King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ウエウエティナンゴとアンティグア

2021年04月21日 17時45分18秒 | 珈琲

月曜日に書いたはずの記事がどこを探してもでてきません。

どうしたのでしょう。選挙という単語をいれたからはじかれたのか

謎です。

 

最近はバスケットの練習もはじまり、土日は色々と忙しく、かなり

週明けはへとへとです。

 

四月という何かと変化の多い時期にコロナの第四波でゴールデンウィーク前に

非常事態宣言に移行するようです。

 

珈琲は実は相場的にはブラジルの豊作と世界需要の低下でものはあるのに

世界的にコンテナ不足が起きていて珈琲の値段は上がっています。

それも三月上がりまた四月に上がりという感じになっており、一番使う豆が

一番影響を受けていていつもより二割も高いのです。

 

そんなこともあり、グアテマラやインドネシアというあまり大手が扱わない

ヨーロッパの買いの入らないものを使ってきました。

グアテマラといえばスペシャルティはアンティグアだったのですが、その人気は

カップオブエクセレンスの開催以来どんどんとあがり、ブルーレイクなどの

有名品はバカ高くなってしまいました。

 

そんな中、今まではあまり入らなかったコパンやアカティナンゴなどの産地のもの

も入るようになり、値段と味で比べてもはやアンティグアは買いではなくなりました。

ここの所の豆の変化は極端に動く場合があり、今迄の概念とかイメージなどは

簡単に覆されます。フルーティーでいて深い味わいのアンティグアの豆なんてのも

今ではなかなかお目にかかれなくて、農園ものでもそんなに味が際立ったものはなく

逆にウエウエティナンゴは安くてうまいものが多く、最近はもっぱらこちらを使います。

 

いろいろ言いたいことはあるのですが、入るものをいかに味を引き出して焼くかは

今までの豆とか今までの観念が通じないとかそんなことは関係ないのです。

ブラジルなどは採算が合わないとなるとコーヒーの木など直ぐに切られてしまうのです。

現地の人にとり相場とか言われて買い取り値段は皆買い手の言いなりでそれが生活に

支障をきたせばすぐに作物転換しなくてはならないのも解ります。

 

生産者あっての珈琲産業ながら生産者の保護とか生活までは考えられていません。

それなのに消費者は名前や値段だけで珈琲を選ばされているようでなぜ

この味ならばこの値段とならないのか不思議です。

 

当店のようにスペシャルティもレギュラー品も売るところは珍しいので

よりその差を知る結果にもなるのです。

 

最近おもしろいことにドリップパックの注文がいくつかあり、それも

当店に訪れて注文していくという人もいてなぜまめでなくわざわざ

ドリップパックなのだろうと考えてしまうのでした。そもそも当店に

来るのが目的という感じで買うものは豆でなくドリップパックだけと

いうのは遠くから来て果たす目的としてははなはだ心もとない感じですが

以前試飲してドリップパックも作れるというのを聞いていてのことなので

しょう。

 

以前銘仙館のお客様が臭いにつられて当店まで来店されたことはよくあり

ましたが、それに似たことが現在の場所でも起きています。珈琲通や珈琲

好きは匂いでかぎつけてくるです。

 

 

 


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