金木犀、薔薇、白木蓮

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NHK大河「平清盛」レビュー③

2012-01-22 20:47:46 | NHK大河「平清盛」レビュー
【第3話のあらすじ】

西海で郎党たちとともに海賊と戦っていた清盛は、
賊と間違われてとらえられ、都に送られる。
父・忠盛が手を回し、釈放された清盛は、
源氏の御曹司である義朝に声をかけられ
競べ馬での勝負をふっかけられるが、相手にしない。
その頃、義朝の父・為義は、義朝を北面の武士に
取り立ててくれるよう上皇の近臣に働きかけていたが、
鳥羽上皇は白河院に仕えていた平氏の忠誠心を試すため、
義朝ではなく清盛を北面の武士に取り立てようとしていた。
それを聞かされた義朝は、
「王家の犬になりたくないから、北面の武士にはならない」
という清盛に対し、「甘やかされた御曹司だ」と言い捨てる。
清盛は牢を破り、検非違使に捕まっていた郎党たちを助け出すが、
郎党たちは再び検非違使に捕えられ、火の粉は平氏一門に降りかかる。
自ら責めを負うという清盛は、
平氏一門に守られている自分の立場を理解しない甘さを
忠盛に叱責され、邸を飛び出した。
その後、義朝のもとに現れ、競べ馬の勝負に持ち込んだものの
負け、途中で落馬した清盛は自分の甘さを嘆く。
「武士は王家の犬ではなく、王家を守ってやっているのだ」
という義朝の言葉を聞いた清盛は、北面の武士として、
鳥羽上皇と対面するのだった。

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「画面が汚い」とか知事に言われたらしいこのドラマ、
義朝と西行というイケメン2人を投入しても薄汚い。
でも当時の武士や庶民の暮らしなんて、きっとこんな色彩だよね。


魔性の女・璋子の天然ぶりが凄まじい。
天然というか、病気かもしれないレベル。

璋子「なんで帝につらくあたるの? かわいくないの?」
鳥羽「かわいいわけねーだろ! 俺の子じゃねーし!!
   お前がじいさんと浮気してできた子じゃん!」
璋子「?? おじいさんの子なら叔父子でしょ。かわいいでしょ」

鳥羽上皇がキレてる理由がさっぱり理解できていないらしい璋子。
常識的な感情が理解できない様子。
会話も成立しないよね。怖すぎる


相変わらず反抗期まっさかり、暴れて父ちゃんに
迷惑をかけまくっている清盛。
義朝に甘ったれ呼ばわりされたあげく、
ついに父ちゃんからガツンと叱られ、泣いて邸から飛び出す。
ほんと子供だな……。
(しかし、叔父さんの忠正は大人げなさすぎ)
そのうえ義朝との勝負の途中で落馬して、
「俺は弱い男だ~」とかいって泣き出す始末。
まだ義朝とそんなに親しくないよね? 
そんないきなり自己開示されても困るよ……と
思って見ていたのだけど、なんか、最後はライバルとして
心を通い合わせちゃった、みたいなムード。
なんか、見てて恥ずかしかったよ。
コメント (2)
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