King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

初彼岸

2019年09月18日 09時40分37秒 | 珈琲

昨日は三十度を超えて暑い日でしたが、今日は涼しい風が吹き24度しかありません。

 

これは夜になると涼しさは増し、昨日の夜も今までより走りやすく、でもかといって寝付き易いかと

いうと微妙な暑さがありまだ布団をかぶって乗るわけにいかずという最も体調を崩しやすい状況です。

 

それでも私は一度寝てしまうと昨日は一度も起きずに朝を迎えるという理想の睡眠でした。これが

何度も起きるようだと夢を見たりなかなか休めないのです。最近見る夢はかなり複雑なもの

でこれはすごい込み入ってよくそんなこと考えたなあというようなもので書き留めておくと実にその

まま出版して世に問いたいような物語です。

 

しかし、それは目覚めとともに不確かな内容になり前後の脈略も不確かになりなんとも幻の様相を

呈して来るのです。

 

さて、昨日小鹿野に拡大した豚コレラですが、どうやら昨年岐阜に端を発した豚コレラがどうやら

首都圏に達したというのが今回の秩父で発見という事らしいです。当然隣接の群馬などはイノシシの

防御柵やらワクチン接種やらと警戒と対策に努力しているようです。それではコレラ菌はどこから

来たのかというとモンゴル由来で中国人が菌を持ち込んだという見方が有力です。ワクチン接種は

有効ながらそれをすると国際認定の清浄国から外れてしまうので簡単に使用ができないところだ

そうでそうこうしているうちに首都圏まで来てしまったというのが現在です。

 

まあいつもながら対応が遅いという事になるのでしょう。

 

台風15号の復旧の遅れなどもとかく行政の対応とか県知事の対応がいわれていますが、そんなことより

今起きたことをよく記録しておき、どんな対応をしたかです。そして検証を後からやりどうしたらこれから

増える災害に対応できるかを準備していくことなのです。

 

環境大臣に任命された組閣の目玉の小泉大臣は翌日福島県知事と面会していました。その後、千葉の被災地を

訪れ市長と面談とその時のニュース映像で語られたことも国の援助を要請され、解りましたと答えた映像で

した。

 

今の日本の問題は都合の悪い資料は改竄や紛失という悪しき恒例で公文書なんて実に頼りない存在です。

他の先進国ではその文書は厳重に保管され期間が過ぎれば公開もされます。そんな文書から明らかになる

事が多く、新たな発見とされます。日本も行政の判断や政治の在り方として後に検証可能で現政に生かせる

記録とすべきです。

 

その時の首長の指示や対応の遅ればかりを指摘したりあげつらったりするのでは韓国の政治と同じです。

その時の遅れはなぜ起きたのかを検証し、次に生かせないと意味がないのです。

 

例えばビールとは装置産業で大手のビール業者の寡占状態でそのガリバーとしてキリンビールがあり

そういうトップ企業は一度築いた地位は簡単に覆らないといわれていました。しかし、バブル期に

あったそういう状況も産業ごとに事情は違いより寡占化が進んで統廃合が起きた産業やまさかの地位

逆転が起きた業種と様々なのです。

 

ビール首位のキリンはガリバーでその地位は揺るがないものとされていました。それがアサヒスーパードライの

登場でアサヒが逆転し、名門サッポロに至っては最下位になってしまいました。寡占状態という事で新規参入が

難しいとされていましたが、今ではご当地ビールブームで年々極小ブランドは増えている状況なのです。

 

この様に昔教科書で教わった産業構造も学者の見立てと現実という混沌の世界では違うようで、電気業界

なども官製談合の既成業態を誰が今のような自由化を予想できたでしょうか。それもあの大震災と民主党政権が

あったからで、もしそのどちらか一方がなければまた違った地図となっていたでしょう。日本の既得権益と

岩盤規制を崩すのは容易ではなく、そういうものは変わらないと教わりながら現実はまさかとおもうような

事が現実となり誰もが予想しない企業が現れたりするのが現実なのです。

 

過去からの流れとか日本人のアイデンティティなどといいつつ現実社会はドラステックに変化するのです。

 

トラディショナルとか古くて正統なものが生き残るなどというのは幻想で何が起こるのか誰が生き残るのか

何て実は誰も予測できないのです。

 

となればその時代の流れに流されつつ生きていくしかないのかもしれません。

 

そんな事を思うこの頃ですが、古い因習というか風習はなかなかなくならず、先月の新盆につづき今度の週末は

初彼岸というものに出なくてはならないと言います。

 

まだ多くの親戚が生きていますが、今後私が出るであろう初彼岸は今回が最後だろうというので行こうとは

思いますが、なんとも釈然としないものも去来します。人の心とはそんなものの集合体なのです。合理的とか

科学的という説明が成り立たない世界もあると理解するしかありません。

 

 


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