もはや感染危険地域は西に飛び火し、東京より大阪の方が感染者が
上回る事態となり、第四波は確定のようです。
昨日見たアマゾンビデオは『スーパーサイズミー』ですが、これは今から13年くらい
前の映画で当時は大変話題になり、世の中に与えた影響も強く大きかったのです。
今では悪の権化のような巨大企業も色々と新たな武装をしており、消費者はまた
愚かにも簡単に騙されているということです。おデブの国はアメリカだけではなく
今や世界に広がり、料理をしない人や全て外食やコンビニ食という人も珍しくは
なくなった現代です。そこにあるものは格差と貧困ですが、さらにそれにコロナが
重なったのが今でより人々は新しい知見が求められています。
そこに一番通じる一番弱い人や影響を受ける人の行動が重要なのですが、秩父では
市長選と市議会の補欠選挙がはじまりまさにそれが問われている状況です。
さて、居酒屋や夜の店の営業が再開され春らしい暖かい日や花も咲き開放的な雰囲気に
なってきて聞かれるのはかつて代議士が夜の街に出ていたとか官僚や役人が送別会で
感染していたというニュースです。この一連のニュースは代議士とか役人はそんなに
愚かなのかというものですが、私はそれ以上に感じたのは新しい生活様式とかリモート
会議やテレワークなどが導入され新しいつながりや試みが言われる中、それでも送別会を
開いて送ってやりたかったという感情問題です。
新しい生活様式といってもやはり人の心のつながりとか根底にあるものは変わらず
なくせないものと変化しないものなのだということです。
アメリカ人の三分の二は肥満で子供の70%も肥満だといいます。その諸元の根源が
ファーストフードで安くてでかくてどこにでもあるということでそれは世界にひろがって
います。経済学ということでいうと参入が難しかったり規制が強い業界で巨大企業が
寡占しているような業態では競争原理が働かず、巨大企業による労働者と消費者の搾取が
起きます。そして貧富の差の格差拡大が現代の問題としてクローズアップされています。
しかし、通貨が発明されて以来それは最初からあった問題でそれらを解消する手立ても
考えられてきました。それなのに貧困は拡大し、貧しい人はずっと貧しく虐げられた人は
なくならないという現実はどうしたものなのでしょうか。
珈琲の世界で言うとアフリカ最大の産地のエチオピアでも生産者には厳しい状況だといいます。
10K1ドル以下の買取価格というのが全く相場や生産品質にかかわりなく、買い手の言い値で
決まっているのだと言います。以前あった協定価格は破棄され低いままで放置されたいうのですが、
これなど私にすれば不思議な話で、エチオピアとかイエメンなど200g2000円以上しますが、
有名産地やモカと名が付けば値段が上がる傾向とその質の広さに直面します。粗悪な豆も
あり安いのもあるのですが、ハンドピックして焙煎するまでに選別すれば結局安く買った
豆もその手間と時間を考慮すれば決して安くなく消費者が手にするまでに結局今の値段に
なるわけですが、それは他の産地からすれば高いのです。
これだけグローバル化がすすみ輸送や配送システムが効率化されていても複雑な力関係とか国と
国の関係とか余計なシステムが絡み品質並みの正当な値段とはいかないのが事を複雑にしています。
そんなものを飛び越えて産地と消費者を近くできないかということはよく聞く話でその活動をして
いる話やフェアトレードなどの品も見かけますが、こと味に関してはどれもプラスにはなっていない
といつも感じます。フェアトレードなら味は二の次というのは当たり前でまずやっている人の意識も
変えないとこの点は難しいかなという感じです。
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