King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ガベージタイムに現れるものNBAファイナル感想

2016年06月13日 11時16分07秒 | バスケ
カーのバスケットはあのピストンズがいきなり優勝した時の
あの感動があります。

かつてビックスリーといわれセルティックスにレイアレンと
ケビンガーネットを加えて優勝した2008年、誰もがそりゃ当然と
思い鼻じらんだなりふり構わない補強につまらないバスケットを
見せられるかと思いきや展開したのはピストンズと同じ守備を
基本とするバスケットだったのでその戦いは熱い視線に包まれ
ました。

それらと同じテイストを今回のカーのウォーリアーズにもみる
ことができるのです。

そして、ファイナル第四戦でみせた相手の得意の形で戦い、
あえて相手との差であるベンチ優位の戦力さえ封じて、なお
勝って見せるその形とは選手の足が止まった時間帯にああ
負けたというはっきりとした形で表れ終わりを知らせました。

ホームでの第一戦と二戦ではどこのチームでもやっている
トップオブザキーにローリングしながらインサイドに合わせる
形で普通にセンターも使っていましたが、第三戦にはスモール
ラインナップでボーガットはすぐに引っ込めてしまうようになり
ました。

さらに、攻めはタッチアンドゴーでゴール下に走る選手にパス
をしていたのが、ハイポストからワンツーパスに変わり、それも
小さく早く繰り返されます。

時にビハインドパスであったりトリッキーさを増してたとえ
通らなくてもそれがチームの約束のように繰り返されます。

たとえエースのカリーがべったりと執拗にファウルを受けて
抑えられてもチームとしての守りと攻めのスタイルがあるので
誰かが決められるし、ベンチメンバーの得点力も高いのです。

チームで戦うという意識がすべての選手にある証拠でしょう。

ゲーム4の最後キャバリアーズはレブロンが持ち込んでそのまま
シュートするももはや誰も飛ばず、ブロックもせずに通して
いました。

普通の二点はよしとして、淡々とハーフコートのオフェンスを
展開していきます。


もはやこのまま同じことを続ければ差を詰めることもなく負けて
しまうことを自覚した選手はもはや足を止め積極的に点を取りに
行こうとせずただレブロンだけが得点を繰り返します。

後半、主力に変わって起爆剤となるような選手もいるわけでなく
控えはまるであてにならないきゃばりアースは、今季はそれでも
ビックスリーに故障者がなく、バレジャオを放出しても残留に
成功したトリスタントンプソンの獲得に昨季は主力がそろって
なかったから勝てなかった思いをにじませ応援Tシャツにも
2016オールインとなっています。

そもそも昨季ウォーリアーズの優勝はいくつもの幸運とたまたま
全ての選手が調子よく実力を発揮できたからという分析をする
人が多く、主力さえそろえばキャバリアーズの優勝はゆるがないと
いう思いをする人が多かったようです。

私はその思想と今までのレブロンを巡るチーム作りに疑問をもって
いたひとりで、今シーズン最後の方に複数の試合を休養として
レブロンが何の故障もないのにゲームを休んだのにも疑問を持って
いました。

それに引き換え執拗にマークされなかなか得点チャンスがない中
相手のマークが緩んだ後半急にギアチェンジして連続スリーを
決めてみせるというしーんがなんどのあり、その与えられた環境に
文句持たれずに結果を出す姿に今までのスター選手にないタフさを
みるのでした。

そしてチームもサンダーに一勝三敗と負いこもれても逆転して
カンファレンスファイナルを制するという力につながっています。

さて、こうなるとファイナルMVPは誰がとるのか。

そんなことを思いつ次の試合を楽しみにしています。

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