映画に限らずですが柳の下の三びきのドジョウではないですが、ヒット作が出ると続編が現れるのは世の常です。
しかし、商業主義の宿命で必ずしも計画された続編が全て世に出るものでもありません。
映画『プロメテウス』の続編『エイリアンコヴェナント』リドリースコット監督をアマゾンで見ました。劇場でも見ています。しかし、この後の作品が作られないらしいのは最近知りました。それはアマゾンでプロメテウスをみて知ったのです。当時の自分のブログをみたりしてこの映画をみたことを思い出すと非常に残念です。しかし、なぜ繰り返し同じ映画をとるのかという気もするのです。エイリアン4までヒットシリーズを続けそれをまた主役を変えて3部作を作るはずが作れなくなってしまったというのはファンとしてはつらいものがあります。しかし、その後もリドリースコットは映画を作り続け、『ハウスオブグッチ』『最後の決闘裁判』などを作り、同じく結果は芳しくないのです。たがそれらは私は劇場でなくアマゾンでみましたがなかなか見ごたえや考えることがある映画でした。劇場でこけるとすぐネットにおりてくるのでますます劇場でみる人は少なくなるという繰り返しのような感じです。それでもリドリースコットにはオファーがなくなることなく映画を作っています。弟のトニースコットは2012年自殺したと当時ニュースになりました。リドリースコットの名が出るとすぐトニースコットの名も浮かんだものでしたがなくなってからトニーの名もあげる人もなく最近では思い出すのも時間がかかるようになってしまいました。
それと同様にジェームスキャメロンのターミネーターもシュワルッネッガーとリンダハミルトンが出演しジェームスキャメロンが製作に加わるという正統派ターミネイター2の続編という触れ込みで作られましたがこれも大こけし続編も作られないことになったらしいです。これもアマゾンでみましたが、こちらは見ている間何でまた同じようなことやる必要がと思わずにはいられませんでした。最初のターミネーターは機械が未来からやってきてその未来をただすというストーリーと続編の意外性や機械が進歩して液体金属のターミネーターとその都度驚かされたり面白さがありましたが、今回の新作ではなにも目新しさもないばかりかなんで未来から狙われるのかが解っても新しさや意外性もなく、ただロボットが未来から殺しに来るというバカらしさを超えることができないのです。というのはターミネイターを始末して世界を救って終末やら核戦争は回避されたのにスカイネットは作られなかったのに未来ではAIが反乱を起こし人間が生き残りのために殺し合い物資を奪い合う世界になり、それを人々を協調し、軍備化しAIに立ち向かうリーダーが現れたというのですがそうなるともう過去に戻ってそのリーダーになる人間を殺さなくってもAIには人類だけ殺す方法はいくらでもあるのです。そう思ってしまうと過去に戻らないといけない必然が生ぜず、まったく物語のむちゃくちゃ設定を鵜呑みにできないというか物語に乗り込めないのです。そもそもターミネーターでは核戦争を起こすというところがSFの金字塔として核兵器による終末という差し迫った近未来がありそれが世の中実際にAIの進化がありAIの作るフェイクニュースやフェイク映像が作られ新型コロナウィルスのパンデミックを経験した人類に未来のAIが反乱軍のリーダーを殺しに来るという回りくどい必要をまったく感じないのです。同じようにターミネーターを知らない世代にこの映画は受け入れられず続編も作られないらしいです。一方ドラマのエレクトリックドリームでは完璧なAIの自動工場では消費者がいなくなってしまった近未来がテーマでするとAIは消費者を作ってしまうというものでした。これは今までにないSFで新しさを感じました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます