタリNO9を試験。

昨日焙煎直後は酸味も苦みも強く、懐かしい感じが
しましたが、今日はさらにその懐かしい感じが極まり
ました。

これはまさにあの学生街の喫茶店の味です。

タバコと湿った学生服のにおいとか青春の香り満載で
思わず諸々こみあげてきて懐かしいなあという感じ。

でもモカマタリというとみんな言うすっぱいという感覚は
ありません。

でも、これは懐かしい珈琲屋さんで飲んだ珈琲です。

やっぱりまだあったんだという気分がしてきました。

モカマタリはモカマタリだとしみじみと思って
しまいました。

モカ・イエメン・バーニーマタルとどう違うかというと
スペシャルティと大手のブレンドの違いと丁度同じ
対比のようで、どちらも否定も肯定も賛美も罵倒も
存在しない比べてはいけないものを同じ土俵で論じ
ようとしているそぐわない器でのワインの飲み比べ
のようであり、それでも水でさえ甘味の評価をしてきた
日本人の感性には表すことも可能という世界かと
思います。

詳しい表現はまた書きます。

学生街の喫茶店の雰囲気をもっと味わいたいので。
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