King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

巻き返しそのニ

2024年08月16日 12時03分43秒 | 珈琲
昨日は船玉祭でした。その前の日は5年ぶり開催の秩父音頭祭りでした。
若い頃は祭りだといえば必ず繰り出して意味もなく夜出歩いたものです。
今は祭りは関係なく毎日走りに出ます。
今日はあんどん祭りです。
まあ祭りだからといって何かかわった事があり、どんな展開になるかもう知れてしまい出掛けるまでもないということですが、出掛けるとすれば何らかの郷愁にかられ昔の自分に出会いたいとか懐かしさのあまりということですがまだまだ過去にすがり付く感じでもなく面白味も感じないいいおっさんになったという事実だけで何も未だに祭りだといっては出掛ける人を批判するものでもありません。
でも何でこんなに連日お祭りだらけなのか、それらは何らかの宗教行事がもとです。
ということは何かを嘘と知りつつ信じたい人々の集まりなんでしょう。
そんななかにあって、
日々の珈琲は取り分け切実でそのときの気分に寄り添ってくれる大事な相棒です。
今朝は朝から雨でこれだとさすがの私でも夜走りに行くのは躊躇します。
今朝は嫌気発酵のグアテマラです。
当店の焼き上がりのボードをみて値段も安いし、馴染みのグアテマラという名前からこの豆を選ぶ人は多いのかもしれません。しかし、これはとてもフローラルで華やかな気分に浸れるこんな雨の気が塞ぐような日にはぴったりの豆なのです。
ここのところの夜のランニングは走り出すのもぐったり暑さの籠る家から外の涼しい夜気のなかに出るのですが、なかなかスッキリ元気一杯走り出す感じにはなれず、まして後半のランペースにペースをあげてそのスピードに乗り最後までリズムよくペースを持続して気持ちよく終わるというもくろみ通りにいかずランペースも信号やら歩道の舗装の悪さや対向車のヘッドライトのハイビームやらに気持ちを削がれ段々ペースは落ちてしまい狙った心拍数を維持して終われなかったりします。
今までは走っている時にも脳内物質が出て面白さや楽しい気持ち、心地よさが走り終わっても寝るまで持続したのです。
これは甘いものや美味しいものを食べて幸福感に浸るのと同じでその心地よさから人は肥満になったり精神が不安定になったりすぐハイになる薬に頼ったりするのです。
これにランニングで脳を刺激したりスキーや温泉というご褒美効果が加わったらまた違うことになるのかもしれません。
例えば朝飲んだグアテマラも朝一杯の珈琲の幸せがずっと昼の食事まで続くのです。
そんな珈琲の魅力と走ることの魅力を知る珈琲の世界の展開に興味を抱いて遠くからも今日も雨にもかかわらずご来店いただいてありがたいなあとしみじみと珈琲の余韻と共に感じて雨を見つめるのでした。
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